【空蝉1-1】寝られたまはぬままに
【古文】
寝られたまはぬままには、「我は、かく人に憎まれてもならはぬを、今宵なむ、初めて憂しと世を思ひ知りぬれば、恥づかしくて、
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【源氏物語イラスト訳】
寝られたまはぬままには、
「我は、かく人に憎まれてもならはぬを、
訳)「私は、このように人に嫌われるような習慣もついていないのに、
今宵なむ、初めて憂しと世を思ひ知りぬれば、
訳)今晩、初めて辛いと男女の仲を思い知ったので、
恥づかしくて、
訳)気恥ずかしくて、
【古文】
寝られたまはぬままには、「我は、かく人に憎まれてもならはぬを、今宵なむ、初めて憂しと世を思ひ知りぬれば、恥づかしくて、
【訳】
おやすみになることができ ないままに、「私は、このように人に嫌われるような習慣もついていないのに、今晩、初めて辛いと男女の仲を思い知ったので、気恥ずかしくて、
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■【寝】
■【られ】
■【たまふ】
■【ぬ】
■【ままに】
※【まま】
※【に】
■【は】
■【我】
■【は】
■【かく】
■【人】
■【に】
■【憎(にく)む】
■【れ】
■【て】
■【も】
■【ならふ】
■【ぬ】
■【を】
■【今宵(こよひ)】
■【初めて】
■【憂し(うし)】
■【と】
■【世(よ)】
■【を】
■【思ひ知る】
■【ぬれ】
■【ば】
■【恥づかし】
■【て】
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☆本日の『源氏物語』☆
さあ!第3帖「空蝉(うつせみ)」の巻の始まりです!
でも「帚木」の続きだったりして…
(;゚;∀;゚;)
女に振られたことのない光源氏が、
空蝉の仕打ちに憔悴しきってるんですね~;