【帚木187-3】古文単語~「かこつ」とは | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木187-3】古文単語~「かこつ」とは

今日も勉強お疲れさま~ラブラブ


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【本日の古文単語】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【女】…ここでは左馬頭の妻のこと

■【え~ぬ】…~できない不可能

■【をさむ】…落ち着かせる

■【筋(すぢ)】…気質、性分

■【~にて】…~であって

■【指(および)】…指(ゆび)

■【~て】…~て単純接続の接続助詞

■【喰ふ(くう)】…ここでは噛みつく

■【はべり】…~ます丁寧の補助動詞

■【し】…過去の助動詞「き」の連体形

■【~を】…~ので順接の接続助詞

■【おどろおどろし】…大げさである様子

■【かこつ】…不平を言う、恨み言を言う

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


今日の古語詳解は、「かこつ」について☆

では行ってみよ~♪

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かこつ」とは、「託つ」という字を当てます。

 

「託」とは、「たくす」とも読み、

自分のなすべきことを他人に任せるという語感ですよね。


 

かこつ(託つ)」も同様に、他のものに託するニュアンスのある言葉です。

 

つまり、「他人のせいにする、かこつける」というのがもとの意味です。

 

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他人のせいにするようなことをずっと言い続けると、

それは、単なる愚痴、不平になっちゃいますよね~!

(;´▽`A``


 

【かこつ(託つ)】

①他人のせいにする、かこつける

②恨みに思い愚痴を言う、不平を言う

(※『全訳古語例解辞典』小学館 より)

 

「かこつ」という言葉は、入試現代文などでも出て来ます。

ぜひこの機会に、現代語としても押さえておいてくださいね♪

 

(o^-')b

 

本日の「源氏物語」まとめ

 

■帚木187(原文)

「…女もえをさめぬ筋にて、指ひとつを引き寄せて喰ひてはべりしを、おどろおどろしくかこちて、…」

     アップ

自力での現代語訳が難しい場合は、

下のリンクも復習してね♪

 

【帚木187-1】イラスト訳

【帚木187-2】イラスト解釈

 

 

本日の古語~過去記事リンク~

え~ず(陳述)

「ぬ」の識別

すぢ(筋)

て(接続助詞)

はべり

し(識別)

を(助詞)  を②

おどろおどろし

(※その他重要古語一覧はこちら

 

あいでしたラブラブ