【桐壺5-③】陳述の副詞
お帰りなさい あいです。
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【今日の重要古語】
■ 飽かず
■ あはれ
■ 思ほす
■ え…ず
■ ためし
■ ぬべし
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「え・・・・・・ず」というふうに、文の中で、離れた位置にあって
呼応するものがあります。
見分け方は、慣れていくしかないっ!!
さあ!あなたは、見つけられますか?
EX1.山にもえ行かず。
EX2.川にはえ入らずして、
EX3.随身もえさぶらはせたまはざりしを、
もえ…∑(゚Д゚!)?
う~ん(-"-;A。。。
なんか、平仮名ばかり入ってきて、わかりにくいですね;
でも。。。
EX1.山にもえ行かず。
EX2.川にはえ入らずして、
EX3.随身もえさぶらはせたまはざりしを、
「え」という部分に、ピーンと目が反応するようになれば、
陳述の副詞はコワくない!
いろんな古文に接して、訓練しておいてくださいね♪
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ちなみに、「え・・・・ず」以外にも、
「つゆ…ず」「さらに…ず」「をさをさ…ず」「よも…まじ」など、
このような陳述表現は、古文には、よ~く出てきます。
『源氏物語』にも、かなり登場しますので、その都度、覚えていってくださいね(b^-゜)
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【今回の重要古語の答え合わせ】
■ 飽かず…満足できない
(良い意味)…この上なく
(悪い意味)…不満である
■ あはれ…しみじみとした情趣
(良い意味)…愛おしい・すばらしい
(悪い意味)…悲しい・苦しい
■ 思ほす…お思いになる
■ え~~ず…~できない
■ ためし…例
■ ぬべし…きっと~だろう
【原文】
いよいよあかずあはれなるものに思ほして、人のそしりをもえ憚(はばか)らせたまはず、世のためしにもなりぬべき御もてなしなり。
原文とも照らし合わせて、覚えていってくださいね♪
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それでは。おつかれさまでした
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