こんばんは
あいです。
重要古語一覧はこちら !
ぜひ毎日の勉強にご活用下さい♪
さて。
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《今回の重要古語》
■【怨ず(ゑんず)サ変】…恨み言をいう
■【已然形+ば】…~すると、~ので(順接)
■【やむごとなし】…重々しい、大切な、高貴な
■【せちに(切に)】…ひたすら、いちずに
■【たまふ】…~なさる(尊敬の補助動詞)
■【べき】…当然・義務の助動詞「べし」の連体形
■【かやうに】…このように
■【おほぞうなり】…大ざっぱである
■【御厨子(みづし)】…置き戸棚の尊敬語
■【うち~】…なんとなく~(語調をととのえる接頭語)
■【置き散らす】…置き散らかしてある
■【べく】…推量の助動詞「べし」の連用形
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今日は、「やむごとなし」の意味です☆
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源氏物語の冒頭 から、何度も登場してきたこの言葉☆
しょっちゅう古文に登場する古語で、
受験なんかでは必ず知っておくべき単語の一つです。
まだ重要古語として説明しなかったようなので、
今日は取り出して説明しますね♪
(o^-')b
「やむごとなし」は、「止む事無し」という漢字を当て、
止める(捨て去る)ことができない、というのが、もとの意となります。
なぜ捨てておけないのか?
その事情によって、様々な意味になります☆
【やむごとなし】
①捨てておけない、よんどころない
②すぐれている、並々でない
③重々しい、尊ぶべきである

「やむごとなし」
=のっぴきならない、よんどころない、捨てておけない

「やむごとなし」
=貴重だ、重々しい、大切だ

「やむごとなし」
=高貴だ、尊ぶべきだ、すばらしい
「やむごとなき際(身分のお方)」というふうに用いられ、
プラスイメージの、「高貴な、尊い」という意味になることが多い言葉ですが、
上のイラストとともに、
文脈によって、プラスにもマイナスにも使い分けられるようにしておきたいですね♪
(o^-')b
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や他の重要語句を復習してね♪
↓
【今日の源氏物語】
と怨ずれば、やむごとなくせちに隠したまふべきなどは、かやうにおほぞうなる御厨子などにうち置き散らしたまふべくもあらず、…
■【帚木24-①】イラスト訳
■【帚木24-②】イラスト解釈
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☆その他の重要古語☆
■せちに(切に)
■べし① べし② べし③
■づし(厨子)
■たまふ
※重要古語一覧はこちら
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あいでした