163【敬語の代わりに「ユーフェミズム」】 | たった2分で上達する英語レッスン集 :: 英会話・TOEIC・ビジネス英語にも役立つ

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渡米10年、NJ州立大卒、外資系2社、現在バイリンガルサポートを個人展開中のフリーランサーがつづる、短編イングリッシュ特集

英語には日本語のような
確立した敬語はないですが
「ユーフェミズム」
はあります

"euphemism"
という言葉を知っていますか?

接頭語の
"eu"
「良い」、「正しい」
という意味があります

例:
eulogy (死者に捧げる賛辞)
euphoria (幸福感)
euthanasia (医師による安楽死)

"euphemism"
「ある語をよりよく言った語」
「直接な表現するのを避けるための語」
です

例えば
誰かが 「死んだ」
というより 「亡くなられた」

"died" > "passed away"

と言った具合です

その他にも
よく言い換えられる
ものの例を書いておきます

God > Gosh (神)
damn > darn (ちくしょう、ののしる)
hell > heck (地獄)
unemployed > job seekers (無職の人)
blind > visually impaired (目の見えない人)
fire > lay off (解雇する)
fat > overweight (デブ)

ただし
英語でいう
「ユーフェミズム」
人それぞれ解釈の
差があります

ほとんどの人が同意して
"euphemism" を使う語もあれば

「それは別に普通に言っても
 いいんじゃないの?」
と使い過ぎと感じる語もあります

その手のディベートで
特によく聞くのが

"God damn it." vs "Gosh darn it."
"Oh my god." vs "Oh my gosh."
"What the hell?" vs "What the heck?"

などです。

つまり
"God", "damn", "hell"
ですが

キリスト教の信仰深い人は
これらの "euphemisms"
を使う傾向があるようです

これらの語に対して必ず
"euphemisms" を使う人は
その人のマナーなどもみて
信仰深い人かなと思ったりもします

これからは
"euphemisms"
にも意識して
英語の勉強をしていってください

-1ppei

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