はじめての 海外遠征 バンクーバー~第41回バンクーバーマラソン完走記第3部の10 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(10)GOOD JOB RUNNERS!!!!!


 いちおう手元のラップを記していくと、35kmは7分37秒、36kmは6分19秒でしたが、37kmは2分45秒でした。とんでもないラップです(笑)。


 応援の数が少ないSeawallですが、こうした演奏をして応援してくれる場所はあちこちにありました。


Road to SAROMAN BLUE-35.9km 演奏

Road to SAROMAN BLUE-37.5km 演奏

 走る前は単調で飽きるのではないかと心配していたSeawallでしたが、思っていたよりも景色が変化し、こうしてさまざまな工夫を凝らして応援してもらえるおかげで、まったく飽きることはありませんでした。


 のんびりとキョロキョロしながら走っていたおかげで発見できたのがこれです。


Road to SAROMAN BLUE-37.9km ウェットスーツを着た少女

 多分38km前後の地点だろうと思いますが、一見すると人魚像ですが・・・。


 足があります(笑)。これはウェットスーツを着た少女の像だそうな。事前に知識を得ていたからわかりましたが、思っていた以上にSeawallから離れていて小さく見えますから、もしも知らずに走っていたら人魚像だと思い込んでいたかもしれません。


 それにしても、どうしてもっと目立つようにSeawallの近くに作っていないのか、その理由はわかりません。


 このあたり、私はあるものを探してキョロキョロしながら走っていました。少女像を過ぎて間もなく、私は目的のものを発見しました。それを見るために、私はコースアウトをして、公道を横切っていきました。それがこれです。


Road to SAROMAN BLUE-38.3km トーテムポール広場

 スタンレーパークといえば外せないと思っていたもののひとつがここ、トーテムポール広場です。スタンレーパークまで来て見ないわけにはいきません。公道を横断しなきゃならないとまでは思っていませんでしたが、私は迷わず立ち寄りました。


 広場には多くの観光客がいて、ナンバーカードをつけて突然現れた闖入者を怪訝そうな目で見つめていましたが・・・。度胸がなかったので“Could you take my picture?”と聞くことはできませんでした。


 さすがにゆっくり観光することはできず、写真を撮るだけでコースに復帰しました。


 その先は、コースがとんでもなく狭くなります。おいおい、本当にここがマラソンコースなの?という狭さです。もしもここを数名のトップ集団が走るとしたら大変なことになるのではないか?と心配になるほどでした。


 最も狭かったのがここ、Brockton Pointの紅白の灯台です。なんともすごいコースですね。Running Smile Vancouverの皆さんが新たなコースを聞いて驚いたというのがよくわかります。


Road to SAROMAN BLUE-38.7km ブロックトンポイントの灯台

 Brockton Pointを過ぎると、入り江を挟んでDowntownが見えてきます。この姿を見るのを楽しみにしていたのですが、それは同時に夢のような走り旅の終りが近づいていることを告げています。なんともいえない寂しさが浮かんできました。


Road to SAROMAN BLUE-38.9km ダウンタウンが見える

 39km表示の近くにあったのがこれです。


Road to SAROMAN BLUE-39.0km ナインオクロックガン

 かつては漁をしていた人々に夜の9時を告げていた大砲なのだそうですが、現在でも毎晩午後9時になると自動で音が鳴るように設定されているとか。でも残念ながら滞在中にその音を聞くことはできませんでした。


 そのちょっと先には、いかにも陸上選手といったフォームの像があります。


Road to SAROMAN BLUE-39.1km ハリー・ジェローム

 これ、バンクーバーに到着してから入手したStanley Parkの公式ガイドの表紙にも載っていた銅像です。いったい誰の銅像でどこにあるのか気になっていました。


 像の主は、Harry Jerome。カナダの短距離選手で、かつての100m世界記録保持者だそうです。東京オリンピックの100mで銅メダルを獲得した選手で、42歳の若さで亡くなったとか。


 彼の隣からコースを見下ろすと、Downtownをバックに走るランナーたちの姿が見えて、とても美しく感じました。


Road to SAROMAN BLUE-39.2km

 もうこれが何組目の演奏でしょうか。ここにも音楽で私たちの背中を後押ししてくれる方々がいます。よく見ると、ギターケースにはGOOD JOB RUNNERS!!!!!といったメッセージも貼られていました。


Road to SAROMAN BLUE-39.3km GOOD JOB RUNNERS

 さらにこんなパフォーマンスをしながら応援してくれる人々もいます。(39.9km パフォーマンス)


Road to SAROMAN BLUE-39.9km パフォーマンス

 そして旅の終りは刻々と近づいてきました。(つづく)


 (11)Eye of the Tiger


バックナンバー


第1部 感激記(当選に 喜びよりも 狼狽し)

(1)突然の発熱

(2)思いがけないメール

(3)同行者変更

(4)お仲間エントリー

(5)国内移動手配完了

(6)オガカワラ

(7)現地での日程
(8)観光と食事


第2部 観光記(ハプニング 旅のスパイスと 言うけれど)

 Coming Soon


第3部 完走記(バンクーバー 自分の足で 観光ラン)

(1)時差ボケ

(2)時差スタート

(3)ランナーストップ

(4)上り坂

(5)University of Britishu Columbia

(6)海沿いの道へ

(7)Way to Go!

(8)Burrard Bridge

(9)Lions Gate Bridge