(7)現地での日程
順調さに欠けるトレーニングとは正反対に、旅の準備は進んでいきます。3月21日水曜日に、Ogakunのエントリー確認のメールが届きました。そこには確認書もついていて、ゼッケンピックアップの時はその確認書と顔写真付きのID(パスポートなど)を持ってくるよう書かれています。
ということは・・・。
確認書の名前の欄には、ちゃんとOgasawaraと書かれています。でもこれ、もしもOgakunが自分でエントリーしていたら、Ogakawaraになってしまったことでしょう。もちろん、パスポートとは名前が違います。となると、当然本人確認できないので、ゼッケンを受け取れなくなります。
危なかった~。あんまりヒヤヒヤさせないでくれよ・・・。たかがフリガナと思ったけど、たかがじゃなかったんですね。自分がせっかちで心配性な性格のため、Ogakunに任せず自分でエントリーしておいてよかったと、心底思いました。
3月23日には私のパスポートも交付されました。実に25年ぶりに交付されたパスポートです。前回は1度しか使わずに終わりましたが、今度は何回使うのでしょうか。ホノルル、台北、ソウル・・・最低でもあと3回は使いたいですね(笑)。
ツアー料金の残額は4月4日までとなっていましたが、ギリギリまで待っていたら忘れそうです。私のパスポートも交付されたことですし3月28日に送金して、その旨をメールで知らせるとともに、パスポートのスキャンデータを送りました。
ツアーの準備はこれでほぼ完了です。次に大会の攻略法を考えることと、観光の予定を考えようと思いました。
初めてのカナダです。初めての海外遠征です。思い出深い大会とするために、最初はしっかりとカメランをして、コースの景色をいろいろ撮ってこようと思いました。でもそれでは、不完全燃焼に終わってしまいそうです。走った充実感を得るには、カメランではなく全力で走りたいものです。神戸マラソンのとき、それは痛感しました。カメランをした前年の奈良マラソンと比べ、ガチで走った神戸マラソンの方がずっと印象的な大会となったのです。
それを考えると、せっかくの海外マラソンを満喫するためには、ガチで走ることが必須でしょう。サブフォーを目標に走ると宣言しました。
しかしながら、思うように練習が進んでいないのはこれまでも書いてきたとおりです。それに加えてコース図をじっくりと見ていくと・・・これはとんでもないコースだということが判明してきました。
コースの平面図を見ると、実に楽しそうなコースです。公園、大学、橋、海岸、そして市街地と、バンクーバー市内の様々な場所を回るワンウェイのコースです。このコースを走るだけでバンクーバー市内観光をできると言ってもよさそうなコースです。
しかし、高低図を見ると・・・。
最初は、前半で多少のアップダウンはあるが、後半はさほどでもないと思っていました。ところがこの高低図のスケールをよくよく見ると・・・多少のアップダウンどころではありません。この高低図のスケールは、0mから120mです。スタート直後にちょっとした上りがあると思って見ていたら、2km弱くらいで25mくらい上っているようです。他にも延々と60mくらい上る坂があるし、40km地点からゴールまでも30mくらい上っているようですし・・・。
これまで30回くらいフルマラソンを走ってきました。これまで走ったコースで最もアップダウンがきつかった大会というと、奈良マラソンかなぁ。でも奈良のコースよりもかなりきつそうなコースです。これは心してかからねば・・・。
サブフォーにはこだわらず、笑顔で完走することを目標にしようと思いました(弱気)。
さてもう一つの大きな課題、観光です。滞在期間中の日程は以下の通りです。
5月4日(金)
10:25 バンクーバー空港着(日本時間5日2:25)
5月5日(土)
9:00 フレンドシップラン(3km)
16:00(開場15:30) 金哲彦さんによるバンクーバーマラソン直前講習会(17:30まで)
5月6日(日)
8:00 バンクーバーマラソンスタート
16:00(開場15:30) フィニッシャーズミニパーティ(18:00まで)
5月7日(月)
10:30頃 ホテルから空港へ
13:40 バンクーバー空港発 (日本時間8日5:40頃)
5月8日(火)
15:25 成田空港着
この日程の中で効率的に観光をしなければなりません。(つづく)
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第1部 感激記(当選に 喜びよりも 狼狽し)