はじめての 海外遠征 バンクーバー(第41回バンクーバーマラソン参戦記6) | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(6)オガカワラ


 3月5日になりますと、オーバーシーズトラベルから2人分のツアーの申込書とOgakunのツアーの見積書が送られてきました。その見積もり額は13万円台。私が当選したツアーはこれにエントリーフィーを追加した額に相当するということですね、きっと。


 今年の日程は、出国はGW中ですが、帰国はGWを外れています。そのため、大会が5月1日で出国も帰国もGW中だった昨年よりもツアー料金は半額程度と言われました。おかげで持ち出しは少なく済みましたが、自分が当選したツアーの価値が昨年の半額程度かと思うとちょっと複雑でした(笑)。


 申込書の用紙をスキャンして、Ogakunに送り、必要事項を記入してこちらに送るように言いました。同時に私の分もコピーをとり、下書きをします。いきなり書くとよく間違うんですよね。


 パスポートの番号と有効期限は空白にしておきます。交付された後、オーバーシーズトラベルに連絡をすることにして。すでにパスポートを持っているOgakunにはパスポートのコピーを送るように言いました。


 3月6日の夜には、Ogakunのツアー料金の申込金30,000円を振り込みました。3月9日にはツアーと海外旅行保険の申込書を書き終え、10日の朝に投函しました。出発に向けた準備は、毎日少しずつ進んでいきます。


 申込書を書いていた3月9日に、私はOgakunに電話をして、申込みに関する話をいろいろとしていました。お仲間エントリーしたときに、仲間にメールで知らせるということでメールを送っていたのですが、その開封確認が来ていませんでした。その話をすると、案の定、彼はそのメールを開いていませんでした。


 そのメールの中のリンクには有効期限があったので、電話をしながらもう1度送りました。するとすぐに彼のもとにメールが届き、彼はそのリンクをクリックして開こうとしました。ところが、「名前が違う」とエラーが出て開けないと言います。


 「お父さん、何か間違って登録していない?」


 と言われて、慌ててエントリー内容を確認します。でも、間違っていそうなところは見当たりません。


 「あっ!」


 「どうした?」


 「お父さん、ごめん。俺だ。」


 「間違っていたのか?」


 「うん、どうしてかわからないけど、フリガナがオガカワラになってるわ」


 おいおい・・・小学生じゃあるまいし、自分の名前を間違えるなよ・・・。たかがフリガナとはいえ、その修正はPCからではできません。RUNNETに電話をしなければならないということで、時間がかかりそうです。まったく世話の焼ける息子です。


 このときはこの程度に軽く考えていました。しかしこれは「たかが」と言えるような軽い問題ではなく、重要な問題だったことが後日明らかになります。


 旅の準備が順調に進む一方で、レースに向けたトレーニングはどうかというと、これが芳しくありません。2月19日に走ったのを最後に、走らない日が続いていました。


 最大の原因は体調です。2月22日の午後からの発熱がランオフの始まりとなりました。熱が下がってからも体調はなかなか完全に戻らず、切りのいいところで3月になってからランを再開しようと考えていたのですが、3月になると路面状況が非常に悪くなってしまいました。歩道は凍ってツルツルになり、転倒して負傷するのではないかという不安が大きくなります。特に夜ランは暗いのでよけいに危なく、及び腰になってしまいました。


 よし、週末、3月3日の日中から走りだそう。そう思っていたのですが、今度は2日の夜から喉が痛くなります。3日の朝になると、喉の痛みと鼻水に悩まされるようになりました。風邪です。そしてそれがなかなか治ってくれません。


 春が近づいているようで気温は高くなり、それに伴って今度は歩道の雪がどんどん融け始めます。ぐちゃぐちゃになって1番走りづらい時期を迎えました。


 もう焦っても仕方ありません(笑)。幸い、バンクーバーマラソンに当選したおかげでモチベーションだけはたっぷりありますから、条件が整いさえすれば放っておいても走るはずです。バンクーバー前に30km走を3本こなせば、きっちりと走れるでしょう。そう開き直って考えました。


 ようやくランを再開したのは、3月10日土曜日でした。しかしランオフ期間は3週間にも及んでしまったため、走る体ではなくなってしまっています。まずはじっくりと体作りから始めなければなりませんでした。


 1週間走ったと思ったら、3月17日土曜日は札幌でamebloのグルっぽ「走る人」のちょっと遅れた新年会に参加します。ここでしこたま飲み過ぎてしまい、翌日は二日酔いでダウンしてしまいます。19日からは走ろうと思ったのですが、天候が大荒れとなり走ることができません。そして21日には職場の送別会と、またまた走れない日が続いてしまいます。ようやく23日から、またランを再開しました。


 でも3月の走行距離は100kmを超えるのがやっとで、30km走など全然できません。頭の中で描いていた調整内容にはほど遠い状況です。(つづく)


 (7)現地での日程


バックナンバー


第1部 感激記(当選に 喜びよりも 狼狽し)

(1)突然の発熱

(2)思いがけないメール

(3)同行者変更

(4)お仲間エントリー

(5)国内移動手配完了