ライオンハート ☆☆☆☆

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まったく個人的な事情だけど^^;、近年こんなにびっくり続きの本も珍しい。

なにやら世間で騒がれていた恩田陸。

ライオンハートというタイトルが、スマップのらいおんハートとだぶって、

見るたびに気になって仕方が無いので購入し。。。たけど、
え?何年か前にも同じことを考えて購入したわけ!?

ライオンハートが2冊あるし!?

(今さら驚きませんてば、こんなことでは。。。ね?^^;)


まず、文庫版の表紙をめくって。。。(汗)

恩田陸って女性だったの~!?(無知)

おんだバカな!(そんなバカな!^^;)

これには心底びっくりしちまった!

(詳しく言えば自分のバカさ加減にびっくりしたざます!)
どうも恩田陸と重松清とごっちゃりてんこ盛りになってたらしい。(滝汗)

ま、そんなこたどうでもいいや。(誤魔化笑)



さらにページを繰って、またまたびっくりしたのは、第一章「エアハート嬢の到着」の挿絵が、

切り裂きジャックの真犯人と疑われていた、ウォルター・シッカートの絵だったこと。

(関連記事:http://ameblo.jp/gutapy/entry-10015038524.html

それから、「イヴァンチッツェの思い出」には、アルフォンソ・ミュシャの絵も使われている。
(関連記事:http://ameblo.jp/gutapy/entry-10003870761.html


そりゃね、多くの本を読んでいれば、こんな偶然はよくあることですけどね。
と、また例のごとく、長すぎる前置きでした。(汗)




<いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。

会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ・・・。>


時空を超えて、何度も何度もめぐり会う男と女。

出会うたびに変化している年齢と立場。

それでもふたりは必ずめぐり遭う運命。

史実と仮想世界がすれ違いながら展開されるとても不思議な物語。

様々な時代の様々な場面の断片が、必ずどこかで繋がっている。
ミステリアスなアイデアとしては非常に面白いのだけれど、著者だけが知る結末に向かって、引き摺りまわされるのは少々疲れる。
二度読みするともっと感動が深まるのかもしれない。

ふと、萩尾望都の「ポーの一族」を連想してしまった。

映像的な美しい文章。繊細で新鮮な言葉が胸を衝く。
恩田陸の文章は魅力的だ。
美しいシーン、美しい人々、美しい話。

苦悩すらも甘美で、醜いものはなにもない。

つまり少女漫画的なのである。


時代は変わった。

嬉しい変化である。



恩田 陸
ライオンハート (新潮文庫)

SMAP, 小森田実, ZAKI, 野島伸司, 市川喜康
らいおんハート

いつも思うけど、ジャニーズ事務所の方針なのか、肖像権なのか、

ジャニタレの画像は使えないことになっているらしい。

やだねえ、ケチ臭いねえ、世知辛いねえ、辛気臭いねえ、悲しいねえ。。。

支えてくれる大衆あっての芸能事務所なのに厭らしいねえ。

さんざん儲けさせてもらっているだろうに欲深いねえ。

でも、スマップは好きだよ。(笑)



Kate Bush
Lionheart

「ライオンハート」は、この曲から、ネーミングしたとのこと。

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bellagio  ←舌塩ホテルの窓から撮れた心霊写真!?(ただの手ブレだっつの^^;)


いつもながら、ぐた夫の本棚には、手にも取りたくないような、面白そうじゃない本が並んでいる。(笑)
ところが読んでみると、かなりの確率で面白い!

と、分かっていても、やっぱりタイトルだけ見ていると、金輪際読みたくないような本ばかり(絶版書も多い)なんだよねえ^^;。


というわけで、ぐた夫蔵書を読むには勇気か気まぐれか退屈というモチベーションが必要。(笑)

(前置きと電話が長いのは、あたくしの特徴^^)


まず何故この本を読んだかというと、目次の最終章、「怪奇譚から怪奇文学へ」という最終章に気を惹かれたから。
というわけで、まず最終章から読み始めちゃったんだけど。(笑)

いやに、アルコール依存症と幻覚とか薬物とか、物騒な薀蓄が多くない?

と思ったら、著者は霊能研究者でも文学者でもなくて、精神科医だったんですね!(汗)

要約すると、この章は、なぜ怪奇文学が生まれたのかがテーマ。

怪奇文学が生まれるのは、勿論、人間の神秘に対する畏怖心や好奇心に他ならないのだけれど、何故、怪奇小説を好んで描く作家が存在するのかをテーマに、西は怪奇小説のエドガー・アラン・ポー、東は幽霊物語で有名な上田秋成を中心に、錚々たる作家連にスポットを当てている。

著者が触れている作家は次の通り。
エドガー・アラン・ポー、ホフマン、ゴーチェ、ボードレール、、ユージン・オニール、ネルバル、ノディエ、ボレル、上田秋成、森鴎外、ラフカディオ・ハーン、etc.


その豊富な文学的知識と精神医学に基づいた分析は、信じる信じないを別としても、非常に面白かった!

つまるところ、マザーコンプレックスとかエディプスコンプレックスとかの常套的なユングやフロイト式心理学説に落ち着いてしまうのだけれども、個々の作家の心理状態を非常に細かく掘り下げて書かれており、文学愛好家や怪奇文学愛好家にはヨダレものの一冊。(笑)

ちなみに、心理学用語でいう「アニマ」とは、<男性の心に内在している女性の心象>だそうで、つまり男性にとっての永遠の理想的な女性像のこと。
このアニマは潜在意識的に母親の影響が絶大なのだそうで、ほとんどの芸術作品はこのアニマが根底にあるらしい。

<母性像はその男性の同一性と深く関係しているので、男性の配偶者選択にも重大な影響を及ぼす。>

よく聞く話だけど、男性は無意識のうちに自分の母親に似た女性を妻に選ぶっていうわよねえ。(汗)
((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
ううう、あたしゃ、やっぱり、しうとめだす♪ に似ているのでしょうか。(しょっく!)

ダジャリストのあたくしとしては、アニメーションのアニメって、語源は、このアニマから来ているのかなぁなんて思ったりもして。(笑)
そういえば、ぐた夫は「ちびまる子ちゃん」が大好きなんだよなあ。(泣)
ぐた姫の理想像は、「エーズをねらえ」のお蝶夫人なんですけど、なにか?


後半へつづく  似てるちゃあ似てる?わけない。 ACE











←どうにも読みたくならない、胡散臭い表紙。(爆)

中村 希明
霊感・霊能の心理学


さくら ももこ, 川嶋 優
ちびまる子ちゃんの四字熟語教室
山本 鈴美香
エースをねらえ!全14巻セット


関連記事:(ぐた夫の本棚より)

オカルト入門
NHK「宇宙」プロジェクト 1-4
ワルチン版 大予言者

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ちょっとだけよ~♪

久々にゆっくり出来る休日の朝♪
明るい日差しの中で目覚めて、ベッドから抜け出したとき。。。
本棚の「ロスノフスキ家の娘」と目があってしまい^^;、積年の因縁対決となりました!(笑)

なんで因縁対決かというと、すごく面白かった「ケインとアベル」 の続編なので、ずっとずっと読みたかったのに、下巻しか持ってなくて(なんでだよっ!) ずっとずうううっと読めずにいたのです。(さっさと買えよっ!)

そもそもジェフリー・アーチャーは大好きな作家で、彼は買春行為などで刑務所暮らしをしたりして、スキャンダルにまみれたけど、その過程もきっちり本にして稼いでいるし、なにがあっても作家魂を忘れないし、ほんまもんのストーリーテラーだと感服しているのです。

貴重な休日の朝、こりゃヤバイな。嵌まりそうだな。
この忙しい時期にジェフリー君と遊んでいる時間はない。
しかし、彼の誘惑には抗し難い。

ううう、だめだめだめですってばぁ。
私には夫も子供も犬も居るし。。。

いけませんてばぁ!

じゃあ、ちょっとだけよ♪

なんて言いながら、本を抱えてベッドに倒れ込むあたくし♪(笑)

まず、プロローグを読んだだけで参ってしまった。
たった3ページのプロローグの中に、英国人特有のウィットに富んだアーチャーの魅力があますことなく描かれているのだ!(興味のある方は、本屋さんでプロローグだけ立ち読みしてくださいませね^^;)

内容の面白さはあたくしが保証しますけど、あらすじを紹介するのは苦手なので、内容は、アマゾンやグーグルなどで勝手に各自てめえで調べるように。(冷)

アーチャーが特に巧いなあと感じるのは、さりげない会話や情景の中に、多くの真実や謎や伏線を配しているところ。それはまるで3Dのジグソーパズルのように、見える人には見えたり、わかる人にはわかったり、また解らなくてもまったく問題なく、軽快なテンポで話は展開していくのです。

<一人の人間がこれだけの短時間でこれだけの成功をおさめられる土地は、世界中どこを捜してもないことに驚嘆した。中国人なら十代かけて手に入れれば満足するだけのものを、彼はわずか十五年足らずで手にいれたのだった。>

前作「ケインとアベル」は、ポーランド移民だったアベルの立身出世物語がメインで、一介のレストランウェイターが全世界のホテルチェーンの帝王に納まるというアメリカンドリームの話だったけれど、本書は、その一人娘フロレンティナがセレブとして、どのように育てられたかがテーマ。
(原題の「Prodigal Daughter」は放蕩娘の意もあるけれど、生まれながらに恵まれたという意味もある)


おおっと!プロローグだけのはずが、気がついたら、上巻を読みおわちっまったじゃねえか。(笑)

一般に、躾の厳しさでは世界一を誇ると言われる英国人であるアーチャーだけあって、ロスノフスキ家の娘に施される教育は見物です。また、アメリカの上流社会や政治社会を描かせたらピカイチのアーチャーですから、マクドナルドとティーシャツの国だと偏見を抱いている日本人にとって、アメリカの底深さと幅の広さに愕かされるでしょう。何といってもアメリカは歴史が浅い分だけ、まだまだヨーロッパの方に目が向いているし、今日の日本人よりもずっと保守的で伝統を重んじる社会なのです。

ま、政治経済的なことはさておいても、ジェフリーアーチャーの文学的才能(技巧)は本当に素晴らしく、その才能の素晴らしさを伝えられない自分がもどかしく、でも、きっちり伝えられたら、なにもここで感情文を書く必要もなく、とっくにプロになっているはずだしと苦笑しつつ、お門違いな出稼ぎの報酬の使いみちを考えているあたくしでした。(爆)

え?あたくしの職業?
だから極秘任務ですってば。(笑)


お呼び?
不二子フェチ倶楽部
峰不二子の謎―ルパンも知らなかった!


ジェフリー・アーチャー, 永井 淳
ロスノフスキ家の娘 (上)
ジェフリー・アーチャー, 永井 淳
ロスノフスキ家の娘 (下)

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ロートレック ☆☆☆☆

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ロートレック 印象派の代表として名高いアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックは、キャバレー・ムーラン・ルージュのポスターで一躍有名になった。


彼は退廃の画家として有名である。

美しく艶やかな娼婦の陰に隠れた欲望や退廃、疲労、貧困などをえぐり出すように描くと云われた。


1864年、フランスの名門貴族の家柄に生まれたロートレックは、子どもの頃に「ちいさな宝石」と呼ばれるほど、愛くるしい顔の男の子だった。

しかし、中学生の頃の落馬事故により、下半身の成長が止まり、上半身だけは成人の体という不幸に見舞われた。

恵まれた美貌の持ち主だけに、その姿は哀れであった。


しかし、身体の障害にもめげず、育ちの良さからくる人懐こさと明るさは周りの誰をも魅了したように見える。

その交遊は場末の歌手から娼婦、女優、詩人、若き画家たち、そして貴族と多岐にわたった。


ゴッホ、ゴーギャン、ドガを初めとする若き印象派の旗手たち。

ゾラ、ジッド、メーテルリンク、マラルメ、サラ・ベルナール...

神のいたずらなのか、時代の奇跡ともいえる史上の若き天才たちが、ロートレックと共に19世紀末のパリに集った。


その絢爛たる貧しさ。希望と失望。

この時代の芸術家たちの生き様は、印象派の名が示すとおり、光と影のコントラストが強烈である。


ロートレックには、他の画家に比べて数多くの写真が残されている。

大きな瞳に濃い髭、子どものような小さな身体は幾分ユーモラスに見えるが、実に品があり、活気に満ちて堂々としている。


肉体の不幸がロートレックを放蕩に導き、酒による中毒で精神にも異常をきたして命を縮めたといわれるが、その作品は生命力に溢れ、奇妙な明るさがある。

36歳の短い生涯を駆け抜けたロートレックの生は、きらびやかで活気に満ちていた。

☆☆☆☆

著者: マティアス アルノルト, Matthias Arnold, 真野 宏子
タイトル: アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

*残念ながら、私の所蔵している「EXPOSITION TOULOUSE-LAUTREC」

は非売品です。

 伝記はユイスマン編 発行は1968年 読売新聞社b-green

またよく見ないで買ってきちゃった。
レッドドラゴン・シナリオブックじゃね~か!
ま、いいや。どっちみち読みたかったんだから(苦笑)。

こればかりは、レッドドラゴン原作の方を買いに行く間も惜しんで、
一気読み。
いや~、アンソニー・ホプキンスさま、素敵ですね!
って、映画もまだ観てないくせに ^^;。
(基本的に原作を先に読む主義ですから~)

誰もが認めることですが、レクター博士=A・ホプキンスでしょ、やっぱり。
読んでいても彼の表情や洗練された喋り方が浮かんできます。
(最近ちょっと歳をとって、太っちゃったので、繊細さが薄れたのが残念ですが...)

個人的に「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」でクラリスに馴染めなかった私としては、主人公がグレアムの方が疲れなくて読めましたね。
これは、私が女性のせいかな。
男性が描く女性のヒロインはどうも馴染めないです。(僻み?)

原作も映画も観てないので、シナリオだけで判断するならば、
素晴らしい!の一言。

映画を観るのが怖い気がする。
私の中のイメージ以上のできばえでありますように...。



著者: トマス ハリス, Thomas Harris, Ted Tally, 高見 浩, テッド タリー
タイトル: レッド・ドラゴン―シナリオ・ブック