聖なる予言 ☆☆☆

テーマ:






たびたび、本を捜し求めることは男漁りに似ていると書いたけれども、本を読むことはお酒を飲むことにも似ている気がしてきた。

ううむ、このあたり、あたくしも随分成長発酵してきたざます^^;。

この本は、目の前にあるのになかなか手を出さないワインボトルのようなもので。
どういうわけか、この本も同じのが2冊溜まってるんだけど。(←ボトルキープか!?)

早く飲まなきゃなあと思っても、ついつい後回しになって。

時々、味見程度にちょこっと舐めてみたものの、そのまま放置。(汗)

そんな苦難を乗り越えて、やっと重い目を上げて読みだしましたわ。

<南米ペルーの森林で古代文書が発見された。そこには人生の意義に触れた深遠な知恵が記されているという。私は、なにかに導かれるようにペルー行きの飛行機に飛び乗った。偶然とは思えないさまざまな出会いのなかで、一つずつ見いだされる九つの知恵。それは、いま、人類の意識が変革されるべき時であることを告げていた…。>


スピリチュアル本としては、かなり有名らしい本なのですが、本職の作家ではないので読みにくい。


真理を求めて苦難を乗り越えながら冒険する。

というのは、欧米人が大好きなパターンなんだけど、情景描写が下手だから、どうも疲れる。

だらだらと日記のように続く文章は、小説的にも紀行文的にも面白味に欠ける。

(同じような本としては、シャーリーマクレーンのペルー行きの話のほうがとても面白かった)


それに「9つの知恵」の謎が、大変な苦労の末、都合よく順番通りに見つかるというのも、RPG並みの不自然なストーリーで。というか、RPGの方がよっぽど面白くて興奮するざますけど。(笑)

あと、これはあたくし個人のみの感想なんだけど、仏教信仰はしていないけれども、仏教国に生まれて自然に仏教の教えが身についている自分にとっては、神様(仏様)とは一身同体のような感覚がある。

つまり、神様仏様は自分の中にも自然の中にも道往く人びとの中にも、どこにでもいるような気がしているのだけど。

だから、わざわざ冒険をして危険を冒してまで探すものではないと思っちゃう。(笑)

真理を追究する場合は、瞑想とか修行とか、自分の内側に向かっていくのが仏教。

一方、西洋人の神様の場合は、崇拝の対象として自分の対極にいて、だからこそ、冒険をしてまでも探しあてなくてはならないのかしらと思う。
つまり心身ともに感覚的にどうもそぐわないので、読み下すのにとても苦労した。

で、結局究極の「9つの知恵」って何ですかって?

ううう~(汗)、それは教えるわけにゃいくまい。

真理は自分で探究するものじゃでな、ふぉっふぉっふぉっ~♪


そそそそこを何とか、お願いしますよ。




・・・・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・。


返事がない。

ただのしかばねのようだ。。。


じつはまだ読み終わってないのぢゃ!(逃)





ジェームズ レッドフィールド, James Redfield, 山川 紘矢, 山川 亜希子
聖なる予言
ジェームズ レッドフィールド, James Redfield, 山川 紘矢, 山川 亜希子
聖なる予言 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

シャーリー マクレーン, Shirley MacLaine, 山川 紘矢, 山川 亜希子
アウト・オン・ア・リム (角川文庫)
AD

SADE Lovers Rock ☆☆☆☆

テーマ:






SADEは、あたくしの青春のテーマソング♪(笑)


だいたい欧米のアーティストは(作家も含む)日本と違って、作品を濫造しない。

だからこそじっくり作られて厳選された作品が世に送り出されて名作も多いのだけど、忘れられてしまう場合だってあるのよね^^;


まあ、それはお国の業界のスタイルにも拠るのだけれど、一時期のアイドル歌手のように3ヵ月に一曲新曲発表なんていうのは浅ましすぎてうんざりする。

で、SADEの作品は寡作だし、一枚のアルバムに名曲(ヒット曲)がびっしり詰っていたしってんで、もう活動はしていないのかと思ったら、2000年にアルバムを出していたんですね!

って知ったのが数日前で、慌てて購入したんだってば。(汗) 

いやあ、あたくしって根っからののんびり屋さん♪(そういう問題かよ!?)


音楽の魅力って、本と同様に一瞬にして色々な世界に連れて行ってくれること。
久々に聴くSADEは声も変わっていないし、しっとりと大人っぽくて、やっぱり素敵♪

こんなハスキー&セクシーで憂いのある大人の女を目指していたつもりなのに、いつのまにかダミ声のオバハンになっているあたくし。(泣)


あの当時はCDなんてのが世界中探しても存在してなくて、カセットだったんざますのよ。

でも、昔のジャケットそのままのがCDになって発売されていたので、あまりに懐かしくて、それも一緒に購入。

昔読んだ名作に再会したような感動。良いものは決して古びない。

クリスマスショッピングに、SADEを聴きながら紅葉の町をドライブするあたくし。。。


ああっ!

危ねえじゃねえかっ、このガキ!

ちゃんと前を見て運転しろいっ!


って、つい地が出てしまう秋の夕暮れ。。。

いつまでたっても、SADEにはなれそうにありませんわ^^;。





Sade
Lovers Rock

シャーデー
ストロンガー・ザン・プライド
AD

捜査官ガラーノ ☆☆

テーマ:

待ちに待った!

とは言いがたい最近のコーンウェル作品ですが、出ればやっぱり買ってしまう。

ところが250ページにも満たない薄っぺらい本なので、上下巻なのかと思わずきょろきょろしてしまった^^;。

「捜査官ガラーノ」という邦題は語呂が悪くていただけないなあ。(新シリーズの宣伝も兼ねて???)

原題は「AT RISK」

この方が格好いいけど、「リスク」とかにしてしまうと、スカーペッタシリーズと紛らわしいからかしら?



新シリーズのヒーローは、ウィンストン(ウィン)・ガラーノ。

帯びにある文章は<秀麗、明敏、謎に包まれた生い立ち>

黒人の父親とイタリア人の母親を持つ美貌の混血児。

いくら美貌でも、中古のブランド物ばかりを身につけている、見栄っ張りで劣等感の塊である主人公のどこに魅力があるのか釈然としない。

まず、生い立ち不明の州警察捜査官などあり得るのかという疑問。(そんな人物を雇うわけないよね)

洒落たジョークを言うわけでもなし、性格的にも魅力がないし、まったく明敏にも感じられない。

ところが、だらだらした物語中盤になってから、取って付けたようにIQが異常に高いということが判明。(大笑)

スカーペッタとコーンウェルのエッセンスたっぷりの、美貌のパワー・ウーマン、フランス系アメリカ人のモニーク。

陰になり、ガラーノを助けるのは、母親ほどの年齢のサイクス捜査官。

仄かにガラーノに恋心を寄せるサイクスの年齢設定には無理があり、どうして若い娘にしなかったのか疑問。

今回は生活や感情の断片の寄せ集めで、散漫で手抜きというか、プロットがよく決まっていないで、その時々の気分に任せて書き上げた感が否めない。ストーリ展開も初めからコーンウェルの脳内だけで展開していたらしくて、解りにくいことこの上ない。
あとがきを読めば納得。

ニューヨークタイムスに15週間に亘り連載されていたそうだ。


今回のコーンウェル作品は特に、燃えるような正義感はあるくせに、人間としての平等という概念はまったくない。

富、名声、美貌、学歴、育ち、才能、優秀な者のみが生きる価値があるような書き方は、あまりにもあからさまで読者の共感を呼べなかった点に気がついていない。それだけ傲慢になってしまったのだ。

<心の空洞を埋めるための何かが必要なんだよね、モニーク。だから全てを手に入れたい。

権力、名声。さらなる権力。美貌。気に入った男。みんなもろいものばかり。

あなたのガラスのコレクションのように、すこしでも傷ついたり、ぐらついたりするとこわれてしまう。>


ここまで自分で言い切っているのにねえ。(笑)


鋭い感性と社会性のある作品で一躍脚光を浴びたものの、有名になればなるほど、自我が出てきて作品を私物化してしまう。よくある流行作家の末路です。

あの理知的でかっこいいコーンウェルがこんなになってしまうなんて、とても哀しい。

これじゃ、ただのオバサンの欲望と怒りの捌け口じゃん、コーンウェルさま。。。


P. コーンウェル, 相原 真理子
捜査官ガラーノ (講談社文庫)



追記:
そういえば、全盛期に書いた「女性署長ハマー」や「スズメバチの巣」もまったく面白くなかったことを思い出した。結局、スカーペッタシリーズを超える作品は出てきませんわねえ、残念ながら。
AD





開店休養しつつ、何をしていたかと申しますと、実は「ゼルダの伝説」なんざます♪(笑)


ゼルダの伝説というと、ドラクエよりもファイナルファンタジーよりも歴史は古く、あたくしの記憶では、ゼルダが史上初の本格的RPGだったのではないかと。。。

ここでちょっと調べて参ります。(走)


(*´д`*)ハァハァハァアハァ


ゼルダの伝説は1986年発売だそうです。

とにかく、あの頃は攻略本なぞ無くて、インターネットなんて洒落たもんも無かったし。(汗)

宝箱のありかとか、秘密のアイテムのゲット方法なんてのは、口コミで知るしかなかった時代。

クリアするまで、寝ても醒めても攻略方法で頭がいっぱいで(笑)、毎晩徹夜で寝不足気味でした。

あの頃、あたくしに1000円で、ダンジョンの抜け道を教えてくれた大学生のお兄ちゃんも、今じゃ某企業の部長さんだし。(笑)

そして、待ちに待った今回のDS版「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」

小さい画面とタッチペンの使用が、ちょっと不安だったんだけど、これってめちゃめちゃいいですねえ♪

何しろ持ち運びが便利だから、いつでもどこでもゲームが出来ちゃうんです!

だからどこへ行くのでも、携帯電話は忘れてもDSは忘れない!(笑)

(黒のDSは、アイシャドウのパレットみたいで時々間違えそうになるけど^^;)

心臓のペースメーカーに影響を与えるので、人ごみや病院、飛行機の中は使用禁止です。

さてさて、画面をひらけば真っ先に心を打たれるのは、セーブ画面でのオルゴール音楽とレトロなフォント。もう懐かしすぎて涙がでそうでしたわ。

内容はネタバレだから言えないけど、初めはアグリーに思えたリンクもしゃかしゃかと一生懸命に走る姿がりりしく可愛いし(情が移ってる^^)、背の高い忌野清志郎みたいなラインバックとか鈴木紗里奈みたいなジョリーンとか倖田來未 みたいな人魚とかいかりや長介みたいなお宝鑑定屋とかタカ&トシのタカみたいなゴロンちゃんとか柳原可奈子みたいなユキワロシとか、なんとも親しみがあって。(笑)

難をいえば、メニューや海図の切り替え画面が面倒でわかりにくかったけど、DS本体を利用してのゲーム攻略は画期的でとても楽しめました。


ゼルダの伝説が誕生して21年!(驚)

あたくしってちっとも成長していないんですのねえ。。。

ま、いつまでも歳をとらないってことざますわね♪(*^. ^*)オホホホ! (←根っからポジティブ)


サンタさんサンタさん、クリスマスプレゼントはWiiでいいです♪(願)







任天堂
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計

任天堂
ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣

不朽の名作♪










平成18年の年間自殺者数32155人。

いまや避けては通れない重大な社会問題である。


かといって、自殺は世相を反映しているとも言えない気がする。

自殺の理由や原因や方法がどれほど似通っていようが、それは便宜上のことで、ひとりひとりの自殺には残された我々生者にとっては計り知ることのできない重みと決断があったはずなのだから。


社会のせい、人のせい、己のせい。

何の理由で死んだかは重要ではない。

生きていればいつかは取り戻せたかもしれない過去を背負って、自ら命を絶ってしまったこと。

その事実は二度と変わらない。

自殺によって、その人の人生は永遠に凍りついたままだ。


そして、ひとりの自殺によって生まれるのは、悲しみという新たな暴力だ。

その傷は、残された人々にも深く刻まれて永遠に消えない。


自分の自殺によって生み出される効果というものを、ほとんどの自殺者は知っている。


それぞれの事情、それぞれの理由。

しかし、死を選ぶ人と選ばない人との違いは何なのだろう。


あとがきに添えられた、ジャーナリスト・大谷昭宏氏の言葉が総括する。

<本当に自殺の動機、その死の意味するところは、(註1)死に行く者にさえわからないのではないという気もする。ごく稀ではあるが、自殺者が、遺言の中に事実と異なることを認めていることもある。人は死しても嘘をつくというのではない。死を前にして、死んで行く意味をつかみかねているのだ。だとすれば、生者がなおのこと、その自殺の動機など語れるはずもないのである。>


(註1)死に行く者にさえわからないのではないという気もする。

本文では、<死に行く者にさえわからないのではないという気もする。>

というように、「か」の一文字が無い。

この一文字があるかないかで真逆の意味になってしまうのだが、前後の文脈から見ると、「か」は誤植ミスで脱落したのではないかと思われたので、勝手に付け加えさせて頂きました。




この本に挙げられた118人には、事件性のあったものや著名人の自殺が年代ごと(昭和20年~平成9年まで)に採りあげている。時代が下れば下るほど、科学捜査の不備や政治的配慮などにより、それぞれの自殺には謎も多い。

 

しかし、我々に与えられた課題は、自殺の謎を解くことではなく、なぜ自殺はいけないことなのかを考えることである。


その死に関しての描写が酷くどぎついのは、興味本位の猟奇的な描写が目的ではなく、自殺への抑止力としての著者の配慮なのだと、切に思いたい。





若一 光司
自殺者―現代日本の118人