月経のある女性は鉄欠乏
前回ご紹介したご相談へのお返事にも書きましたが月経のある女性は毎月血液を失いたとえ食生活に気をつけていてもどうしても鉄不足になるそうです。そういえば私もそうでしたが思春期にそれまでになかった不調をきたした女子は必ず鉄不足の影響も考えるべきかと思います。あと、産後もですね。鉄の1日必要量は月経のある成人女性で10.5mgとされていますがこれを食品(吸収のよいヘム鉄)で摂るとなるとおよそ鳥レバー80gとか牛ヒレ肉400gとかになります。毎日っていうのはなかなか厳しい量です。食品で積極的に摂るには肉類、そしてできるだけ赤身であることと豚よりも鶏よりも牛に多く含まれているということがポイントになります。野菜では鉄量ナンバーワンは小松菜ですが小松菜の鉄は非ヘム鉄で吸収が悪いし大きめの1わ丸ごと食べても2mgぐらいです。野菜で毎日鉄分10.5mgはまず無理です。。私はタンパク質摂取も兼ねて毎日お肉をモリモリ食べて1日あたり6mgをヘム鉄の医療用サプリで補っています。サプリを使うならヘム鉄が利用効率が良いのでオススメです。ですが、この量を数ヶ月続けてもプラスバランスにはなっていないらしく血液検査をしてもいまのところフェリチンの値は上がってきていません。※フェリチン(貯蔵鉄)を見ると、体内の鉄の充足の程度がわかります。サプリを飲めない子供にはUHAグミサプリ 鉄&葉酸 アサイーミックス味 ボトルタイプ 60粒 30日分Amazon(アマゾン)585〜1,067円これを小さくしておやつがわりに時々食べさせたりしていますが非ヘム鉄は吸収するために活性酸素を発生するということなので全力ではおすすめできません。医療用のヘム鉄のサプリはカプセルを開けて食事に混ぜてもOKとのことです。ただ、ヘム鉄やこの手の鉄を食べて食べすぎても過剰症になる心配はないそうです。(鉄は体内で飽和すると1ミリたりとも吸収しないそうです)その点は安心ですね。(最後に書きましたがキレート鉄のサプリメントは注意が必要だそうです)鉄が不足することで起こる症状引用元鉄についてオーソモレキュラーのサイト鉄が不足すると貧血になるのは有名ですが他にも鉄はエネルギーの産生やコラーゲンの生成セロトニンやノルアドレナリンの生成などなどのために必要で鉄が不足するとこれらの不足による症状が起こる可能性があります。心の不調の代表的なものにうつ病がありますがうつ病の治療でよく使われるお薬はセロトニンやノルアドレナリンの作用を強めるお薬です。こういったホルモンの不足の背景にそもそも鉄不足がありこれを十分に補うことで効果が不十分であった向精神薬や抗精神病薬さえも中止できるケースもあるとのことです。ストレス社会ではありますがもしかしてうつ病かも、、と思ったらぜひ深刻な状態になる前に食事やサプリから鉄をしっかりとりまた、タンパク質とビタミンB群も十分にとることをオススメします。細胞は部位により1ヶ月〜3ヶ月ほどで入れ替わると言われているので栄養療法に興味がある方は最低3ヶ月は本気でがんばってみましょう。鉄についてわかりやすく詳しいページをみつけました。なおうつけしごはんという書籍で有名な藤川先生の本によるとキレート鉄での摂取をおすすめされていますがオーソモレキュラーの溝口先生の専門的なセミナーによりますとフェロケルというキレート鉄のサプリは鉄過剰を起こすリスクがありさらにその吸収機序から亜鉛などの吸収を妨げる可能性もあるのでサプリならヘム鉄での摂取が過剰症のリスクがないからとおすすめされていました。とはいえキレート鉄は非常に効果が早いようなので飲む場合は医療機関で検査を受けながら飲まれることをオススメします。お読みいただきありがとうございましたココナラで、メッセージによるカウンセリングをしています↓リンク↓ココナラよろしければご利用ください