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ブレーキとアクセルは一緒に踏むな
相変わらずくだらない経済政策のオンパレードである安倍政権ですが、このような記事が出ておりましたので端的に評価してみたいと思います。
菅義偉長官「経済再生と財政健全化を両立」 平成30年度予算案を決定(産経)
菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、政府が閣議決定した総額97兆7128億円の平成30年度一般会計予算案について「経済再生と財政健全化を両立する予算ができた」と述べた。
菅氏は、国債発行額を第2次安倍内閣発足以来6年連続で減額した一方、保育の受け皿拡大や企業の投資促進などに予算を重点配分した方針を説明。そのうえで「年明けの国会で1日も早く成立させ、少子高齢化の克服に向けて力強く踏み出し、経済の成長軌道を確かなものにしたい」と強調した。
一方、政府は消費税率を10%に引き上げた際の税収を幼児教育の無償化に充てることで、32年度に基礎財政収支を黒字化する財政健全化目標の達成は断念した。菅氏は「財政健全化の旗は掲げる」として、来年半ばの「骨太方針」策定までに達成時期を決める考えを示した。
まず政府のいう「財政健全化」とはプライマリーバランスの黒字化もしくはプラマイゼロ化でしょう。つまりは国債発行額を抑えるという話です。とするのならば基本的には増税かもしくは歳出削減の2つに1つ。もしくはどちらもという壊滅的な選択肢もありますけれども。こうなると要するに経済主体である企業、個人、政府のうちの一番大きな主体の政府がお金を使わない、もしくは国民からお金を巻き上げるという話になるので個人消費は停滞もしくは減少することは明らか。企業の売上も個人消費がGDPの6割の我が国では当然ながら停滞、もしくは低迷するはずです。輸出企業はさほど影響を受けないかもしれませんが。
さて、国内企業と、GDPの6割を締める個人消費を停滞させてどうやって「経済再生」「経済の成長軌道を確かなものにする」のでしょうか?要するにブレーキをふみながら「あっちに進むぞ!」と掛け声だけあげているのが現政府でありまして、これほど馬鹿馬鹿しい話がありましょうかね?魔法でも使って車体を浮き上がらせない限り不可能です。
つまりはプライマリーバランスという楔を抜かない限り、日本に「経済成長」は訪れないと見て間違いないでしょう。・・・というかプライマリーバランスを黒字化しながら経済成長ってのは、刺し身を焼いて作るというくらい矛盾した話なのですよ。
※もっとも外国依存の韓国や中国のような経済構造に転換するというのでしたら、話はまた別でありますけれども。そして安倍政権はまさにその方向に解決策を求めているようです。
経済のけの字もしらない政治家は即刻やめたら?
軍事、経済、外交はおそらく政治家にとって一家言もなければならない分野でしょう。経済は内政として国民を豊かにするために、軍事は我が国を守るために、外交は他国と交渉する際に我が国の国益を守るために必要です。この3分野にまたがって「安全保障」という話も出てくるのですけれども、これはちょっと脇に置きましょう。
政治家というのは一応我が国は民主制だそうでございますから、国民のために存在しているというより国民の代表たる代議士なわけです。であれば国民の豊かな生活に資するための経済政策くらいは、理解していて当たり前というように思えるのです。
ところが実態としては我が国は20年間におよぶ緊縮財政、規制緩和、構造改革などで国民の所得を貧困化してきました。1997年の467万円でしたか、がピークでありまして現在はマイナス40~50万円辺りで推移しております。安倍政権だけに限っても2013年から実質所得はマイナス4~5%ほど減少しているようでして、経済という分野が「経世済民」であるというのならば、すなわち政治家は経済のけの字も知らない無知蒙昧な集団ということになります。
・・・ん?だって安倍総理が「政治は結果責任だ!」といってるじゃないか!貧困化しているのが結果でありますよ。
冒頭の記事でも経済を学んでいるものとしては当然「財政健全化と経済成長は両立しない」ということで矛盾を感じるわけですけれども、この矛盾に満ちた魔法のようなことをしれっと「そういう予算ができた!エッヘン!」とやっているのですから、どう考えても嘘つきか能なしか?の2択でしょう。
まあこの記事を読んで「安倍総理すげー!」とお子様のごとく信じ込むのも「バカ」でしかなく、そしてこの矛盾に満ちた発言を何の矛盾も感じずに流すメディア、批判しないメディアもまた能なしか嘘つきのどちらかなのですが(笑)
要するに「矛盾」を「矛盾として感じる知性もセンスもない」国民が、総出で日本を20年間失わせたのが実態でしょう。であるのならば、あえてこの仕打の責任を取るのもまた国民であり、それに巻き込まれる方はたまったもんじゃないのですけれども、これも民主制というものなのでしょう。
かの2000年前の哲人ソクラテスは「無知は罪なり」といいましたが、まさにその罪に対しての罰を我々は受けているというわけです。ちなみに「無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つものは英雄なり」といったそうで、私は英知なんぞないので空虚ということに(笑)
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本日の男の料理 水菜と鶏胸肉のサラダ
水菜が安かったので作りました。さっと出来て楽ちん。
材料
- 鶏胸肉
- 水菜
- ドレッシング
調理手順
- 水菜は洗ってカットして水につけます。シャキシャキしたらザルにあげて水を切ります。
- 鶏胸肉は皮を除いてからお皿に入れてレンチン。日本酒か水を皿に入れて浸すとしっとりとしますよ。火が通ったらさっと割いて1の水菜と一緒にボールに入れて、ドレッシングをかけて混ぜたら出来上がり。
- ドレッシングは手作りするのならば、醤油、レモン汁、塩、胡椒を混ぜてからオリーブオイルを少しずつ混ぜたらOK。
サラダにする場合は茎の細めの水菜があっていると思います。