門前小僧、習わぬ今日を読む

門前小僧、習わぬ今日を読む

反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

維新あたりが #若者よ選挙に行こう とか言ってくるのは、

要するに若者をナメてるのよな。

 

年配者を敵に仕立て上げた上で、

若者の味方ヅラで

  #若者よ選挙に行こう とか言っとけば、

 

自分たちに投票してくれるだろうとか、

若者はチョロいと思われてる。

 

実際は、彼らの言う“若さ”というのは

 

“年齢的な若さ”

ではなく

“精神的な成熟度合いの若さ”、

 

つまり精神的に未熟なことを指していて、

主に年齢的には若くもない

“年配の若者”にも向けたハッシュタグだったりする。


つまり実際の年齢関係なく、

情弱とかチョロい人向けのプロパガンダということ。

 

実際、

 

年齢的には若くとも

驚くほど精神的に成熟した人というのは割といる反面、

 

年齢的には逝ってるのに

クソガキみたいなオッサンとか

X上ではかなり多く見かけるから、

 

プロパガンダ目的のハッシュタグとして

SNS上で使うにはもってこいと言える。

 

当然若い人にもクソガキメンタルな人はいるんだけど、

年齢が精神的成熟と相関してるかというと、

そうでもないのよね。

 

年齢別の比率とかも対して変わらないんじゃなかろうか。


まぁ調査のしようもないからなんとも言えない、

私の肌感覚だけど。

 

ただ年齢的に若い人というのは

社会経験という面で絶対的な不足があって、

こればっかりは時間という

物理的な壁が立ちはだかるから

世間の酸いも甘いも噛み分けたような

年配者にはどうしても敵わない。


無論、

 

世間の酸いも甘いも噛み分けたからと言って、

精神的成熟に繋がるかというとそれも分からない。

 

最初に噛んだ世間の味の

あまりの酸っぱさに、

悶絶レベルの衝撃受けて、

トラウマで幼児退行起こすパターンもあるし、

 

精神的な面での成熟には

時間的要素に運要素が絡んだりもするので、

物事を多面的に判断できたり

多方面に配慮して

バランスの取れた政治的判断ができたりとか

できる人は少ない。

 

だからみんなが投票に行けば

必ず政治が良くなるかというと、

そんなことはない。
 

むしろ政治的に不安定になって

悪化する可能性や、

 

大衆政治が蔓延って

社会的混乱を引き起こす可能性も否定できない、

 

というかその可能性が高まる。

 

 

 

 

無論、

 

政治的に安定してればいいかというと、

そんなこともない。

 

 ロクでなし政治家が

極悪資本家と手を組んで

国民搾取してるような構造のまま

安定した政治情勢とか、

 

国民にとっては災難以外の何物でもない。

 

 だからこそ、

 

あえて言わせてもらおう。

 

  #若者よ選挙に行こう 

 

と。

 

結局、

 

都市社会が発展して

共同体が解体された

民主主義社会における主権の行使、

 

投票行動によって

政治を動かそうとするなら、

 

政権交代をチラつかせるほどに

政治的不安定を起こす圧力を

政府に及ぼすより他ない。
 

多数派が

ミスリードやデマに踊らされる大衆という存在だったとしても、

 

その不確定さから

彼らに心胆寒からしめる程度の脅威を

もたらすことは出来る。
 

結局、

 

現代民主主義とは

そうした極めて不安定な不確定要素と

権力により近く自分に都合の良い政治を展開してきた人々との

パワーゲームという話になる。

 

当然、

 

このパワーゲームは大衆側、

国民多数派側にとっては極めて不利な勝負になる。


単発で勝利したところで

簡単に短時間でひっくり返される

理不尽とも言える条件での勝負、

 

というか勝負にすらなっていないかもしれない。

それでもなお

戦う気概というものがなければ、

我々は搾取され続けるだけだろう。