みなさん、こんにちは
「森のようちえん ウィズ・ナチュラ」代表の岡本麻友子です
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昨日は「森のようちえん ウィズ・ナチュラ」スタッフで、
和歌山県橋本市にある自然豊かな山の学校
学校法人 「きのくに子どもの村学園」
へ学校見学に
行ってきました
まずは大きなログハウスの開放的な校舎に感激し、
子どもたちの人数の多さに驚きました
最初に見つけた3歳の二人の男の子と女の子は、
「チョコレートケーキ作んねん」と、それはそれは嬉しそうに
ケーキ作りに夢中でした
3歳の子どもたち、私より上手に卵を片手で手際よく割っていました
もう、ただびっくり
週に1度はお料理の時間があるらしく、昨日は自分たちで炒った豆を
食べたんだそうな
ケーキは一人ひとつずつ作ってました。
大人(先生や生徒ではなく、ここでは大人・子どもと言います。
先生もニックネームで呼ばれます。)はサポートするだけで、
口は出さず、やりたいようにやらせる。自分で何もかも体験させる。
この2つ、3歳さんが一人で作りました
「お母さんに食べさせたるねん~」って
私が母なら泣いて喜びます
上のケーキは女の子のケーキで、卵2個・砂糖適量・牛乳適量・小麦粉1袋を
力いっぱいまぜまぜ
そこにチョコレートを入れて、オーブンまで大人と運び、ホイップの泡立てから
塗る作業、イチゴの飾り付けまで一人で全部やってましたよ
下のケーキは男の子。卵2個・砂糖は袋の半分位・牛乳2/3本・小麦粉は
なんと3袋も入れていました。
サポートされていた大人いわく、「失敗しようが美味しくなかろうが、体験することが大切。
この子たちは、味ではないんですよ。」
それは、子どもたちのイキイキと輝く瞳を見たら納得でした!
つい「砂糖入れすぎちゃう?」とか、「牛乳はコレだけにしとき。」とか
口を出してしまいがち。
そういうこと、大人は体験してるから口では簡単に言えてしまうけど、
何でそうなんかは体験してみないと、そら子どもたちにはわからんわな~
これって、私が子どものときにもんもんとしてたことです
あ~、私が子どもで通いたかった
大人と子どもが共に育っている姿を見せていただき勇気をもらいました
「きのくに子どもの村学園」の教育目標は『自由な子ども』
■感情面の自由
■知性の自由
■人間関係の自由
子どもらしいというより、子どもや大人の枠を超えた、人間らしい生き方を
ここでは自然と学べるんだろうなということが、伝わってきました。
理事長さんの堀さんもとても素敵な方で、「子どもの心を持った素敵な大人」
でした
成功されている方の共通したところって、ココですよね
大人になってもわくわくを忘れてはいけませんね~
私はやっぱり子どもたちと一緒にいる自分が自分らしくて、
いつもわくわくしているな~と感じます
長い間、保育の現場からは離れていますが、未来の子どもたちに向けた
ミッションに対する熱い思いは、誰にも負けない自信があります
理事長の堀さんもおっしゃっていましたが、「幼稚園の先生をしていたお母さん
ほど子どもを型にはめようとし、ほかの子どもと比較して頭を抱えている」と。
耳が痛~い
これは私が常々感じていたことで、自分がそうならない為の「森のようちえん
ウィズ・ナチュラ」でもある訳です。
正直、元先生たちの子育てを見ていたら母になるのが恐いと思うことがいっぱい
ありました。
(え~!私もこんなんになるの?いや、絶対そうならない道はあるはず!原因は何・・・?)
これを3年くらい探求してきた先の「森のようちえん ウィズ・ナチュラ」開始宣言でした。
やってみないとわからないことはあるけれど、大人も体験あるのみ
これは私を含め、スタッフ全員の課題であり、チャレンジでもあります
楽しみです
「きのくに子どもの村学園」の面白いところは、「プロジェクト」という授業形態で、
「工務店」(木工・園芸)、「ファーム」(農業)、「劇団」(表現)、「おもしろ料理店」(料理)など
のクラスに分かれて1年間取り組みます。毎年「工務店」クラスの子もいるし、毎年
違うクラスにチャレンジしてもいいんだそうです。
「工務店」クラスの子ども達が作ってくれるカレーライスは、予約していたら食べること
ができます
とっても美味しかったですよ~
「工務店」クラスの子たちが1年がかりで作った「くつろぎハウス」はほんと立派
すごいでしょーーー
すべて子どもたちが作ったんですよ
皆、のこぎりやドリル、金鎚など手慣れたもんです
山に一から道を作ったり、桟橋を作ったりしてるそう。
年に1度はイギリス研修があったり、大人でも通いたい魅力的な内容。
他のクラスでも柿の葉寿司を作っていたり、旅行の計画を立てていたり、
劇の練習をしていたり・・・。
子どもたちがそれぞれに輝く場が確立されていました
最後に週に1度、全員参加のミーティングがあり、一人が抱えている問題も
全員で考え、意見を出し合い、オープンに話し合う時間に立ち合わせてもらいました。
皆手を挙げて、しっかり意見言えるんですね。
小さい子も大きい子も、みんな対等
もちろん大人もです。
大人も意見を言うことができますが、子どもたちが反対すれば却下されてしまいます。
上下関係はフラットなようですが、一人ひとりが相手を尊重する姿勢ができているので、
とても自然に見えました。
そう、ここには不自然なものがひとつもない
本当に素敵な学校でした