橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて) -112ページ目

(17)IT会社を辞めて、塩の会社を起業した理由

私が、IT企業を辞めて、塩の会社を起業した理由をご紹介しています。


(1)  (2)  (3)  (4) (5)   (6) は、父が肝硬変で入院し、その病院で、「病気にならない生き方」と「食品の裏側」を読み、娘の未来の子供達の健康は、娘たちの食事を作る私に責任があるのだと思った。今の会社の顧問・瀬川昌威と出会い、輪島の塩と出会い、ミネラルの重要さを知り、化学で作られたサプリメントの怖さを知り、輪島の塩のユーザになったという話。


(7)  (8) (9) (10) (11) は、リンゴの変色実験をしたことから、乳酸菌の育成実験にいたり、人間の血液の比率によく似ている輪島の塩は、精製塩や岩塩よりも、乳酸菌の育成量が多かったこと。発酵食品の決め手となる乳酸菌発酵には、ナトリウムとマグネシウムの微妙なバランスが関係していること。この発酵を促すミネラルバランスの塩は、輪島特有のものだろうと思った。また、マグネシウムが酵素を活性化し、たんぱく質を分解して、うま味を出し、かつ、消化を助けることがわかったという話。


(12)  (13)  (14)  (15) (16) は、輪島の塩にはまっていき、輪島に旅行に行くことになり、そこから、瀬川から紹介してもらった三國清三シェフに世界料理オリンピック大会のジュニア部門で輪島塗の台や器を使いたいと頼まれ、東京と輪島の仲介役を果たし、輪島合宿を実施した、という話でした。続きます。


そして、2008年10月、ドイツでの世界料理オリンピック大会。さすがにこれは行けませんでしたが、ジュニア部門は、みごと、コールドディスプレイ部門で、金賞を受賞したのです。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-世界料理オリンピック大会
            写真:東京ガス「最適厨房」のサイト より。



輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-世界料理オリンピック大会2
                写真:東京ガス「最適厨房」のサイト より。

メールで連絡をもらったときは、わがことのようにうれしく思いました。

この世界料理オリンピック大会を通して、日本の料理技術のレベルの高さを再認識しました。さらに、私自身は、個人的に、SEの仕事とはまったく違う役割を果たして、充実感もありました。


最初に、ゴールが映像で見えてしまえば、その映像通りになるように物事を進めていけばいい。それは、大変だけども不可能なことはない、やればできる、という自信を得ることができました。


そして、輪島にたくさんの仲間ができました。たくさんの知人ができました。


そんなときに、大きな転機が起きたのです。


世界料理オリンピック大会でジュニア部門が金賞をとった2008年10月の後半のことです。


当時、別の銘柄でしたが、輪島で塩を作っている製造販売会社の社長さんが、脳に腫瘍ができ、余命宣告を受けました。そこまでのこととはご本人も思っていなかったのです。すぐに入院する必要があり、後継者のあてもなく、塩作りを続けられないということになってしまったのです。



人気ブログランキング

ブログランキングにご協力ください。

『美味サライ』お取り寄せ「短角牛トマトカレー」隠し味には・・・

5月20日発売の『サライ7月号増刊 美味サライ』(小学館)、「世界に誇る日本の食」という特集です。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-サライ増刊


別冊付録に「旨いもの取り寄せ帖」がついています。これは、インターネット通販のカタログでもあります。


この1番目「短角牛トマトカレー」。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-短角牛トマトカレー

美味サライ厳選食材と、フレンチのGINZA KANSEIの坂田幹靖シェフとのコラボレーションで生まれた『美味サライ』限定のオリジナルカレーということです。


その厳選食材とは、岩手県産の短角牛。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-美味サライ1

年間半分は放牧され、自然の中で育てられる。そのため、その肉質は黒毛和牛に比べて脂肪分が少なく、赤味に味わいがある。グルタミン酸やイノシン酸などの旨味成分が多いのが大きな特徴だ


ということで


「今回使用するのは、肥育農家の漆原さんが育てたもの。餌は国産飼料で、更科粉を取った後の蕎麦とか、雑穀の糠、それに南部煎餅の切り落としなどを使っています」


ということです。この短角牛のすねと首を使っているそうです。そして、ブイヨンなどの出汁はいっさい使っていないということ。


「牛肉からいい出汁が出るので、水だけで大丈夫です。肉の旨みを出すために、肉は焼かずにそのまま煮込みます」


もう一つの味の決め手は、静岡県の石山農園のトマト。


「酸味と甘みのバランスのいいものを、牛肉と同量入れる」ということです。


そして・・・、雑誌では紹介されていない、このカレーの隠し味を、このブログで、こっそり(?)ご紹介しますと・・・もうおわかりでしょうか。「わじまの海塩」なんです。


坂田シェフいわく「文章には書きませんでしたが、あの塩使いました。隠し味です。味がまったく違います。すごい塩ですね」ということでした。


以下のサイトからお取り寄せできます。冷凍便で届くそうです。お中元や父の日のプレゼントにもいいですね。お試しあれ。


短角牛トマトカレー

400g(2人前)×2パック

税込み価格:5040円

送料1000円


小学館 美味サライ通販 短角牛トマトカレーのページ:

http://serai-bimi.jp/mainfood/2010_s/001/index.html



今日29日(土)21:00~「出没!アド街ック天国」に金米堂本店「塩栗蒸し羊羹」登場

5月11日 のブログでお伝えしましたが、今日、5月29日(土)21:00~21:54のテレビ東京「出没!アド街ック天国」は横浜石川町の特集。


石川町にある和菓子屋の金米堂本店さん、「わじまの海塩」を使った塩栗蒸し羊羹が出演するということです。


ホームページを見たら、「世界卓球2010の放送のため休止の可能性があります」と出ていますが・・・。
どうなるでしょう?


5/29(土)21:00~21:54
「出没!アド街ック天国」
URL:http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/

(16)IT会社を辞めて、塩の会社を起業した理由

私が、IT企業を辞めて、塩の会社を起業した理由をご紹介しています。


(1)  (2)  (3)  (4)  (5) (6) は、は、父が肝硬変で入院し、その病院で、「病気にならない生き方」と「食品の裏側」を読み、娘の未来の子供達の健康は、娘たちの食事を作る私に責任があるのだと思った。そして、今の会社の顧問・瀬川昌威と出会い、輪島の塩と出会い、ミネラルの重要さを知り、化学で作られたサプリメントの怖さを知り、輪島の塩のユーザになったという話。


(7)  (8) (9) (10) (11) は、リンゴの変色実験をしたことから、乳酸菌の育成実験にいたり、人間の血液の比率によく似ている輪島の塩は、精製塩や岩塩よりも、乳酸菌の育成量が多かったこと。発酵食品の決め手となる乳酸菌発酵には、ナトリウムとマグネシウムの微妙なバランスが関係していること。この発酵を促すミネラルバランスの塩は、輪島特有のものだろうと思ったという話。また、マグネシウムが酵素を活性化し、たんぱく質を分解して、うま味を出し、かつ、消化を助けることがわかったという話。


(12)  (13)  (14) (15) は、瀬川から紹介してもらった三國清三シェフから、世界料理オリンピック大会のジュニア部門で輪島塗の台や器を使いたいと頼まれ、東京と輪島の連絡係をして、輪島合宿を実施した、という話でした。続きます。


輪島合宿の中で、漆の工房を見て、作品を見ながら、色や質感を選び、世界料理オリンピック大会で使うディスプレイのイメージを作っていきました。


世界の料理競技会のレベルをご存じの三國シェフ、料理を作るジュニア選手、大きさや形の条件に配慮する日本司厨士協会の事務局、輪島塗を制作する漆器青年会のメンバが意見を交わしながら、テーマを「和」を意味する同心円にすることが決まりました。


でも、実は、この輪島合宿のときには、輪島塗の製作費をどう捻出するかまだ決まっていなかったのです。


合宿後、輪島市役所の方々のご尽力で、輪島塗を世界の人が集まる場でアピールしようと、石川県の能登震災の復興予算を振り分けていただくことが決定しました。予算委員会で承認されるまで、本当に実現できるかどうかと、胃の痛くなる思いをしました。


お礼をお伝えしたいから、と東京・四谷の三國シェフのレストランに、石川県知事ご夫婦を招く調整をしたりなどもして、私は、谷本県知事や、石川県東京事務所の松原所長とも、ご挨拶やお食事をする機会に恵まれました。


結局、ジュニアチームの出場を商業利用させたくないという協会事務局の意向で、普通なら広告代理店がやるようなことを、ボランティアでやったわけです。


調整すべき箇所が多方面にわたり、また、どれについても、直接知っている方々ではなかったので、何箇所、何段階も、仲介の方に入っていただく必要がありました。正直、大変なことでした。


そして、とうとうディスプレイが完成。2008年10月。ドイツ・フランクフルト近郊のエアフルト市で世界料理オリンピック大会が開催されました。





人気ブログランキング

ブログランキングにご協力ください。

寺下医学事務所の寺下謙三先生、本日28日19:30~NHKご出演

現代の主治医制度・プライベートドクター制度を提唱されている寺下医学事務所の寺下謙三先生。


東京大学医学部同窓会の理事をなさっている方で、専門医のお医者様ネットワークを駆使して、一人(あるいは法人)の方の主治医(医療判断医)の役割を担うという仕事をなさっています。


『わじまの海塩』を「健康維持によい塩です」と、お医者様ネットワークや患者様に推薦してくださっています。とても心強い応援団になっていただいています。


この寺下謙三先生、今、医師不足や経営環境の悪化から1年7か月にわたって休止していた千葉県銚子市の銚子市立病院の再開業務に携わっていらっしゃいます。


今日5月28日(金)19:30~19:55の「NHK総合 特報首都圏」は、この銚子市立病院の再開がテーマ。

寺下先生も、インタビューを受けて、出演なさるそうです。秘書の方から連絡をいただきましたので、ここで告知させていただきます!


5/28(金)19:30~19:55
NHK総合 特報首都圏
URL: http://www.nhk.or.jp/shutoken/program/b-det0002.html



寺下謙三先生のプロフィール:


寺下謙三クリニック:

http://drkenzo.com/


1978年 東京大学医学部医学科卒業 、医師免許取得、脳外科・内科臨床研修

慶應大学医学部元薬理学現解剖学非常勤講師

和歌山医療法人進正会・寺下病院常務理事

赤坂山王病院心療内科非常勤診療医


東大医学部同窓会鉄門倶楽部理事


著書:

「標準治療第3版」総監修(日本医療企画)

「プライベートドクターを持つということ」(同友館)など


主治医とはどんなこと?というお話:

http://drkenzo.com/blog/2010/04/2010.html


宮崎県産とうもろこしを「わじまの海塩」で蒸し茹でに

新宿に行ったので、南口にある、宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」に寄ってみました。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-宮崎KONNE

甘乳蘇(かんにゅうそ)ソフトクリーム。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ソフトクリーム

搾りたての生乳を長時間煮詰めて固形状にした千年以上前に食されていた「甘乳蘇」を生地に練り込んだもの、だそうです。


牛肉、豚肉、ソーセージ・・・、買う気マンマンで行ったのですが、冷凍肉はなく、味付けされたもので、残念ながら、どれも「調味料(アミノ酸)」入りでした。調味料無添加をうたっているものが見当たらず。


せっかく産直ショップなのだから、素朴なものを販売すればいいのに、ちょっと残念でした。


それで、フレッシュチーズを購入しました。「農家製ナチュラルチーズ」と書いてあります。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ナチュラルチーズ

帰りに、家の近くの八百屋さんで、宮崎県産のトウモロコシを売っていたので、買いました。何も、物産館でなくても、身近にありました。


フライパンに、少なめの水と、とうもろこしと「わじまの海塩」を3つまみ入れて、きっちり重い蓋をして、蒸すようにして。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-宮崎県産とうもろこし

今年初のトウモロコシでした。これからトウモロコシの季節。好きなんです。とうもろこし。
トウモロコシと「わじまの海塩」も合うんですよ~。お料理上手な方は、ぜひ、冷たいトウロモコシのスープを作ってみてください。


宮崎県の口蹄疫については、処分や埋却の費用は国が全額負担とし、殺処分で損害を受けた農家に対し、家畜の生産費も含めて国が補償する、という法案が今日、成立しそうですね。


皆様の署名運動の成果が出たのではないでしょうか。ブログを見て、ご協力くださった方、どうもありがとうございました。


でも、これで終わったわけでなく。。。畜産農家の方の戦いは、これからですね。まだまだ応援していきましょう。


「新宿みやざき館KONNE」のプロフィール:


住所:〒151-8583 東京都渋谷区代々木2丁目2番1号 新宿サザンテラス内
最寄駅:新宿駅南口
TEL:03-5333-7764


(15)IT会社を辞めて、塩の会社を起業した理由 

私が、IT企業を辞めて、塩の会社を起業した理由をご紹介しています。


(1)  (2)  (3)  (4)  (5) (6) は、は、父が肝硬変で入院し、その病院で、「病気にならない生き方」と「食品の裏側」を読み、娘の未来の子供達の健康は、娘たちの食事を作る私に責任があるのだと思った。そして、今の会社の顧問・瀬川昌威と出会い、輪島の塩と出会い、ミネラルの重要さを知り、化学で作られたサプリメントの怖さを知り、輪島の塩のユーザになったという話。


(7)  (8) (9) (10) (11) は、リンゴの変色実験をしたことから、乳酸菌の育成実験にいたり、人間の血液の比率によく似ている輪島の塩は、精製塩や岩塩よりも、乳酸菌の育成量が多かったこと。発酵食品の決め手となる乳酸菌発酵には、ナトリウムとマグネシウムの微妙なバランスが関係していること。この発酵を促すミネラルバランスの塩は、輪島特有のものだろうと思ったという話。また、マグネシウムが酵素を活性化し、たんぱく質を分解して、うま味を出し、かつ、消化を助けることがわかったという話。


(12)  (13)  (14) は、インターネットでいろいろと検索して調べて、輪島の塩にはまっていき、輪島に旅行に行くことになり、三國清三シェフから、世界料理オリンピック大会のジュニア部門で輪島塗の台や器を使いたいと頼まれ、輪島へ行って、あげ浜式塩田村を見学した、という話でした。続きます。


2007年9月、輪島を車で案内してくださった漆芸家の若宮隆さんには、三國シェフの要望を伝えました。シェフの要望に合うものは現状持っていないため、ジュニア部門ということだから、漆器青年会の若手メンバ・古込和孝さんを中心に、ディスプレイの制作をしてもらおうか、ということになりました。


東京に戻ってきてからは、漆器青年会の古込和孝さんや、世界料理オリンピックの日本の事務局となる日本司厨士協会の方々、三國清三シェフ、輪島の塩の製造会社の社長さんなどと連絡しあって、輪島塗の制作や、合宿について、連絡・仲介係として進めていきました。


合宿場所の旅館の確保、料理を作る市民センターの確保、輪島市のマイクロバスのレンタル、NHKや地方テレビ局・地方新聞社の招へい、輪島で見学する場所のコース決め、輪島市役所に表敬訪問するために三國シェフと輪島市長・輪島市役所の方との仲介、などなど。


輪島の見学コースには、あげ浜式塩田を入れることになりました。マイクロバスでの移動の中では、三國シェフからの依頼により、瀬川から、20歳前半のジュニア選手達に、塩についての講義も行うことになりました。


そして、2008年4月。年休をとって、輪島での合宿にも参加しました。あげ浜塩田村では、選手達が桶をかついで、海から岩場を登って海水を運び、砂の上に撒く、というような体験まで行ないました。


以下は、その輪島合宿の新聞記事です。輪島市役所に、チーム一行が、梶市長を訪問した際の記事(北國新聞 2008年4月17日)。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-北國新聞


こちらは、輪島の漆器青年会の皆様やお世話になった方へのお礼として、輪島の海産物や野菜を使って、三國シェフ率いるジュニアチームが料理を作っているときの写真です。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-料理風景

輪島合宿は、最初に三國シェフが話してくださったときに、頭に、ドキュメンタリーのテレビ番組の映像が浮かびましたが、そのイメージ通りのイベントとして実施することができました。

            


人気ブログランキング

ブログランキングにご協力ください。

銀座のバー「Bar Sona」で「わじまの海塩」のスイカのカクテル

銀座8丁目の関亮太 さんのバー「Bar Sona」さんからご注文が来たので、納品に。


こちらは、銀座からも新橋からも近いので、二軒目、三軒目に行くのに、とても便利なお店です。


今日は、群馬県産小玉スイカのカクテル。グラスのふちに「わじまの海塩」。(写真がうまく撮れませんでしたが)


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-スイカのカクテル


スイカとわじまの海塩の組み合わせは、そのまま食べても美味しい組み合わせ。それをウォッカベースのカクテルにしたものなので、これは、おすすめ。


おつまみは、シンプルに、「野菜スティック」 輪島の塩とポン酢マヨネーズで。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-野菜スティック


もうひとつ。「キューリの自家製ラー油あえ」。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-キューリの自家製ラー油あえ


自家製ラー油には、「わじまの水塩」を入れて、最後に「わじまの海塩」を入れているそうです。


関さん、「味に深みが出ます」ということでした。


辛い~、けど、やめられない、という感覚でした。


今、ラー油が流行っていますが、食べるラー油って、ある意味、短期発酵の漬け物ともいえるような、植物性の魚醤ともいえるような、うま味調味料なのかもしれませんね。塩が決め手になるのもわかります。



納品に行って、飲んで食べてしてしまうと、プラスマイナス→マイナスになってしまい、いつまでたっても、零細企業を抜け出せないのだけど、私にとっては、お塩や水塩レシピの研究開発費であり、キャッチコピー作成費でもあり、それを考えると、プラスマイナス→プラスではないかなと思うのであります。


「Bar Sona」のプロフィール:


住所:東京都中央区銀座8丁目7-20
最寄駅:JR新橋駅銀座口・地下鉄新橋駅3番出口より徒歩5分
電話:03-3572-6770
営業時間:月~金 18:00~翌4:30
       土    18:00~23:30
定休日 日曜・祝日
URL:http://www.bar-sona.jp/


(14)IT会社を辞めて、塩の会社を起業した理由 

私が、IT企業を辞めて、塩の会社を起業した理由をご紹介しています。


(1)  (2)  (3)  (4)  (5) (6) は、父が肝硬変で入院し、その病院で、「病気にならない生き方」と「食品の裏側」を読み、娘の未来の子供達の健康は、娘たちの食事を作る私に責任があるのだと思った。今の会社の顧問・瀬川昌威と出会い、輪島の塩と出会い、ミネラルの重要さを知り、化学で作られたサプリメントの怖さを知り、輪島の塩のユーザになったという話。


(7)  (8) (9) (10) (11) はマグネシウムが酵素を活性化し、たんぱく質を分解して、うま味を出し、かつ、消化を助けることがわかったという話。は、リンゴの変色実験をしたことから、乳酸菌の育成実験にいたり、人間の血液の比率によく似ている輪島の塩は、精製塩や岩塩よりも、乳酸菌の育成量が多かったこと。発酵食品の決め手となる乳酸菌発酵には、ナトリウムとマグネシウムの微妙なバランスが関係していること。この発酵を促すミネラルバランスの塩は、輪島特有のものだろうと思ったという話。


(12) (13) は、インターネットでいろいろと検索して調べて、輪島の塩にはまっていき、輪島に旅行に行くことにした。会社の仕事の携帯向けコンテンツの関係で、脱水シート「ピチット」の元事業部長だった瀬川にお願いして、三國清三シェフを紹介していただくことになり、シェフから世界料理オリンピックのための輪島塗の台と器を使いたいと頼まれた、という話でした。続きます。


2007年9月。私ははじめて能登・輪島に行きました。羽田空港から能登空港までは直通で1時間。遠い日本海の地方と思っていたところが案外近くてびっくりしました。


空港には、漆芸家の若宮隆志さんが迎えに来てくれていて、ずっと車で案内してくださいました。


観光では、能登の観光名所・珠洲市の揚げ浜式塩田を見に行きました。あげ浜式製塩法というのは、約500年にこの地方で始められた塩作りの方法。これはそのときに、撮った写真。



輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-能登のあげ浜式塩田


桶をかついで、日本海から岩場を登って海水を運び、粘土で固めた砂の上に、霧のように撒き、天日で蒸発させます。これを何度も繰り返し、充分に水分が蒸発した後、砂をかき集めて、海水で洗い、濃い塩水を作ってから、さらに薪を燃やして平釜で焚き、結晶させるという方法です。


ここは、専売法のもと、日本のすべての塩田が廃止されたときにも、古い製塩法が残される観光設備として例外的に許可された、日本唯一の場所で、無形文化財に指定されています。


雨が降れば、作業はできません。朝、天気予報を見て、空を見て、その日の作業を決めます。梅雨が明けてから本格的な製塩作業が始まりますが、最盛期の8月は短く、9月にもなると日差しが弱くなり、10月には乾燥しなくなってしまうので、作業ができません。大変な重労働です。


こんな過酷な環境での塩作りなのに、江戸時代、能登の塩が珍重されたのには、やはりそれだけの理由があったのではないか、と思いました。


輪島の珠洲市には、いくつか、このような揚げ浜式塩田が、観光と土産品を兼ねて出来ていました。


当時、私が出会った輪島の塩は、このような製法ではなく、室内で、40℃の低温で、湯せんのようにして、間接的に下から海水をあたためて、海水を蒸発させ、塩を結晶させるというものでした。天気や季節に関係なく、作れます。中道肇が作った製塩所でしたが、そこで、当時の塩の会社の社長がみずから作っていました。


輪島観光では、能登半島をほぼ一周し、輪島塗の工房長屋で輪島塗の技術を見て、夜には、輪島の塩の会社の社長さんに、新鮮でおいしい魚介類をごちそうしていただき、すっかり輪島を堪能しました。


次回、三國シェフからの依頼の話に戻ります。


人気ブログランキング

ブログランキングにご協力ください。

卵を使わないマヨネーズ「ソイマヨ」のレシピを開発したMAORICAさん

5月24日。エイガアルの伊藤淳子さん開催の「Jサロン」に参加しました。


山形県白鷹町の山菜料理。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-山菜


奥は「みず」という山菜。ゆずジャムを使って味つけして、アーモンドを混ぜたもの。手前は「赤こごみ」を茹でただけのもの。「わじまの海塩」で。


茶色い細いのは、詳しく聞き忘れてしまいましたが、魚のすり味を練り込んだ麺を揚げたもの。白身魚ではなく、けっこう強い魚の味がしました。


「こごみ」のサラダ。「ソイマヨ」で。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-コゴミのサラダ


「ソイマヨ」ってご存知ですか?


「ソイ」は大豆のこと。卵を使わずに、豆乳を原料にして、全て植物性素材で作られたマヨネーズ風調味料です。



輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ソイマヨ写真



パティナ株式会社から販売されていますが、このソイマヨのレシピを開発・提供したのが、マクロビオティック料理研究家のMAORICA さん。このMAORICAさんが参加して、お料理を担当してくださいました。


このMAORICAさんのお話が、とても興味深かったので紹介します。


今から14年前、生まれた息子さんは、生後2カ月から重症のアトピー性皮膚炎を患い、頭のてっぺんから足の先まで全身やけどをしたような皮膚の状態。

ステロイド剤を使いたくないという思いで、薬も使わず、医者にも行かず・・・、母乳だけで育て、その息子さんのアトピーは、1歳半になるまでに、すっかり直ってツルツルの肌になったそうです。


その方法は・・・。母乳を出す自分の食事。玄米菜食の食事に切り替えた、ということでした。いわゆる動物性のものを食べないというマクロビオティックです。


先日からこのブログに書いている連載で、子供の健康は母体の健康、それは食事から、と言っている私ですが、やっぱり、と思うのと同時に、また、娘たちへの責任感で、背筋が寒くなってしまいました。


MAORICAさんは、その後、娘さんも生まれ、息子さんと娘さんには、小学校の給食は食べさせず、お弁当を作ることにしたそうです。給食のメニューをもらって、それと同じメニューを菜食で作って、お昼に届ける生活を10年。。。


お子さん二人、インフルエンザにもかからない、薬も医者にもかかったことがない健康体に育っているということ。

そして、このお弁当づくりのおかげで、たくさんのオリジナルのレシピを開発できたということです。毎日、続けられる条件は、「美味しいこと」。

習ったマクロビや本のレシピは、残念ながら、あまりおいしくなかったので、美味しくなるように自分でいろいろ工夫しました、ということでした。


MAORICAさん、「自分も若いころは食事なんて気にしてなかったんです。でも、大丈夫です、身体の細胞は全部入れ替わります」とおっしゃっていました。改めて、食の威力と怖さを感じました。


こちらは、MAORICAさんお手製の豆乳を使ったロールケーキ。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ロールケーキ


こちらは天然酵母のパン。餡パンとバナナパン。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-餡パンとバナナパン


パン生地には、トランス脂肪酸を含まないオーガニックショートニングと、長芋、甘酒、日本製の小麦粉と米粉を使っているそうです。パサパサせず、もっちり柔らかく味のある、おいしいパンでした。


MAORICA さん、これから、どんどん、レシピ提供や料理教室などをしていきたいということでした。


さて、動物性のものをまったく食べないことがいいか悪いか、できるかできないか、個人にもよると思います・・・。私は、少なくとも、犬歯を4本持っている人間は、その歯の本数の割合だけは、肉や魚を食べて身体を維持する仕組みになっていると考えています。


でも、人間には、動物性たんぱく質を消化分解する力が少ないのは確か。そして、たんぱく質分解酵素を活性するマグネシウムを含まない塩では、それを助長してしまうはず。


だから、肉や魚を食べる時には、消化分解を助けるマグネシウムのある塩を使ってくださいね。


人気ブログランキング

ブログランキングにご協力ください。