(12)IT会社を辞めて、塩の会社を起業した理由  | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

(12)IT会社を辞めて、塩の会社を起業した理由 

私が、IT企業を辞めて、塩の会社を起業した理由をご紹介しています。


(1)  (2)  (3)  (4)  (5) (6) は、父が肝硬変で入院し、その病院で、「病気にならない生き方」と「食品の裏側」を読み、娘の未来の子供達の健康は、娘たちの食事を作る私に責任があるのだと思った。今の会社の顧問・瀬川昌威と出会い、輪島の塩と出会い、ミネラルの重要さを知り、化学で作られたサプリメントの怖さを知り、輪島の塩のユーザになったという話。


(7)  (8) (9) (10) は、リンゴの変色実験をしたことから、乳酸菌の育成実験にいたり、人間の血液の比率によく似ている輪島の塩は、精製塩や岩塩よりも、乳酸菌の育成量が多かったこと。発酵食品の決め手となる乳酸菌発酵には、ナトリウムとマグネシウムの微妙なバランスが関係していること。この発酵を促すミネラルバランスの塩は、輪島特有のものだろうと思ったという話。


(11) はマグネシウムが酵素を活性化し、たんぱく質を分解して、うま味を出し、かつ、消化を助けることがわかったという話でした。続きます。


私はIT企業に勤めていましたが、私のいる部署は、インターネットサービスを構築したり、運用のアウトソーシングをするところ。私は主に「検索」システムを担当していました。


yahooやgoogleのような日本独自のインターネット検索エンジンの開発・運営も行なっていましたし、企業内のホームページに限定して検索するシステムの構築や運用をするサービス、携帯電話から携帯向けのホームページを検索するサービスの構築や運用・運営も行なっていました。


だから、何か調べるときの検索はお手のもの。どういうキーワードで検索すればいいか、「このキーワードを含まない」という検索式を使って、不要な検索結果を排除する方法など、それほど悩まず、苦にならずに、検索できたんです。


そこで、とにかく、インターネットを駆使して、いろいろなものを検索して、調べました。深夜、休日、あるいは、通勤途中のケータイ検索で・・・。


ミネラルのこと、酵素のこと、アミノ酸のこと、発酵のこと、うま味のこと、消化のこと・・・。こうなると趣味のようです。趣味というのは熱中するものです。


検索しては、発見し、納得し、さらに次へ、という感じで、英語の論文も読んだし、特許申請書も読んだし、各地の特産物の説明書きなどからも学びました。


お酒の味は、マグネシウムやカルシウム量の違いの硬水・軟水によって、辛口や甘口になること。


納豆は、塩を使わないのに発酵食品だけど、納豆で有名な地域は、大豆を浸している水が名水といわれる水で、硬水であること(つまり、納豆にも、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが影響しているといこと)。


酵素が活性するのも、乳酸菌が育成するのも温度が40℃で、やや高めの体温程度。糠漬けは冷蔵庫に入れると、乳酸菌の発育が止まるということ。


一方、身体の中の酵素や善玉菌が活性化し、免疫力が上がるというのも同じような温度。身体は冷えると免疫力が下がり、病気になりやすくなるということ。


「酵素 たんぱく質 分解」というキーワードで検索してみたら、洗剤のCMで「酵素パワーでたんぱく質の汗や脂を分解」と出て来て、「そうか~、酵素がたんぱく質を分解するというのは、馴染みがあったんだ」と納得したり・・・。


こうして、私はすっかり輪島の塩にはまってしまいました。時期は前後してしまいますが、この間、輪島の海を一度見てみたいと思い、2007年9月の連休を利用して、輪島に行く計画を立てました。


瀬川から、お塩の関連の知人で、東京に個展で来ていた輪島塗の青年漆芸家さんを紹介してもらい、輪島を案内していただくことになりました。


そんなころ、会社の仕事では、携帯向けのコンテンツを作って提供するというサービスも担当することになりました。


シニア向けの内容を、ということだったので、当時、アンチエイジングのレシピをテーマにイベントをしていた三國シェフのコンテンツはどうだろうと思いました。


そこで私は、脱水シート「ピチット」の元事業部長だった瀬川にお願いして、三國清三シェフを紹介していただくことにしました。




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