卵を使わないマヨネーズ「ソイマヨ」のレシピを開発したMAORICAさん
5月24日。エイガアルの伊藤淳子さん開催の「Jサロン」に参加しました。
山形県白鷹町の山菜料理。
奥は「みず」という山菜。ゆずジャムを使って味つけして、アーモンドを混ぜたもの。手前は「赤こごみ」を茹でただけのもの。「わじまの海塩」で。
茶色い細いのは、詳しく聞き忘れてしまいましたが、魚のすり味を練り込んだ麺を揚げたもの。白身魚ではなく、けっこう強い魚の味がしました。
「こごみ」のサラダ。「ソイマヨ」で。
「ソイマヨ」ってご存知ですか?
「ソイ」は大豆のこと。卵を使わずに、豆乳を原料にして、全て植物性素材で作られたマヨネーズ風調味料です。
パティナ株式会社から販売されていますが、このソイマヨのレシピを開発・提供したのが、マクロビオティック料理研究家のMAORICA
さん。このMAORICAさんが参加して、お料理を担当してくださいました。
このMAORICAさんのお話が、とても興味深かったので紹介します。
今から14年前、生まれた息子さんは、生後2カ月から重症のアトピー性皮膚炎を患い、頭のてっぺんから足の先まで全身やけどをしたような皮膚の状態。
ステロイド剤を使いたくないという思いで、薬も使わず、医者にも行かず・・・、母乳だけで育て、その息子さんのアトピーは、1歳半になるまでに、すっかり直ってツルツルの肌になったそうです。
その方法は・・・。母乳を出す自分の食事。玄米菜食の食事に切り替えた、ということでした。いわゆる動物性のものを食べないというマクロビオティックです。
先日からこのブログに書いている連載で、子供の健康は母体の健康、それは食事から、と言っている私ですが、やっぱり、と思うのと同時に、また、娘たちへの責任感で、背筋が寒くなってしまいました。
MAORICAさんは、その後、娘さんも生まれ、息子さんと娘さんには、小学校の給食は食べさせず、お弁当を作ることにしたそうです。給食のメニューをもらって、それと同じメニューを菜食で作って、お昼に届ける生活を10年。。。
お子さん二人、インフルエンザにもかからない、薬も医者にもかかったことがない健康体に育っているということ。
そして、このお弁当づくりのおかげで、たくさんのオリジナルのレシピを開発できたということです。毎日、続けられる条件は、「美味しいこと」。
習ったマクロビや本のレシピは、残念ながら、あまりおいしくなかったので、美味しくなるように自分でいろいろ工夫しました、ということでした。
MAORICAさん、「自分も若いころは食事なんて気にしてなかったんです。でも、大丈夫です、身体の細胞は全部入れ替わります」とおっしゃっていました。改めて、食の威力と怖さを感じました。
こちらは、MAORICAさんお手製の豆乳を使ったロールケーキ。
こちらは天然酵母のパン。餡パンとバナナパン。
パン生地には、トランス脂肪酸を含まないオーガニックショートニングと、長芋、甘酒、日本製の小麦粉と米粉を使っているそうです。パサパサせず、もっちり柔らかく味のある、おいしいパンでした。
MAORICA さん、これから、どんどん、レシピ提供や料理教室などをしていきたいということでした。
さて、動物性のものをまったく食べないことがいいか悪いか、できるかできないか、個人にもよると思います・・・。私は、少なくとも、犬歯を4本持っている人間は、その歯の本数の割合だけは、肉や魚を食べて身体を維持する仕組みになっていると考えています。
でも、人間には、動物性たんぱく質を消化分解する力が少ないのは確か。そして、たんぱく質分解酵素を活性するマグネシウムを含まない塩では、それを助長してしまうはず。
だから、肉や魚を食べる時には、消化分解を助けるマグネシウムのある塩を使ってくださいね。
