ピッチ外の攻防戦【サッカーアジア杯2019の深淵】 | 【ブログ】神の一手

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「サッカーアジア杯2019の深淵」を執筆する上で、副産物として「 新しい時代の文章発信の心得」という文章が出来たことは、お伝えしました。

その時は、何の文章の副産物なのか?という事については、まだお伝えしていなかったのですが、今回のこの文章が、まさにその文章となります。

ピッチ外の攻防戦

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【サッカーアジア杯2019の深淵】シリーズバックナンバー

前回の「サッカーアジア杯2019の深淵」では、 ピッチ内で起こりそうな「これからのサッカーの展望」について書きました。

今後のアジアの展望を考えた時、ピッチの中の出来事としては、 文中で指摘したアフリカンスピードサッカーが、中東地域に定着していくのかどうか?が 注目されることになるかと思われますが、

実は、ピッチ外でも、考えておかなければならない状況がすでに起きています。


日本では、2020年の東京オリンピックを数年後に控えて、 国内に多くの外国人が入国するようになりました。

それにともない、日本語の読み書きが堪能な外国人も 多く見受けられるようになっています。ビジネスチャンスとして捉える外国人も相当数いると思われ、 この状況は、日本という国が出来て以来、初めて起こる出来事だろうと思われます。

日本の歴史において、ほとんど見られないこの特異な状況が、特別何も引き起こさないのであれば、何もいう事がないのですが、

おそらくは、日本という国に大きな影響をいくつも与えることとなることが予想されます。

そして、その一つとして、国別対抗の形のスポーツにも大きな影響を与えることになるだろうと思われるのです。

なぜなら、情報収集の形に大きな変革を与えることになるだろうからです。

日本語というのは、世界的に見てマイナーな言語です。そのため外国人で、日本語を正しく理解できる人は、そう多くはない。というのがこれまでの状況でした。

日本語で書いておけば、外国の人には、ほとんど(内容が)分からなかったわけですし、仮にわかったとしても、そのわかった人は、日本に理解のある、基本的に親日家だったはずです。

しかし、現在は、親日家ということもあれば、そうでないこともあり、とにかく多くの日本語を理解する事の出来る外国人が存在し、 日本の情報は、容易に(その外国人の)母国へと伝えることが可能な状態が確立されています。

ほぼ筒抜けの状況といっても良いかもしれません。


サッカーに限らず国別スポーツでは、他国の人間より自国の人間の方が、 はるかに多くの有益な情報を持っています。

始終関心を持って色々な形で情報の収集と分析を繰り返しており、 時系列的な情報を持っているからに他ならないのですが、

このようなことを他国の人が同じようにすることは、非常に困難です。


そこで・・、というか、

他国の人間にも出来る、もっとも簡単なことは、 その国の国民が同国国民向けに書いている情報を収集することです。

新聞などのメディアから、場合によっては、一般の人のSNSまで チェックが入っていることもあるように思います。


(筆者も情報発信するひとりとして気を付けていますが) 特に、大きな大会の期間中というのは、この情報収集が実際の試合の勝敗に結びついてしまう事は、なんとか避けなければならず

知っている情報の内「ここからここまでは出せるけれど、
ここから先は出せない。」といったことが線引きできないと、

場合によっては、足を引っ張ってしまうことになるかもしれません。


具体例を挙げるとすれば、例えば、昨年問題となった
先発メンバーの漏洩疑惑というのもその一つです。

スポーツ紙の朝刊に、その日の試合の日本代表の先発メンバーの一覧が載り、 実際に、ぴたりと一致してしまったという出来事です。

何試合か続いたように記憶しています。

大きなメディアだったため、ご存知の方も多いと思いますが、 個人の小さな発信源でも内容によっては注意が必要になってきているのが 昨今の日本の状況のように思います。

好む好まざるに関係なく、そういう情報の攻防戦に巻き込まれている状況が、 もうすでに存在しており、

今の時期ならば、この情報をここまで出す分には、問題ないだろう。
また別の時期ならば、ここまでならば大丈夫そう、とか。

さらに突き詰めれば、今回は、こういう情報発信を行った方が良さそうとか。

情報発信するにも、そういった判断力が必要になってきているように思われます。


インターネット社会へと人間の社会生活が変化してきて、 情報の発信のあり方が問われる出来事が、最近多く話題となっていますが、

プロアマ問わず情報発信をおこなう人すべてに「判断」というものが 要求されるようになってきているというのが、

最近のピッチ外で起こっている変化であると言えるのです。


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