【エッセイ】「お疲れ様でした。」の使い方

今回は「お疲れ様でした。」という言葉の使い方を考えてみたいと思います。

事の発端ですが、

「ある芸能人が『天皇皇后両陛下お疲れ様でした』とInstagramに投稿したところ批判が殺到した。」というニュースです。
芸能人が天皇陛下に「お疲れ様でした」で炎上 → 国語辞典編集「新しい謎ルールの誕生としか言えない」

「お疲れ様」という言葉の使い方の問題ですが、読者の皆さんは、どうお考えになるでしょうか？。

筆者的には「お疲れ様」という言葉は（目上、目下ということではなくて）同僚や関係者に対して使うものというイメージがあるので「やはり違和感」組です。

「（多くの）芸能人は、皇室関係者ではないと思いますので、この表現には違和感がある。」と感じてしまいます。

ところで、日常使っているtwitterなどでも、声優さんへのコメント欄にイベント出演後などに「お疲れ様でした～。」って書き込みがあります。

ファンの方が書いているのではないかと思いますが、ひょっとしてスタッフさんだったりして？？？（謎）とか、実は、思ってしまうのですが、

でも、結局、適当な言葉も見つからず、自分も「お疲れさまでした～。」って（違和感を持ちながらも）書いちゃいます。(^▽^;)

何か他に適当な単語がないかなぁ？と考えると・・。

上記リンク先でも指摘されていますが「ご苦労様」という言葉があります。

古くは、目上の者に使われる言葉なのだそうですが、20世紀末に「目上に『ご苦労さま』を使うのは、失礼になった」ことが書かれています。

こちらの言葉も、確かに、あまり目上の人には、使わないかなぁと筆者も思います。

結局、目上の人に使える、この類の単語って？？、今も解答が出ていないのですが・・、

ちなみに、引用先では1990年代に「上司には『ご苦労さま』より『お疲れさま』がふさわしい」と言われるようになった模様。

そして、現在「『お疲れさま』を目上に用いてOKという辞書は多い。」ことが指摘されていて、

結論も「お疲れ様」という表現でＯＫ。

「天皇陛下様に対して使う事にも大きな問題がない。」ことが示唆されています。

個人的な感覚では、ずいぶん違和感のある回答なのですが、多くの人は、どうお感じなのでしょうか？。気になるところです。

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