「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本を教科書にして、

引き寄せの法則についてまとめてきました。

次のステップとして、

「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本があるので、こちらをご紹介したいと思います。

 

エイブラハムが教える引き寄せの法則について書いた記事は、
下記になります。
 
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著) より
 
「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
 
 
 
こちらでお伝えしているのは、
宇宙法則の引き寄せの法則です。
潜在意識をどうこうする引き寄せではないです。
解釈が真逆になりますので、
潜在意識系の方は読むのをご遠慮下さい。
(ちなみにこういう風に書くのも法則が働いているからです)
 
エイブラハム達が伝える「引き寄せの法則」
というのは、
似たものを引き寄せる法則のことで、
思考が現実化する法則のことではありません。
考えると波動が出て、その波動に応じて、
引き寄せの法則が働きます。
引き寄せるのは現実的、物質的なものだけではないのです。
引き寄せの法則を伝えていない、
カウンセラー、アドバイザー、メソッドにご注意下さい!
注意喚起を強く行なっています! 

「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本の、喜びとお金の源泉としてのキャリアという箇所を、

ご紹介したいと思います。

 

キャリアとは?(エイブラハム) 

人にまず聞かれること(エイブラハム)

引き寄せの法則とキャリア(エイブラハム)

空虚さの満たし方(エイブラハム)

「思考は現実化する」との出会い(エイブラハム)

ポジティブな気分(エイブラハム)

与えずに得る(エイブラハム)

行動で相殺する必要はない(エイブラハム)

地球へようこそ(エイブラハム)

いちばん大切なこと(エイブラハム)

ドアの開け方(エイブラハム)

という記事の続きです。

 

 

面白いなと感じたツイートがあったので、

ちょっとその内容を例にしますね。

鍵垢ですし、

狂ったスピに紹介されてもご迷惑をお掛けしそうなので、

アカウントとか当該ツイートはご紹介しません。

 
ロバと旅をしている方をフォローしているんだけど、

峠を越える時に、地元の人達からは、

危ないトンネルが多いから徒歩はやめたほうがいいと、

言われていたそうです。

そうしたら峠を越える予定の軽トラの方が現れて、

乗せてもらえたそうです。

そのツイートを読んで、

あーこれ引き寄せって感じだなと思いました。

感謝したら軽トラの方が、

ロバの乗せるなんて夢のようで、

むしろ自分の方が感謝していると、

言ってくれたそうです。

すごく素敵な話だなと思い、

鍵垢の方のお話ですが、ご紹介しました。

 

ご本人がどのような気持ちでいたかは、

分からないので、

これを例にさせて頂いて、

私の解釈を書きますね。

 

峠を越えるのが危ないという意見があって、

でも越えたいなと思ったので、

越えられる様に、

必要なご縁が引き寄せられてきた訳ですよね。

ポジティブ、肯定的な思考の場合は、

峠を越えるんだ、ぜひ越えたい、
安全に越えたいなといった、
いい気分になるものです。
ネガティブ、否定的な思考の場合は、
安全に越えることが出来るだろうか、
不安だな、心配だなといったものです。
 
何かある時に、自分がどうしたいか、
こうだったらいいなということに、
思考を向け続けるのって難しいことがあります。
私はこの方のお話を読んで、
自分だったら不安が先に立ってしまうかなと思いました。
そうすると実現を妨げてしまいますよね。
 
引き寄せの法則で言うと、
峠を越えたいと、いい気分になるような、
思考を選択して、方向を定めたら、
その実現に向けて、
必要なものが引き寄せられてくる、
ということになりますね。
 
〇〇さんがこうしてくれないかな、
という風に誰かに期待するのは、
他人軸で、
他者をコントロールするという手法になります。
(もしかしたらこの方はそう考えたかもしれないのですが、
ご本人にしか分からないので、想像で書きます)
そんなことをする必要がないというのが、
下記の創造の方程式になります。
 
「意図的創造の方法論」と言ったのは、
あなたがたが目的を持って創造したいと思うだろうと
考えたからで、
本当は「創造の法則」と言うほうが正確だ。

あなたがたが望むもののことを考えていても、
望まないもののことを考えていても、
この法則は働いている。

望むもののことを考えていても、
望まないものの欠落のことを考えていても
(どこに思考を向けるかを選ぶのはあなたがただ)

「創造の法則」はあなたの考えに働く。

物質世界から見ると、
この創造の方程式には二つの重要な要素がある。

「思考を向けること」と
「思考の実現を期待すること」
─創造の「欲求」と
創造を「許容し可能にすること」
の二つだ。

わたしたちの見えない世界では、
この方程式の両要素は同時に体験される。

欲求と十分な期待の間に差はない。

ほとんどの人は自分の思考の力にも、
自分という存在の本質が波動であることにも、
強力な「引き寄せの法則」にも
気づいていないから、
「行動」がすべてを引き起こすと思っている。

あなたがたが焦点を結んでいる物質世界では
確かに行動も重要な要因だが、
物質世界の経験は行動を通じて
創造されるのではない。

思考の力を理解し、
意図的に思考を差し向けることに習熟すれば、
「欲して、許容し可能にした」ことだけを
引き起こす強力な「創造のてこ」を発見できる。

あらかじめ道を敷けば、
つまり前向きの期待とともに考えれば、
必要な行動ははるかに少なくて済むし、
はるかに満足できる結果が得られる。

きちんと時間をかけて思考を整えておかなければ、
余計な行動が必要になるうえに、
結局は満足できる結果にならないのだ。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
”あらかじめ道を敷けば、
つまり前向きの期待とともに考えれば、
必要な行動ははるかに少なくて済むし、
はるかに満足できる結果が得られる。”
とあります。
 
ご紹介した例では、
前向きの期待があったので、
手助けしてくれる人が現れて、
更に、相手も自己犠牲ではなく、
喜んで楽しんで行なってくれた、
という結果になっていますよね。
これは理想的な奉仕の在り方だとも思います。
 
 
私は、今日、
”きちんと時間をかけて思考を整えておかなければ、
余計な行動が必要になるうえに、
結局は満足できる結果にならないのだ。”
をやらかしました。
あーそうか、これかと。
状況に右往左往してしまって、
自分の思考をコントロールすることを、
すっかり忘れてしまいました。
突発的なことが起きると、
かなり動揺します。
これは普段から、思考をポジティブな方、
肯定的な方へ向けていれば、
すぐに転換出来ると思います。
切り換えの早さが鍵になって、
嫌だなと思うことも、
でも、こうとも言えるよね、
逆にラッキーかもと転換していくと、
ちょっとずつ気持ちが上向いて、
今よりよいアイディアが浮かんだり、
状況が好転したりします。
 
エイブラハム 今まで
生きてきた人生が
望む経験の細部まで教えてくれるし、
完璧な状況が既に出来上がって
あなたを待っている。

今すべきことはその完璧な状況を
自分で探しに出かけることではなく、
人生経験を通じて生まれた
たくさんの意図を充足する場所に
まっすぐ導かれるように、
状況の自然な展開を
「許容・可能にする」ことだ。

言い換えれば、望まない人生を
生きているときほど、
何を望むかをはっきり知ることができるのだ。

だから、お金が十分でなければ、
もっとお金が欲しいと思う。

評価してくれない雇い主のもとで
働いていれば、
自分の才能ややる気を誰かに
評価してもらいたいと思う。

やる気になれない仕事をしてれば、
もっとはっきりと
成長が感じられることをしたいと思う。

通勤に時間がかかれば、
住まいに近いところで仕事をしたいと思う……
そういうことだ。

仕事の環境に変化を求める
すべての人にわたしたちが言いたいのは、
その変化は既に
「波動の預託口座」で
あなたを待っている、ということだ。

あなたの仕事は、
過去と現在の経験を通して
明確になった願望に
自分を調和させることだ。

こういうと
奇妙に聞こえるかもしれないが、
仕事の環境を改善するいちばん
手っ取り早い方法は、
現在の環境で明るくて気分のいいことを
探すことだ。

ほとんどの人はまったく正反対で、
環境改善の努力を正当化しようとして、
逆に欠陥を指摘する。

だが「引き寄せの法則」は
常にあなたが関心を向けていることを
さらに引き寄せるのだから、
望まないことに関心が向いていれば、
さらに望まないことが
引き寄せられてくるだけだ。

望まないことがあるという理由で
その状況から離れても、
次の環境でも同じように
望まないことのエッセンスが見つかるだけだろう。

自分が望むことを考え、語りなさい。

今いるところについて、

楽しい事のリストを作りなさい。

これからきっとよくなるはずのことを、
ワクワクする気分で考えなさい。

嫌なことを強調するのはやめなさい。

好きなことを強調しなさい。

よくなった自分の波動に対する
宇宙の反応を観察しなさい。

ジェリー それでは、
現在やこれまでの状況で
自分が望まないことから目をそらし、
自分が望むことに
ピントを合わせないかぎり、
相変わらず─形は変わっても─
ネガティブな状況を再創造し続けるだけだ、
ということですか?

エイブラハム まったくそのとおり。
ネガティブな気分を
どれほど正当化しようと、
未来は明るくはならない。

あなたがたのほとんどは
10回か20回も
幸せな一生を過ごせるくらい、
望むことをたくさん考えてきたのに、
ドアを閉じているから
望みが現実にならない。

そしてドアが閉じている理由は、
あなたがたが現在に不満を言うのに忙しい、
あるいは
今の自分を弁護するのに忙しいからだ。

明るくていい気分になる理由を探しなさい。

そして喜びのなかでドアを開きなさい。

ドアを開ければすぐに、
あなたが「欲しい」と言ってきた
すべてが流れ込んでくる。

そして、あなたがたはいつまでも幸せに
暮らすだろう、
というのがわたしたちの期待だ。

要するに、あなたがたが
この物質世界の人生経験に入ったとき
本当に望んでいたのは、
いつまでも幸せに暮らすことなのだから。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
”状況の自然な展開を
「許容・可能にする」ことだ。
言い換えれば、望まない人生を
生きているときほど、
何を望むかをはっきり知ることができるのだ。”
とありました。
これが転換のポイントです。
 
望まない人生を生きている、
ネガティブな気分の状態というのは、
下記の様な説明をご紹介しています。
 
波動の不一致は常に
ネガティブな感情を引き起こす。

そして、ネガティブな感情は常に、
思考を転換して「本当の自分」と
今の願望の波動を調和させるための
方向指示器として役立つ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
方向指示器として役立っている、とありました。
 
多くの人たちはネガティブな感情を
望ましくないものだと思うが、
それよりも自分がどちらの方向に
焦点を定めているかを知るための
大切な導きだと思ってほしい。

この導きによって
わたしたちは波動の方向を、
どちらの方向から願望を引き寄せているのかを
知ることができるのだ。

これは「転換しなさい」と知らせる信号だから、
「警告のベル」とよんでもいいが、
わたしたちはむしろ「導きのベル」とよびたい。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
「警告のベル」「導きのベル」という表現もありましたよね。
 

エイブラハム 人生の経験は、いつだって
自分が欲しいものを探すのに役立ってくれる。

自分がこんなのは絶対に「嫌だ」と思うときでさえ、
その瞬間には何が欲しいのかが
以前よりはっきりと見えるはずだ。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

ネガティブな気分になるのが悪いとは捉えずに、
よし、では欲しいもの、望むことをはっきりさせるチャンスだな、
という風に捉えるだけで、
前向きな感情になっていくと思います。

 

前向きな感情と
ネガティブな感情の違いがときに微妙であるように、
欲することと必要とすることとの違いも
非常に微妙な場合があることを覚えていよう。

自分が欲することに焦点を定めていると、
「内なる存在」は前向きの明るい感情を送ってくる。

必要なことに焦点を定めていると、
欲することに焦点を定めているのではないから、
「内なる存在」はネガティブな暗い感情を送ってくる。

そのときあなたは欲することの「欠落」に
焦点を定めている。

そして「内なる存在」は
あなたの思考が対象を引き寄せることを
知っている。

「内なる存在」はあなたが欠落を
望んでいないことを知っている。

「内なる存在」は
あなたが何を欲しているかを知っていて、
その違いをわからせようと指針を送ってくる。

解決策に焦点を定めているときには、
前向きの明るい気持ちになる。

問題に焦点を定めていると、
ネガティブな暗い気持ちになる。

その違いは微妙だが重要だ。

なぜなら前向きの明るい気持ちでいるときには、
欲していることを経験に引き寄せているのだから。

ネガティブな暗い気持ちでいるときには、
望まないことを経験に引き寄せている。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
日常生活で、この気持ちの違いに敏感になってくると、
すぐに転換しようと切り替えられるようになると思います。
 
私のやらかしも、
これが困った、こうすればよかったといった、
問題点の方に思考を向けていました。
この状態では一向によくならず、
試行錯誤しているうちに、
あーこれまた同じことやってるな、
何度も同じパターンを繰り返しているなと、
はっきり自覚しました。
選択する思考が同じだから、
同じ結果を繰り返す様な状態になります。
 
今回は私なりに事情があったんだけど、
朝からガイド達に物凄く注意されて、
そういう「だって仕方ないじゃない!」みたいな、
言い訳をやめろ!と、
そうやって言い訳しているうちに、
引き寄せの法則で言うと、
どんどん望まないことを経験に引き寄せるよ!
ということでした。
 
今回の経験から、
ネガティブな否定的な気分でいる時には、
アイディアが湧かず、湧いても役に立たない状態で、
ポジティブな肯定的な気分に転換すると、
次々アイディアが湧いて、更に楽しくなる、
という状態になり、違いがよく分かりました。
 
 
エイブラハム あなたの経歴は
わたしたちがここで話していることを
はっきりと裏づけている。

若いころに楽しくない
厳しい仕事をしていたおかげで、
自分が何を望まないかがはっきりしただけでなく、
何を望むかもはっきりした。

そうだろう?

そして10代では
まだ楽しくない仕事をしていていも、
かなりの時間を
─実は自由な時間のすべてを─
本当に好きなことをして過ごした。

そこで、楽しい創造の方程式の
二つの部分が埋まったわけだ。

厳しい仕事のおかげで
何を望むかがわかった。

そして、音楽や体操や
自分が好きなことをしているときにはいつも
「許容・可能にする」状態だった。

そこで「宇宙」は、
あなたが望む自由と成長と喜びが
得られる最も抵抗の少ない道を
開いてくれたんだよ。

若いころに厳しい仕事をしていて
ちっとも楽しくなかったから、
あなたはおかしなというか、
奇妙なというか、
とにかく人とまったく違う
少数者の仲間入りをして、
至福を求め続けることを自分に許した。

そのことがさまざまな願望の実現へと
つながった。

ほとんどの人は、自分が望むこと、
しなければならないと信じていることとの
はっきりした違いを感じている。

そしてほとんどの人が、
お金を稼げるのは
「しなければならないこと」だと
考えている。

だから、なかなかお金が入ってこないし、
いつも足りない。

明るくていい気分になる思考という
道をたどるだけの賢明さがあれば、
至福の道が望むすべてへと
導いてくれるだろう。

人生の肯定的な側面に
意図的に目を向ければ、
「本当の自分」や本当に望むことと
波動が調和する。

波動が調和すれば、
「宇宙」がきっと願いを
実現する有効な手段を与えてくれる。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
上記のエイブラハム達の説明は、
ジェリーさんが、
ベリー摘み、ニワトリの飼育と販売、
トマトの栽培と収穫と販売、
薪の伐採と販売、
屋根葺き、板金工、エレベーター係など、
少しも楽しくない、厳しい仕事を経験してきたと、
語ったことに対してのものです。
楽しみとお金を稼ぐことが、
両立するとは思いつかなかったそうですが、
楽しくない厳しい労働をしている間は、
仕事が終ってから楽しい事、
友達とギターを弾いたり、合唱団で歌ったり、
アクロバットや体育やダンスの
ボランティア指導員などをしたそうです。
 
大人になってからは、
楽しくない仕事は長く続けなかったそうで、
父親が望む様な安定した仕事はせず、
ショービジネスの世界でいろいろなことをしてきた、
と語っています。
 
”自分が好きなことをしているときにはいつも
「許容・可能にする」状態だった。
そこで「宇宙」は、
あなたが望む自由と成長と喜びが
得られる最も抵抗の少ない道を
開いてくれたんだよ。”
とあります。
 
ジェリーさんは楽しくない厳しい労働をしている間、
仕事が終れば好きなことをして、
それは許容・可能にする状態だった。
だから、あなたはこれが欲しいのね!
と宇宙が、ジェリーさんが望むことで、
最も抵抗の少ない道を開いてくれた、
ということです。
 
これが、上でご紹介した、
ロバと旅する方が、
危ない峠を越える為に、
軽トラの人が現れて乗せてもらったという経験と、
同じことだなと思いました。
 
”明るくていい気分になる思考という
道をたどるだけの賢明さがあれば、
至福の道が望むすべてへと
導いてくれるだろう。
人生の肯定的な側面に
意図的に目を向ければ、
「本当の自分」や本当に望むことと
波動が調和する。
波動が調和すれば、
「宇宙」がきっと願いを
実現する有効な手段を与えてくれる。”
 
まず自分の思考を選択すれば、
そこが作用点になって、
どんどん引き寄せの法則が働いてきます。
これは、いい気分の時も、
いい気分でない時も同じですよね。
意識的にいい気分の思考を選ぼうと、
努力すると、状況も好転してきます。
 
この転換する技術は、
両極を捉える必要があります。
これを統合意識とお伝えしていますが、
二元性を克服していない状態だと、
理解するのが難しいと思います。
 
宇宙法則にはあらゆるものに二極あるという、
積極消極の法則があります。
 

(四)積極消極の法則

積極・消極(プラスマイナス)の二極がないと
何物も存在することは出来ない。

あらゆるものに二極があることが創造構成の基本法則である。

 

「秘教真義」(M・ドーリル博士著) より

 

エイブラハム達は、一本の棒の両端に例えていました。

 
思い出してほしい。

すべての物事は実は二つの事柄だ。

望むことと、
望むことが満たされていないことである。

これは棒の両端のようなものだ。

一方の端はあなたが望むことで、
もう一方の端は
望むことが満たされていない状態だ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
統合意識というのは、
一本の棒の両端を同時に把握できる状態です。
ここは二元性の領域なので、
必ず片方が生じれば相反するもう片方も生じるのが、
法則になります。
 
例えばあれは山だと認識する。
すると同時に、山以外のものも生じています。
山と認識する為には、山以外のものを知っている必要があり、
山以外のものと比べて、あれは山だなと、
分かるようになるのです。
 
あの山は高いと思った時、
別の低いものと比べています。
その山を別のもっと高いものと比べたら、
高いと思った山は低く感じます。
 
比べるものによって、捉え方が変わって来る、
そういう仕組みです。
これが二元性を克服していない状態になります。
軸が定まっていないので、
キリがなく比べ続けるのです。
 
エイブラハム達が例える棒だと、
一本の棒の両端ではなくて、
棒同士を比べています。
 
あの山について高いと思っている時、
別の低い山と比較していて、
あの山について低いと思っている時、
別の高い山と比較している訳ですが、
あの山という棒の高い方の端と、
別の山の低い方の端を比較し、
あの山という棒の低い方の端と、
また別の山の高い方の端を比較する、
という状態です。
 
でも、ものごとにはいつも両極あるので、
棒には両端があるので、
あの山というのは、
高いという見方も出来るし、
低いという見方も出来ます。
両方の見方が出来るね、
ということを理解する状態が、
両極を捉えています。
これが統合領域の意識になります。
 
視点は、
高いという視点と、低いという視点と、
両方を同時に捉えている視点の三つです。
 
あらゆるものは三位一体である、
というのも宇宙法則で、
真なる教えというのは必ず、
三位一体に基づいています。
 

(十二)三角の法則

あらゆるものは、霊、魂、宇宙粉による
三角形の三点によって、有限界にあらわれているのである。

他の例で言えば、三角形の頂点は一を
底辺の二点は二を、三角形の内部は三を象徴する。

一が積極消極(ポジティブ・ネガティブ)の二となり、
この積極消極が三を生ずるのである。

 

「秘教真義」(M・ドーリル博士著) より

 

銀河ネットワークさんの過去の記事では、

”統合領域の意識とは、三次元的に表現するのはとても難しいのですが、
要約すれば物事を複数領域の視点(意識・感情)を

同時に意識しながら物事を理解するということです。
(左右中心・陰陽統合など相反するエネルギーを

各々すべて同時に理解するということです。)”

という様な説明をされていました。

 

同時に理解するというのがポイントです。

 
最初は、片側を見て、これは〇〇だなと認識します。
それからひっくり返す、
転換とか肯定的な側面を見るということを、
エイブラハム達は伝えていますが、
両極を探すということをします。
 
例えば、ニュースで不幸に感じる話題に触れていた。
でもあらゆるものには二極あるのが法則なのだから、
このニュースについて、
幸福を感じられる様な側面を探してみよう、
という形で、
日常的に反対側を探すということを、
試みるようにします。
この場合の、探したものというのは、
人それぞれで正解はありません。
自由に行なって下さい。
感情を観察して、これだ!と思えるような、
捉え方を探します。
ここでの正解、不正解というのは、
両極があるということで、
不幸に感じる話題は不幸でしかない、
という解釈は間違いです。
人によって受け取り方は違いますし、
あらゆるものには二極あるので、
あなたの中に必ず、
反対の、幸福だと感じられる様な捉え方が存在するのです。
 
これを繰り返すうちに、
ひっくり返すのが早くなって、
何かの物事を捉えた時に、
いつも同時に両極が見えるようになってきます。
これが統合領域に到達した状態で、
ここから更に統合意識を構築していきます。

 

 

棒に例えた意識状態では、
視点としては、三つあって、
片側の端に一つの視点、
反する端にもう一つの視点、
その両端に対して傾かずに真ん中にある視点の三つです。
こういうのを中庸とか中道とかゼロポイントといった言葉で、
表現するかもしれません。
片側の端だけでもいいし、
中庸でもいい、
極端でもいいし、中庸でもいい、
どっちでもいい、
ということではなくて、
両極、両端を同時に捉えているのが中庸です。
そうでないとバランスが取れません。
 
そこから、どちらかを必ず選択します。
どっちでもないとすると、
移動できませんよね。
宇宙の進化発展の流れに乗れずに、
後方に押し流されていきます。
 

(六)進歩の法則

すべての宇宙内のいずこにおいても停滞ということはない。

すべてのものは、有限界・宇宙無限界の両面において、
絶えざる運動、変化と進化を続けているのである。

 

「秘教真義」(M・ドーリル博士著)より

 
すべてのものは、動き続けていて、
変化と進化を続けるというのも法則になります。
 
両極を捉えたゼロポイントにフォーカスした後、
必ずどちらかを選択し続けます。
 
統合意識も構築していくと、
直線状の三点の視点から、
段々、球状になっていきます。
この意識状態は、
球の中心から、球の外側へ向かう視点と、
球の外側から球の中心に向かう視点と、
そのどちらとも両方を同時に捉える視点と、
三つの視点があることになります。

これを球体認識という言葉でご紹介しています。

 
ゼロポイントは球の中心になりますね。
 
こちらの球体認識のことを、

「22を超えてゆけⅡ太陽の国へver.2 6と7の架け橋」(辻麻里子著)では、

下記の様な例えで説明されています。

 

別の言い方をすれば、
惑星地球の中心から世界を見ることも、
惑星地球の外側から世界を見ることもできる。
そして、双方向の視点を束ねることが重要なのだ。
地球人類はいまだ一つの視点しか獲得していない。

自分の内側から 外の世界を見るというベクトルだけで、
その反対の視点をまだ獲得してはいないのだ。
ミクロコスモスでありマクロコスモス、
個であり全体、
全体であり個であることを理解するには、
世界を反転させ
双方向のベクトルを束ねることである。

どちらか一方に固執することなく、
包括的な視点に立つことが重要なのだ。
360度の球体の視点を獲得できれば、
多次元的な意識に到達できるだろう。

今まで常識的に信じていたことも、
角度を変えて見ることが重要である。

地表面にへばりついていた地球人類も、
宇宙空間から惑星地球を見ることによって、
飛躍的に意識が拡がることだろう。

図形には内側と外側を反転させ、
見る側と見られる側の間に
距離というものを形成する作用がある。
距離があってはじめて認識できる関係がある。
つまり、
惑星の表面にいたら
見ることができない本来の姿というものを、
視点を切り替えることによって
一瞬にして理解することができるのだ

 

「22を超えてゆけⅡ太陽の国へver.2 6と7の架け橋」

(辻麻里子著)より

 
”どちらか一方に固執することなく、
包括的な視点に立つことが重要なのだ。
ということです。
これが多次元的な意識なんですね。
 
次元とは周波数によって分かれていることは
知っているだろう。

その周波数を分かつ壁があり、
その壁は細かい網目状の膜のような構造であり、
互いに混じることはない。

次元の浸透圧を3次元的な言葉で説明すると、
高次元と呼ばれている領域に
行けば行くほど意識は微細になり、
反対に3次元の物質次元は粗くなる。

微細な意識は多次元を行き来できるが、
粗いものは自分が存在する次元から
そう簡単に移動することはできない。

多次元を行き来する秘訣は、
螺旋階段をのぼるように
周波数をあげて微細な存在になることだ……
 
「宇宙の羅針盤・下」(辻麻里子著)より
 
という箇所をご紹介しています。
 
”周波数をあげて微細な存在になる”
とありましたね。
 
高次元になるというのは、
低次元を含んでいますので、
低次元の視点も所持しています。
あの人のことは分からないと排除する場合は、
自分が思うほど高次元ではないでしょう。
 
統合意識の間違いで、
黒でもなく、白でもなく、グレーでいい!
と言う人がよく居ます。
混ぜません。
これは混ぜていても一色なので、
結局、二元性を克服した状態ではありません。
 
二元性を克服していないと、
黒か白かどちらかになります。
上記の例えではグレーになりますね。
黒と白両方あるのが分かっているよ!という場合でも、
その人の中でどっちかが善いという固定観念があれば、
これもやっぱり二元論者です。
 
例えば、
本物の霊能者っていうのは、
私を信じないでくださいって言うんだよ!
という場合はどうでしょうか?
本物の霊能者っていうのは、
ネットで発信なんかしないんだよ!
という場合はどうでしょうか?
言い換えると、
私を信じて下さいって言う人は、
みんな偽物の霊能者だ!
となりますが、これはそうかな?と思います。
でも、
私を信じないでくださいって言う人は、
みんな本物の霊能者だ!
というのは、本当にそうでしょうかね?
ネットで発信している人は、
みんな偽物の霊能者だ!というのは、
そうかもしれませんね。
(私はネットで発信している本物を知っていますが)
でもネットで発信しない人はみんな、

本物の霊能者っていうのは、

というのは、本当にそうでしょうかね?
短絡的に判断しない様に、
この場合はどうか?この場合ならどうか?と、
検証してみましょう。
 
統合領域に到達した意識というのは、
黒も白も両方内側に保持して、
自分の必要に応じて選択します。
 
あの人がいいと言うからとか、
あの人にいいと言ってもらいたいからといった、
外側の人に左右されません。
それもまた偏りだからです。
あの人は自分ではないので、
いいと言ったり、言わなかったりするでしょう。
それはあの人が決めることです。
 
私はどうしたいのか?
というのが重要です。
 
暗黒は暗黒同胞らの旅する道なりて
その暗黒は夜の暗黒に非ざる暗黒なり。

彼らは人間の夢を通して
地球をあまねく旅しておれり。

彼らは己らが世界の外よりの住者らを
呼ばんとて
己らがまわりの暗黒より力を得しなり。

彼らは人間に気づかれざる
暗黒なる方法にて
他の住者らを指図し送り出す力を有するなり。

暗黒同胞らは人の”心の場”にまで達し
そのまわりを彼らの
夜のベールもてふさぐなり。

さらばその魂はその生涯を通じ
夜のベールのしがらみにて縛され、
束縛状にてすごすなり。

彼らは夜と一体なる故
禁ぜられし禁断の知識もて強大なり。
 

解説

もし光へと進まんと望むなら
人間の魂は束縛されてはならない。

暗黒の力に屈することは
光の遮断を伴なうのである。

暗黒と不秩序を通してのみ
人間は肉体に縛られる。

だから人は光となるべきであり、
秩序化すべきである。


注解

暗黒の道は神へと向う道の逆である。

かかる意味では中道はない。

光へか、闇へかの二途しかない。

我々を悪にひきこまんとする者たちの
ことについて述べているのである。

彼らは七次元から悪霊を呼び出す力を
得ているのである。

絶えず努力し、自己を光明へと、
ことばにより、行ないにより、
思いにより仕向けていないと
暗黒にひっぱられると
教えているのである。

「エメラルドタブレット」
(アトランティス人トート著/M・ドーリル博士編)より
 
”暗黒の道は神へと向う道の逆である。
かかる意味では中道はない。
光へか、闇へかの二途しかない。”
とあります。
エイブラハム達が勧める、
明るくていい気分になる、
ポジティブな肯定的な思考を選択し続ける、
ということは光への道へ向かいます。
 
どっちつかず、真ん中~、
どっちも選ばないというのはあり得ません。
意識的に、光を選択する必要があるのです。
でもこれは強制ではないです。
自由意志が尊重されていますが、
選びたくても選べなくなる、
ということが、
原因と結果の法則がある為に起ってきます。
 
その為に、善行陰徳を積んで、
悪因を相殺してね!とお伝えしています。
 
どっちでもない、
どっちも選ばないというのは、
あらゆるものを否定していますが、
真ん中にある状態では、
あらゆるもの全てがあって、
どんな方向にも行けるという、
球の中心にある状態です。
 
【注釈】ゼロの神秘

ゼロとは、なにもない状態を指すのではなく、
すべての数字を含むことができる、
最大の数字であり、
もっともパワフルな数字である。

プラスとマイナスの数値が等しく、
完全にバランスのとれた状態を表現している。

たとえば真空状態というのは、
なにもない状態ではなく、
プラスとマイナスが
同量存在していることを意味する。

「心をゼロにする」という言葉は、
心を空っぽにするのではなく、
相反する正負のバランスを完全なる一点に束ね、
そのゼロポイントを探すこと。

プラス思考でもなく、
マイナス思考でもない、
その中央に位置する不動の領域こそが、
ときにさらされるのことのない永遠の場所なのだ。

ゼロポイントとは、過去でも未来でもない、
今という瞬間にある。

人は過去にも未来にも生きることができない。

そして、今という瞬間は、
すべての過去とすべての未来を同時に含んだ、
もっともパワフルな瞬間である。

「22を超えてゆけ」(辻麻里子著)より
 
下記の例えは有名ですよね。
 
たとえば、コップのなかに2分の1、 水が入っているとする。
半分残っているという捉え方と、
半分なくなったという捉え方がある。 
 
加算的な考え、減算的な考え、
この双方のベクトルを統合して、
2分の1「在る」という視点を持つことが
ゼロポイント的な発想の真髄でもある。
プラス思考でもマイナス思考でもなく、
なにも足さず、なにも引かず、
ただ「在る」姿を淡々と捉えること。
 
それが、ゼロポイントの意識状態に
到達することなのだ。
 
「22を超えてゆけⅡ太陽の国へver.2 6と7の架け橋」(辻麻里子著)より
 
棒で例えると、
片方の端は、半分残っているという捉え方で、
もう片方の端は、半分なくなったという捉え方になります。
真ん中に視点を置いて、
両方あるなと同時に捉えるのが統合した意識です。
 
 
そこから、自分にとってより善い方、
より最善を選択し続けて、
霊的な進化の階段を昇っていくのが”光”の道になります。
 
”暗黒の道は神へと向う道の逆である。
かかる意味では中道はない。
光へか、闇へかの二途しかない。”
為に、
明るくていい気分になる、
ポジティブな肯定的な思考を選択し続けます。
 
「人間の感情って、随分、厄介なのですね……」

マヤはポツリとつぶやいた。

「この宇宙空間において、地球人類の『感情』というものは、
重要なファクターのひとつです。

宇宙の進化の歴史をひも解いてみると、
この広大な宇宙のある時空領域では、
感情というものは進化の妨げになるという理由から、
感情を切り離してしまった者たちが存在します。

しかし、彼らはある一定のところまで進化した後、
それ以上先へは感情というファクターを
使わなくては進めないということに、
ようやく気がづいたのです。

ある一面からとらえれば、
理性的な判断を邪魔する感情というものが存在しますが、
それは感情というものが持つひとつの側面に過ぎません。

よろしいですか。

方向性を指し示す羅針盤となるものもまた、
感情なのですよ。

目先の進化の邪魔になるからという理由で
排除するのではなく、
感情を自分の意思でコントロールして
有効活用することが大切になるでしょう。
 
そのためには、自分自身のパターンを良く知ることです。
 
自分の心の闇をも、淡々と見つめることです。

感情という流れを押さえ込もうとしても、
発露を見出せない感情は凍りつき、
集合意識の底で氷の柱になり、
いずれは巨大な水量となって決壊することでしょう。

ごらんなさい、この正二十面体のように、感情にも、
さまざまな側面があるということを理解してください」

「自分自身のパターンですか……?
長所は短所、短所は長所になるのかな」

マヤは自分のパターンについて考えをめぐらせていた。

「よく覚えておいてください。
心を物差しではかるのではなく、心で世界をはかるのですよ」

アヌビスの凛とした声があたりに響き渡り、
その声に呼応するかのように、正二十面体は
キラキラと輝きながら回転を続けていた。

それはまるで記憶の扉のように、
一つひとつの三角形から、さまざまな感情へと
アクセスできるようだった。

同じひとつの現象でも、
いろいろな見方、感じ方があるように、
感情は人と人をつなぐ接続点になる。

共感をいだき、多角的にとらえることを助けてくれるのだろう。

「人は忘却のヴェールで心の痛みを覆いつくし、
しばし闇のなかで自分を取り戻そうとします。

しかし、ご自分の心の闇を恐れていては、
同じことを何度も何度も繰り返してしまうでしょう。

この正二十面体は、言えなかったこと、伝えられなかった気持ち、
流せなかった涙の結晶でもあるのですよ」
 
「宇宙の羅針盤・上」(辻麻里子著)より
 
”方向性を指し示す羅針盤となるものもまた、
感情なのですよ。”
とあります。
これをエイブラハム達が、
感情がナビゲーションシステムと伝えている部分ですね。
 
願いを叶える法則だの、思考が現実化する法則だの、
マイルールで叶えるだの、
思考を中心としたメソッドなんですよ。
自分に都合のよいものを設定すれば、
それが叶うというやつです。
そうではなくて、よく自分の感情を観察してみて下さい。
掘り下げて掘り下げてとやっていると、
あっこれが私の望みだったんだ!
というハッとする様な考えが見えてきます。
その時の感情は、ああこれだとホッとする、
胸の辺りが楽になって拡がっていく感じがします。
 
”目先の進化の邪魔になるからという理由で
排除するのではなく、
感情を自分の意思でコントロールして
有効活用することが大切になるでしょう。
そのためには、自分自身のパターンを良く知ることです。
自分の心の闇をも、淡々と見つめることです。”
とありますね。
 
自分が不快に感じているのにも関わらず、
霊的な進化成長を求めだすと、
ネガティブな感情は一切感じないんだと思い込んで、
他人のせいにしてしまうことがあります。
 
あの人は私に嫉妬しているから、
攻撃的なんだわ!とか、
魂レベルの低い人なんだわ!とかいって、
自分を納得させようとします。
正にその今自分が感じている不快な感情を、
自分の心の闇をも、淡々と見つめることが大事ですよ。
 
例えば、あなたが母親だとして、
幼稚園の先生だとして、
子どもがちょっと攻撃的に感じるようなことをしたら、
嫉妬しているんだわ!と思うでしょうか?
魂レベルの低い人なんだわ!と思うでしょうか?
あなたが自分が思っている様に、
うんと高いレベルに位置しているとして、
そう感じると思いますか?
よく向き合ってみましょう。