「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本を教科書にして、

引き寄せの法則についてまとめてきました。

次のステップとして、

「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本があるので、こちらをご紹介したいと思います。

 

エイブラハムが教える引き寄せの法則について書いた記事は、
下記になります。
 
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著) より
 
「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
 
 
 
こちらでお伝えしているのは、
宇宙法則の引き寄せの法則です。
潜在意識をどうこうする引き寄せではないです。
解釈が真逆になりますので、
潜在意識系の方は読むのをご遠慮下さい。
(ちなみにこういう風に書くのも法則が働いているからです)
 
エイブラハム達が伝える「引き寄せの法則」
というのは、
似たものを引き寄せる法則のことで、
思考が現実化する法則のことではありません。
考えると波動が出て、その波動に応じて、
引き寄せの法則が働きます。
引き寄せるのは現実的、物質的なものだけではないのです。
引き寄せの法則を伝えていない、
カウンセラー、アドバイザー、メソッドにご注意下さい!
注意喚起を強く行なっています! 
 
 

「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本の、喜びとお金の源泉としてのキャリアという箇所を、

ご紹介したいと思います。

 

キャリアとは?(エイブラハム) 

人にまず聞かれること(エイブラハム)

引き寄せの法則とキャリア(エイブラハム)

空虚さの満たし方(エイブラハム)

「思考は現実化する」との出会い(エイブラハム)

ポジティブな気分(エイブラハム)

与えずに得る(エイブラハム)

行動で相殺する必要はない(エイブラハム)

地球へようこそ(エイブラハム)

 

という記事の続きです。

 

 
彼からの告白を引き寄せることができるのか?
という記事を書きましたが、
結論から言うと、
他人の現実を創造することは出来ないので、
誰かを思う通りに動かすことは出来ません。
なので引き寄せの法則としては行えません。
霊的に言うと、自由意思を奪う行為なので、
悪因を積みます。
やっちゃいけないことですよ!
 
ツイッターで検索していたら、
恋愛の引き寄せを伝えている人の一部は、
相手から何かをしてもらうといった、
受動的な考えはダメだとか、
告白されるといった具体的な状況ではなく、
彼と会っている時の幸せな気分を想像するなど、
感情を動かす様にする、
引き寄せの法則に忠実なアドバイスもありました。
日付的には何年も前のもので、
近年のものの多くは、
潜在意識とセットで、
彼に告白される場面を想像すれば、
潜在意識が働き出して願いが叶うと、
やっていました。
最近の主流のメソッドなのでしょう。
 
彼から告白されたいというのは、
つまり私はどうしたいということなのかな?と、
自分を主語に考え直します。
もしかしたら、自分から告白するのは嫌だから、
彼から告白されたいといった、
否定語の望みが出るかもしれません。
それを更に、ということはつまりどういうこと?と、
肯定語に直して下さい。
それが出来ると、そうか、分かったぞ、
私の望みはこれだったのか!というのが出てきて、
そこから引き寄せの作用点が変わります。
 
 
自由意志が尊重されていますので、
彼に告白させようみたいな、
やっちゃいけないことも、
相手をコントロールして誘導すれば、
出来てしまうのがこの領域の特徴です。
何でもやってみないと、
本当に善いのか悪いのか分かりませんよね。
やっちゃいけないことと言っても、
実際に出来るもの、存在するものというのは、
創造主から許されています。
 
「すべての物やひとにコード番号と名前が
つけられているのを知ったからといって、
べつに問題はないだろう…」
 
ビンカはおどろいて言った。
「一人ひとりすべてのひとに!?」
 
「前に話した銀河系の中心にある
”スーパーコンピューター”にだよ」
とアミ。

「それに”スーパーコンピューター”は、
なんでも知っているって言ってたよね」
ぼくはアミが以前に話してくれたことを思い出して言った。
 
「うん。そして”親交世界”が未開世界をたえず監視している、
もうひとつ別の大きな理由というのは、
”スーパーコンピューター”にデータを送ることなんだよ」
 
「じゃ、みんな”リスト”にのっているの?」
 
「”きみたちのかみの毛の数まで数えられているよ”
と言っても、警察のように監視しているということじゃなくて、
保護のためなんだ。
ちょうどお兄さんやお姉さんが
弟や妹を見守っているような感じだよ」

「わたし、そうしたことは
みんな神がするのかと思っていたわ」
とビンカが言った。
 
「神はなにもしないよ」
アミのお父さんが、きっぱりと言い切った。
 
まるで異端者から
話を聞いているような錯覚におちいった。
 
アミはぼくたちの反応を見て少し笑ったあとで、こう言った。
「もし、豊かな収穫を望む農民が、
畑にまったく種もまかなければ水も肥料もあたえず、
ただ神に祈ることだけに専念したとする。
いくら祈ったにせよ、
これでなんらかの収穫が得られると思う?」
 
「ううん。そのばあいはなにも……。
でも、もし種をまいて、神のたすけを待ったとしたら……」
 
「もし、石を頭の上に投げたとしたら、
石はかならず頭の上に落ちてくるよ。
たとえ、どんなに神に祈ろうとね」
こんどはスクリーンのアミのお父さんが言った。
 
「花の種をまけば花が手に入る。
いばらを植えればいばらが手に入る」
 
「じゃ、神はなにをするの?」とぼくは聞いた。
 
「神はこの宇宙のすべての遊びを、
宇宙を支配する法でもってデザインし、
すべての物や魂に、
基本的なエネルギーである神の愛の精神をそそぎこんだんだよ。
でも、そのあとのことは、
神ではなくわれわれじしんがしなくちゃならないんだよ」
とアミは説明してくれた。
 
「じゃ、どうして神は戦争や不正を許しているの?」
とビンカが聞いた。
 
「神が許しているんじゃない」とアミは言った。
 
「じゃ、だれなの?」
 
「戦争や不正を生み出し、
そして、それを許しているのは神ではなく、
きみたちじしんだよ」
アミは答えた。
 
なんとか、アミの言ったことへの
反論をこころみようとしたが、
まったくできなかった。
 
アミの言うとおりだと思った。
 
ぼくの世界で
なんどもなんどもくりかえして聞かされていることの疑問。
 
多くのひとが”天罰”とか”神のくだした罰”とかを言う。
でも、ぼくには、
アミの説明のほうがずっと信じられる気がした。
 
とくに、”神はなにもしない、
なにかしなくてはならないのはぼくたちのほうだ”
ということは、とてもはっきりと理解できた。
 
「もどってきたアミ」(エンリケ・バリオス著)
 
”神はこの宇宙のすべての遊びを、
宇宙を支配する法でもってデザインし、
すべての物や魂に、
基本的なエネルギーである神の愛の精神をそそぎこんだんだよ。
でも、そのあとのことは、
神ではなくわれわれじしんがしなくちゃならないんだよ”
とあります。
また、
”花の種をまけば花が手に入る。
いばらを植えればいばらが手に入る”
ともありますよね。
 
私たちが自由に生き、
あらゆることが可能となる様に、
宇宙法則が存在します。
やっちゃいけないことを禁止しなくても、
やっちゃいけないことに対しての結果は、
やった人に返るのが法則です。
 
ドーリル先生は、
一番最初に覚えなくてはならない法則は、
原因と結果の法則だと伝えています。
 

ほとんどの人々には知られていないけれど、
現在の心的発達程度の人々にとって
一番大切なことは人生の法則である。

人生についての理解がないと、
その人は、抜け出ることが不可能に近い
迷路の中に入り込んだ様なものだ。

この重要な人生法則は、
”原因結果の法則”である。

この法則が理解できない限り、
人間は自分の運命の支配者にも
自己の魂の主人公にもなれない。

人間が、あらゆる出来事は、
その以前にそうなるべき原因があったから
そうなったのだということが本当に分かった時、
そしてそれが本当に分かった時にだけ、
今日自分が意志的に成したことが
明日の自分の運命を創っているのだということが
真に理解できるのである。

この因果法則の知悉理解によって、
人間は、過去において自己が創った因果律の
”因”の運命的”果”を大巾に修正抹消して、
将来の自己の人生そのものを
好転させることが出来るのである。

 

「秘教真義」(M・ドーリル博士著) より

 

善因善果、悪因悪果、

とてもシンプルな仕組みです。

もし、悪因を積み重ねてしまったなという自覚があれば、

今からすぐに善行を積み重ねて下さい。

少しでも相殺していきましょう。

人知れず行う善行の陰徳の方が善いですよ。

 

これを書くと必ず、

自己犠牲は必要ない!と怒る人がいるんだけど、

善い行ないをする為に、

自分が犠牲にならなくてはいけないと考える人は、

全て損得で考えていて、

誰かに奉仕することは自分が得したと感じられなくて、

自己犠牲になるんでしょうね。

 

例えば、もし善い行いをしたとしても、

写真付きでツイッターに上げてしまう、

承認欲求を満たそうとする、

みたいな感じになってしまう。

そこで相殺されてしまうので、

過去の悪因は残ったままなんですけどね。

 

全ては鏡なので、

そういう発信をする人の言葉を鵜呑みにしないで、

ひっくり返して考えてみましょう。

つまり、言い換えるとこうとも言えるよね!

とやってみると、本当にこの人の言う通りでいいの?

と立ち止まれると思います。

これも転換の練習ですよ。

 

いい気分でいればいい気分のものが引き寄せられる、
という似たものを引き寄せる、
引き寄せの法則には危険な部分があります。
それは、人によっていい気分という解釈が違うところです。
 
恐らくエイブラハム達は、
人から奪う様な人を害する様な行為を、
いい気分では行えないよねというのが、
前提になっていると思います。
自他同一を理解して、
統合意識領域に到達すれば、
他人に行なったことと自分に行なったことは、
同じことになりますけれども、
二元性に留まった状態だと、
自分と他人の比較を繰り返すので、
人より上になる、人より得するという方が、
いい気分に感じられるかもしれません。
 
まず、二元性を克服する、
あらゆるものには二極ある、
表裏一体であることを理解しないと、
引き寄せの法則を上手に活用することは、
出来ないですよとお伝えしています。
 
彼からの告白を引き寄せることができるのか?
といった発想を自然にしてしまう場合、
普段から自分の周りの人たちを、
思う通りに動かそうとしています。
ここで引き寄せの法則が働いていますので、
似たような人が集まり、
他人の顔色を窺い、
他人が喜びそうな言動をお互い取りあっているでしょう。
 
こういう人達は立ち位置がひっくり返っているので、
実際には法則を上手に活用出来ていないと思います。
 
 
エイブラハム わたしたちが、
物質世界での人生の最初の日に
あなたがたに話してあげるとすれば、
こんなふうに言っただろう。

「地球へようこそ。
あなたはなんにでもなれるし、
なんでもできるし、
なんでも手に入れられる。
そしてここでのあなたの仕事は
─人生のキャリアは─喜びを求めることだ。

あなたは絶対的な自由の『宇宙』で
暮らしている。

あなたは完全に自由で、
あなたが考えるすべての思考が
あなたに引き寄せられてくる。

明るくていい気分になることを考えれば、
あなたは『本当の自分』と調和するだろう。

そうやって絶対的な自由を活用しなさい。

喜びを求めなさい。

そうすれば想像し得るかぎりの
成長のすべてが、
喜びのうちに豊かにあなたのもとへ
引き寄せられてくるだろう」

だが、今日はあなたがたの
人生の最初の日ではない。

ほとんどの人は
これを読むまで長い間、
自分は自由ではないし、
価値がないし、
それなりのものを受け取る価値が
あることを行動を通じて
証明しなければらない、
と信じていた。

多くの人たちは今、
キャリアや仕事に喜びを見いだしていないが、
辞めれば金銭的に困って
もっと嫌な思いをするから
さっさと辞めることもできない、
と感じている。

また、
現在収入を得られる仕事をしていない
多くの人たちは、
暮らしを支える手段や
将来の安定を確保する手段がないことで
嫌な思いをしている。

だが、今どんな場所にいようとも、
そこに肯定的な側面を
見いだそうと決意すれば、
唯一あなたが望むことを遠ざけている
あなた自身の抵抗がなくなる。

過去に引き返して
何かをやり直したり、
まだ成し遂げていないことについて
自分を責めたりする必要はない。

要するに今という瞬間を
人生経験の始まりだと見ることができたら
─自分には価値がないという思いや
恨みがましさなど
お金にまつわることが多くて
嫌な気分になる抵抗の思考を
できるだけ排除すれば─
今すぐに金銭的な状況は
変化し始めるだろう。

あなたはこう言うだけでいい。

「わたしはここに、
これからの人生経験の
最初の日にいる。
そしてこの瞬間からは
なんとしてでも
明るくていい気分になれる理由を探そう。

私は明るくていい気分になりたい。

明るくていい気分になること以上に
大切なことは何もない」

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
”なんとしてでも
明るくていい気分になれる理由を探そう。
私は明るくていい気分になりたい。
明るくていい気分になること以上に
大切なことは何もない”
とありますが、繰り返し繰り返し、
似たような説明が出てきますよね。
 
明るくていい気分になる為に、
転換する、肯定的な側面を探す、
という方法をご紹介しています。
 
こちらについて、
誤った形で流用して、悪質な誘導を行なう、
引き寄せアドバイザー、カウンセラー、
あとコーチングですか????
の人がいます。
 
二元性を克服していないと、
転換出来ないんですよね。
 
goo辞書では転換は、
”別のものに変えること、
特に、傾向・方針などを、違った方向に変えること。
また、別のものに変わること。”
変換は、”入れ変わること。また、変えること。”
とあります。
エイブラハム達は一本の棒に例えていて、
両端がそれぞれポジティブ、ネガティブという、
相反する方向として説明していました。
ここでの転換は、単に変えるのではなくて、
ネガティブに向いている方向をポジティブに変える、
という意味になります。
 
二元性を克服していない状態は、
同じものごとの二つの側面を、
探し出すことが出来ず、
いつも、別々のものごとを比較しています。
絶対的に善いものと、絶対的に悪いものがある、
という前提で話を進めるので、
最初の設定から片側に偏っています。
 
例えば怒りについて、
怒りというのは感情の一つであって、
感情そのものに善悪はありません。
善い感情は喜びや楽しみ、
悪い感情は怒りや憎しみといった形で、
振り分けてしまいそうですが、
それはその人の価値観がそうなのであって、
別の立場の人にとっては、
怒りや憎しみが善い感情になる場合もあります。
 
転換する時に、
怒りを感じていた場合。
怒りが悪い感情なので、
善い感情に転換しましょう、
ということではありません。
また、怒りというネガティブな感情でも、
復讐といった負の方向に向かうのではなく、
自分を向上させるといったポジティブな方向に向かえば、
いいのだといったことも、
転換ではありません。
 
怒りの感情が湧いた時に、
いい気分がしないなら、
今ネガティブな思考をしていて、
ネガティブな気持ちになっているということで、
怒りについていい気分になるような見方を探します。
それが転換です。
出来る様になると、怒りそのものは、
善悪はないのだなと分かります。
 
例えば、我慢に我慢を重ねて、
抑えきれずに怒ってしまった、
というのなら、その前に我慢という、
嫌な気分が続いていたので、
怒りは更に大きな嫌な気分になる感情だと思います。
 
でも、人生では怒らなくてはいけないこともあります。
怒りを選択する必要があるという場面もあるのです。
 
goo辞書では、怒るについて、
"不満・不快なことがあって、
がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。"
"よくない言動を強くとがめる。しかる。"
とあります。
 
叱ると比較されることがよくあって、
子育てでは、怒るのではなく叱りましょうと言います。
”目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。”
とあるので、言動を正そうという時に叱る、
という感じですよね。
 

怒る時はどんな時か。

”がまんできない気持ちを表す”とありました。

子どもが自分や他者を傷つけた時、

その恐れがある時には、

咄嗟に怒ることがありました。

私にとって大事な宝物のようなあなた(子ども)を、

傷付けるのはやめて!と怒る。

感情を出して自分の気持ちを伝える、

という感じです。

 

あまりにも理不尽なことを誰かにされて、

やめて欲しいと意志表示しても、

やめてくれない時、

怒ると言う形で意思表示します。

怒る形で、身を守って、相手を威圧する感じです。

言いなりにはならないぞ!とやる。

 

私が小学生の頃、

スイミングスクールに通っていたのだけど、

公共のバスをよく利用していたのね。

冬の夕方、スクールからの帰りに、

友達と4人でバスを待っていたら、

知的障がい者?なのか、

いつもフラフラして子どもを追っかけている、

痴漢と呼ばれている人が来て、

ずっと話し掛けて、

自分は歯医者だから口の中を見てあげる、

と言いました。

4人の口を開けさせて、

指を突っ込んで歯を触り始めたのね。

4人も居たんだけど、

とにかく怖くてどうしたらいいか分からないし、

バスが来るまでの我慢と思って、

皆で半泣きになりながらじっとしていたら、

会社帰りのおじさんが来て、

「コラッ」って怒鳴ったのね。

そしたらそいつは慌てて去って行きました。

 

こういう怒るって、

悪いものでしょうかね?

この時のおじさんはネガティブな、

嫌な感情だったのでしょうか?

変質者に対しては嫌な感情を、

覚えたと思うのだけど、

怒る行為自体は、

私たちを助ける為であって、

その時の怒るという感情は、

その必要があったから、

湧き上ったものだと思います。

この場合の怒りは、
善因になっていますよ。

怒りの元になっている思考は、

正義感の様なものではないでしょうか?

 

怒る時には、

様々な場面があって、理由があります。

 

怒りが悪い感情なので、

善い感情に転換しなきゃとか、
怒りの元の感情は怖れか悲しみしかない、
みたいなのは、
片側だけしか見えて居ない捉え方ですよ。
それはあなたの場合がそうである、
ということであって、
二元性を克服した人はそうではないです。
 
犯罪者を前に、ニコニコ笑って、
穏やかにいることが善い事でしょうか。
怒りが悪いものなら不動明王様という存在は、
いなかったと思います。
ある方のブログによれば、
不動明王様というのは、
悪霊や低級霊など闇の存在に加担する者に対して、
涙を流しながらあえて、
暴悪者のように、大憤怒者のように、
怒り狂った形相をしてまで煩悩を断ち切り、
悪霊を打ち砕き続けているそうです。
 
私たちの霊的な学びの段階では、
ネガティブな感情を蓄積した結果の怒りから、
自身をコントロールし、
意識的に怒るというものがあります。
感情に振り回されない怒りです。
怒りのレッスンもいずれ経験する人もいるでしょう。
 
不動明王様は、その激しい怒りの最中で
慈悲の涙を流されているということです。
何とも辛いお仕事を任されているのだ、
ということを知ったとしたら、
不動明王さんに対する観方も変わってくるのではないでしょうか、
といった説明がありました。
 
色んなパターンがあります。
あなたが経験していないことは、
想像が出来ないだけです。
 
でも、法則なんだなと分かれば、
自分には分からなくても、
怒ることはネガティブなことだとしか、
考えられないけれども、
両極あるのが法則なのだから、
ポジティブな捉え方も必ずあるんだな、
それはどんな捉え方だろうと、

自分の中で探すことが出来ると思います。

 

エイブラハム 仕事の環境に
明るくていい気分になれないことがある場合も多いし、
本当に明るくていい気分になるには
そのようなネガティブな影響から
離れるしかない、と思っていることもあるだろう。

だが、辞めようと考えても、
それでなくても経済的に厳しいのに
辞めれば収入がなくなるから、
やっぱりいい気分になれない。

それで逃げ場のない不幸せな気分のまま
仕事を続けている。

少し距離を置いて、
今のキャリアをお金と引き換えにする仕事
としてではなく、
楽しい経験をするための経費として考えると、
自分の考えや言葉の多くが
喜びを求めるという目的に
合っていないことに気づくだろう。

あなたが
「明るくていい気分になること以上に
大切なことは何もない」
と言えば、
自分で自分を違う思考や言葉や行動へと
導くことになる。

現在の仕事やいっしょに働く同僚たちについて、
意図的に肯定的な側面を見ようと
努力するだけで、
すぐにホっとして楽な気分になるだろう。

そのホっとした気分は、
波動が変化し、それとともに
引き寄せの作用点が
変化したことを示している。

そうなれば、あとは
「引き寄せの法則」で
今までとは違う人たちの出会いがあるだろうし、
同じ人たちとも
違う経験をするかもしれない。

それは一種の内側からの創造で、
決してうまくいくはずのない
外側からの創造とは違う。

自分は
明るくていい気分になりたいのだと決める
というシンプルで力強い前提があれば、
ものごとは劇的によくなっていくだろう。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
”それは一種の内側からの創造で、
決してうまくいくはずのない
外側からの創造とは違う。”
とあります。
外側を変えようとするのではなくて、
自分の内側である捉え方、考え方を変えるのです。
 
これもね、ひっくり返っている人は、
真逆の解釈をするんですよ!
 
彼の行動を変えるという思考をすれば、
現実化する、みたいなのは、
彼を変えるということ自体が、
外側を変えるということになっています。

本当は、変えるのは自分の捉え方、考え方なんですが、

思考で彼を変えようとしているのだから、
自分の内側で行なっていることで、
内側からの創造だ、内側を変えていることだ、
という解釈をするんです。
あと、彼女がいる彼と、あなたの彼は別でしょ!とか、
あの女と結婚している男は彼ではない、
彼は私の内側にいる!
みたいなことを言いますよね。
根本的に違うでしょ!と思うのですが。
思い込み、固定観念が酷くて間違ったまま進みます。

 

内側を変えることで外側を変える、

これはよくお伝えしていますが、
銀河ネットワークさんの過去記事には、
 
自身の進化の過程において、
自発的に次世代領域への移行を意図(可視行為)する前提には、
全て(陰・陽)の事象を受容する意識・感情(不可視行為)が
自身の内に確立されていることが必須条件になります。

現在の自分の覚醒状況を把握するには、
三次元地球領域に事象化している
全ての現象(直接的・間接的)(外的・内的)に対して、
自分はどのような意識・感情を持っているかを
洞察することが必要で、
陰的現象に対して、
排除・逃避意識(不可視行為)が存在している場合は
覚醒状況には近づいていないという理解が必要です。

日常において陽的ポジティブエネルギー(表)を
扱えるスキル(光エネルギーの発信)(ポジティブな行動)だけでは
達成することは出来ません。
 
日常において陰的ネガティブ的(裏)な出来事
(内面に隠れているエネルギー)を
排除・逃避しないで受容し変換するスキル
(闇エネルギーの変換)を実行して、
波動を反転させることが最重要ポイントで
これは銀河系公認の錬金術です。

表裏一体=静動一体=統合
 
”銀河系公認の錬金術”とあります。
 
ネガティブな出来事をひっくり返して、ポジティブにしていく、
という技術が必要で、
これが出来る様になると、
あらゆる出来事に動じなくなります。
 
こちらは、何度かご紹介している、
「宇宙の羅針盤・下」(辻麻里子著)の下記の説明と同じです。
 
試練や苦しみは人間が作り出したものです。
 
試練や苦しみはなく、ただ現象が起きた時に、
これは試練だとか苦しみだという観念を人間が作り出したのです。
 
たとえば、転んだ時、倒れたという経験をしただけで、
歩くことと、転ぶことに、たいした違いはありません。
 
悲しみから人を救うのではなく、
これは悲しいことではないかもしれない、
という知恵をもたらし、
とらわれや固定観念から人々を解放することです。
 
物事を反転させた時に、
そこに気づきと喜びがあるのです。
 
この星の人は、ひっくり返っていることに気づいていません。
 
人は、気づきを気づきとして理解できません。
 
”試練や苦しみはなく、ただ現象が起きた時に、
これは試練だとか苦しみだという観念を人間が作り出したのです。”
ということを、全ての人が理解すると、
本当に苦しみというものがなくなりますよね。
(難しいことですし、
そうならなきゃいけない訳ではないですけどね!)
引き寄せの法則について考えても、
結局他の法則も関わってきて、
結果的には宇宙法則全体の理解、
意識の上昇に繋がるものです。
そこには、内観して、
自分の心の闇と向き合うという作業があります。

 

 
「引き寄せの法則」はあなたの思考の
波動に応じて働く。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

自分の思考に働くのが引き寄せの法則です。
彼の告白を引き寄せるという時、
彼が私に告白するのだと考えたら、
彼が私に告白したくなる様な波動になる、
ということになりますかね?
自分を主体にして、自分の思考に対してではなくて、
周囲や彼の波動が変わる、
という解釈になりますよね。
そういうことはなくて、
自分の思考の波動に応じて働きます、
ということなんですよ。
 
自分を変えることで結果的に、
周囲も変わるというのが、
上の如く下も然りという錬金術の極意であり、
宇宙法則なので、
周囲を変えるという発想は、
その時点で宇宙の流れに反しています。
 
思考の波動というのは、
理解しにくいですけれども、
 
あなたの身体が持つ
六つの波動解釈器官のなかでは、
感情が最も強力かつ重要で、
現在の思考(波動)があなたという存在の
核心の波動と調和しているかどうかを
いつも教えている。

見えない世界は波動だ。

あなたが知っている物質世界も波動だ。

波動という性質を持たないものは、存在しない。

「引き寄せの法則」に従っていないものは、
存在しない。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
”感情が最も強力かつ重要で、
現在の思考(波動)があなたという存在の
核心の波動と調和しているかどうかを
いつも教えている。”
とある様に、
自分の感情を観察すれば、
思考の方向も分かる様になります。
 
前の記事で、彼に振られたくないという望みがある時の、
思考の探し方を書きました。
私だけを見て欲しいとか、
愛されたいとか、
告白されたいといった望みは、
他人軸であると言えます。
そういう望みを善しとして、
実現可能なこととして、
アドバイスしている引き寄せカウンセラー、
アドバイザーが多いですよね。
 
肯定的な側面を探す方法をご紹介しましたが、

 

そこでエスターは書き始めた。

「設備がきれい。
清潔。
場所がいい。
高速道路に近くてわかりやすい。
いろいろな大きさの部屋があって、
参加者の人数に合わせて使える。
ホテルのスタッフはいつも感じがいい……」

こうして書いているうちに、
エスターがホテルに抱いていた気分は
ネガティブなものからポジティブなものへと変化し、
気分がよくなったとたんに、
ホテルから彼女が引き寄せるものも変化した。

エスターは「いつも準備を整えて待っていてくれる」
とは書かなかった。

そんな経験はしたことがなかったからで、
そんなふうに書いたら矛盾した感情か
抵抗する気分、
自分を正当化したい気分がわいてきただろう。

明るくていい気分になりたいと考えて、
ホテルの感じのいいところに
意図して関心を向けたために、
ホテルについてのエスターの
引き寄せの作用点が変化した。

その結果とても興味深いことが起こった。

ホテルはもう二人の予約を忘れなくなった。

エスターは、ホテルが予約を忘れたのは
仕事に不熱心だからでも
いい加減だからでもなかった、と気づいた。

そうではなくて、
スタッフたちはエスターのホテルに対する
支配的な思考に影響されていただけなのだ。

要するにスタッフたちは
エスターのネガティブな思考に
逆らいきれなかったのである。

エスターは「肯定的な側面の本」を書くのが
楽しみになり、
いろんな事柄について書き込んだ。

わたしたちは、
もっと明るくていい気分になりたい事柄だけでなく、
既に明るくていい気分になっていることについても
書いたほうがいいと勧めた。

そうすれば
明るくていい気分になる思考が習慣化し、
明るくていい気分になる思考を楽しむことができる。

これはすてきな生き方だ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
経験していないことを書くのではなくて、

経験したことで良かったことを探して書きます。
思考が現実化する教の人は、
経験していないことを書きますよね。

シナリオを創れば、

その通りの現実になるんだとやります。
 
自分の心のなかで起こることは
コントロールしやすいから、
たいていはパーティーの最中よりも、
その前に状況の肯定的な側面を見つけるほうが簡単だ。

こうなるといいなという状況を想像して、
ポジティブな反応を練習すれば、
実際にパーティーに行ったとき、
数日前から練習していたように
自分をコントロールできるだろう。

明るくていい気分と
嫌な気分に同時になることはあり得ない。

望むことと望まないことに
同時にピントを合わせることはできない。

パーティーに出る前にいいことや望むことに
思考を向けるように心がけていれば、
「引き寄せの法則」によって
明るくていい気分になること、
望むことが引き寄せられてくる。

単純なことだ。

これからパーティーで今までとは
違う気分になりたいなら、
今までとは違うストーリーを語るように
しなくてはいけない。

これまであなたが語っていたストーリーは
こんなふうだった。

「わたしがパーティーに招かれたのは
夫のおかげ、それだけだ。

本当はわたしがいてもいなくても
どうでもいい、とみんな思っている。

わたしはこの会社の仕事とは
関係がないし、
彼らが興味を持っていることのほとんどが、
わたしには理解できない。

わたしはよそ者だわ。

メアリはわたしみたいなよそ者だと
感じていない。

あの人が自信たっぷりなことは、
服装や態度からよくわかる。

メアリのそばにいると、
自分が魅力がなくて、
スマートでなくて、
何もかも劣っていると感じる。

ほんとに嫌な気分。

来なければよかった」

そこでもっと気分が明るくなるストーリーの
一例を挙げよう。

「わたしの夫は会社で尊敬されている。

ときどき社員と配偶者がともに交流できる
チャンスを会社が作ってくれるのは
本当にいいことだ。

誰もわたしが
会社の内部事情に詳しいだろうなんて
期待していない。

それどころか、パーティーでは
仕事以外のことを考えられて楽しいと
思っているんじゃないかしら。

世界は夫の会社よりずっと大きいし、
人生にはいろいろなことがある。

わたしは会社には行ったことがないから、
かえって新鮮に感じてもらえるだろう。

だってあの人たちのトラブルと
わたしは無縁だもの。

メアリは明るくて親しみやすそうに見える。

彼女も会社の人事抗争や問題とは
なんの関係もない。

彼女を見ていると楽しい。

おもしろそうな人だ。

あの服はどこで買ったのかしら。
本当にすてきな服を着ているわね。」

おわかりだろうが、

今まで感じたすべての不安を
解消する必要はないし、
このパーティーで自意識の問題を
解決しようとしなくてもいい。

何かポジティブな面にピントを合わせて
気分が明るくなるのを
感じさえすればいい。

そのうちにメアリを見ても
いら立たなくなるし、
友達になれるかもしれない。

どっちにしても決めるのはあなただし、
あなたの波動がそれを実現するのだ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
こうなるといいなと望むことは、

今まで経験したことに対して、

今まで考えてきたことに対して、
こうも考えられる、こんな風にも言えると、
別の見方を探し出すことなんですね。
ネガティブに捉えていたことと、
反対側のポジティブな捉え方を探す、
ということが転換です。
 
思考は現実化する教の人は、
一つのものごとの別の見方を探す、
ということをしないで、
別々のものごとを考えて、
見方はいつも一つだけになっています。
違いが分かりますかね。
自分がいいと感じることだけを考える、
という場合、
嫌だなと感じることに対して、
転換を行なっていないのが、
思考は現実化する教の人達です。
だから、引き寄せの法則で言うところの、
波動が変化していないんですよ。
 
それなのに、信じ続ければ叶います!
と嘘をお客さんに刷り込みますよね。
 
 
思考を転換する時には、
少しずつ変えていくという方法を、
ご紹介しています。
 
常に望むことを意識していようと思うなら、
「感情というナビゲーションシステム」がとても役に立つ。

「ワークショップ」で完璧な健康を
意識したとしよう。

あなたは健康で元気いっぱいの自分を描いた。

さて、日常生活のなかで
女友達とランチをとっていたら、
相手は自分の病気の話を始めた。

彼女が病気のことを話しているのを聞きながら、
あなたはとても不安で落ち着かない気分になる。

それはあなたの「感情というナビゲーションシステム」が働いて、
今聞いていることや考えていること
─友達が話題にしていること─
が自分の意図と調和していないと教えているのだ。

そこであなたは話題を変えようという
はっきりした意志を持つ。

そして別のことを話そうとするが、
友達はすっかり興奮して話に熱中していて、
病気の話題から離れようとしない。

するとまたも、
あなたの「感情というナビゲーションシステム」が
警告のベルを鳴らす。

暗いネガティブな感情がわく理由は、
友達があなたの欲しないことを
話しているからだけではない。

ネガティブな感情は、あなた自身が
自分の欲求とは逆のことを信じているしるしなのだ。

友達との会話は、
元気でいたいという欲求と矛盾するあなたの信念を
活性化したにすぎない。

だから、友達と離れたり会話を打ち切ったりしても、
あなたの信念は変化しない。

あなたは、
ネガティブな信念を抱いているたった今からスタートして、
元気でいたいという欲求に調和する信念に向けて、
さっき話した「橋」を徐々に架けなくてはならないのだ。

暗いネガティブな感情がわいたら、
立ち止まって
「いったい自分は何を考えていたのだろう」と
振り返るといい。

ネガティブな感情がわくのは、
きっと重要なことを考えていて、
しかも本当の欲求とは
正反対の考え方をしているときだ。

だから「このネガティブな感情がわいたとき、
自分は何を考えていただろう」とか
「これについて、自分は何を望むだろう」と
考えることは、
自分が経験に引き寄せたいと思うのと
反対のことに思考を集中していたと
気づくきっかけになる。

例えばこんな具合だ。

「このネガティブな感情がわいたとき、
自分は何を考えていただろう?

インフルエンザの季節になったなと考え、
以前インフルエンザにかかってとても
具合が悪くなったときのことを思い出していた。

仕事に行けなかっただけでなく、
ほかにもいろいろやりたいことが
できなかったし、
何日も本当に惨めな気分だった。

それでは、
今自分が望んでいるのはなんだろう?

今年のインフルエンザシーズンを
健康に乗り切りたい、それが望みだ」

だが、こういう状況のときには、
単に「健康でいたい」というだけでは
十分ではない。

インフルエンザの記憶と、
インフルエンザにかかるかもしれないという
思いのほうが、
元気でいたいという欲求よりも強烈だからだ。

そこで、こんなふうに橋を架けたらどうだろう。

「今ごろの季節はインフルエンザにかかりやすい」

「今年はインフルエンザにかかりたくない」

「みんな、インフルエンザにかからないことを望む」

「みんな、インフルエンザにかかるようだ」

「いや、それはおおげさだ。
全員がインフルエンザにかかるわけじゃない」

「それどころか、わたしだって
インフルエンザにかからないで済んだことが
何度もある」

「必ずインフルエンザにかかるわけではない」

「今がインフルエンザの季節でも、
わたしがかからないで済む可能性はいくらでもある」

「わたしは健康でいたいし、そのほうが気分がいい」

「過去にインフルエンザにかかったときは、
まだ自分で経験をコントロールできることを
知らなかった」

「今は自分の思考のパワーを理解している。
だから状況は変わった」

「今は『引き寄せの法則』のパワーを理解している。
だから状況は変わった」

「今年、インフルエンザを経験しなければならない
必然性はない」

「自分が望まない経験をしなければならない
必然性はない」

「経験したいことのほうへ思考を向けることは可能だ」

「望む経験をするほうへ人生を動かしていこう。
そう考えるほうが気分がいい」

これで、あなたは違う信念へと橋を架けた。

ネガティブな考え方が戻ってきたら
─しばらくは戻ってくるだろうが─
意識して思考を別の方向に向ければいい。

続けていれば、そのうちネガティブな考え方は
起こらなくなる。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
エイブラハム達は、橋を架けるという表現をしています。
少しずついい気分になる様な考え方を探していきます。
 
”インフルエンザの季節になったなと考え、
以前インフルエンザにかかってとても
具合が悪くなったときのことを思い出していた。”
という嫌な気分の時、
これは望まないことだなと気付いたので、
望むことも分かりました。
”わたしは健康でいたいし、そのほうが気分がいい”
でも、いきなりここまで転換するのは難しいですよね。
 
難しいから、暗示に掛けるのだと思います。
アファメーションとかもそうですけど、
これが望みだと設定すればそうなる!
みたいに思い込もうとします。
 
その時の感情は、明るくていい気分でしょうか?
不安な嫌な気分から行なっていないか?
ネガティブな感情のままでは、
引き寄せの作用点は変わりません。
少しずつ、こうも考えられる、
こんな可能性もあると、

明るくていい気分になる様な考え方を採用していきます。

 
 
「サラとソロモン」 (エスター&ジェリー・ヒックス著)では、
こちらをご紹介しました。
 
「そんなこと、わかっているわ、ソロモン。
だからソロモンからの助けが必要だったんじゃない。
わたしがつながることができるように」

でもね、サラ、
僕も君を助けることはできないんだ。

君自身が、
《それがどういう感じがするかという実感》を
自分で見つけ出さなければいけないんだ。

「ソロモン、わたしにはわからない」

覚えているだろう、サラ、
《苦しみの鎖》につながっていながら、
同時に《幸せの流れ》につながることはできないっていうことを。

一度にどちらか一方にしかつながれないんだ。

不快な状況を見ていて、
それが君をいやな気分にさせている時、
君がそのいやな気持を感じているということ自体が、
その時点で君が《幸せの流れ》につながっていない
ということを、君に教えているんだ。

そして、
《幸せ》の自然な流れにつながっていない時には、
君は他人に与えられるものなんか何も持っていないんだ。

「そんなのひどい。
それじゃあ人を助けることなんてできないじゃない。

助けが必要な人を見つけても、
その人が助けが必要だということを
ただ見ているだけで、
わたしがその人を助けられなくなるなんて、
そんなのひどい。

それじゃあ、いったいぜんたい、
どうやって人を助けたらいいの?」

一番大切なことは
《幸せの流れ》にずっとつながったままでいることだってことを、
覚えておかなければいけない。

だから、君の考えを、
自分がいい気持ちでいられるようなところに
ずっと向けておかなければならない。

ということはつまりね、
現在の状況について意識するよりも、
自分と《幸せの流れ》のつながりをもっと
意識しなくちゃいけないんだ。

それが鍵だ。

きのう起こったことを思い出してごらん。

ゾーイーお婆さんとの間で
何が起こったか話してごらん。

「うん。学校の帰り道、
家に向かって歩いていたら、
ゾーイーお婆さんが自分の家の前の道を
よろよろ歩いていたの。

手足がまったく不自由みたいなのよ、ソロモン。
ほとんど歩けないくらい。

本物の枯れ木で作った古い杖を使って、
歩く時自分を支えているの

それから、何が起こったの?

「う~んと、別に何も起こらなかった。
ただ、わたし、
こんなに手足が不自由なのは
悲しいなあって思ってたの……」

それから何が起こったの?

「ええと、何も起こらなかったわ、ソロモン」

ちょうどその時、
君はどんなことを感じていた、サラ?

「ええと、わたしはほんとうに
いやな感じがしてた。

ゾーイーお婆さんのことを、
ほんとにかわいそうだと感じてた。

お婆さんたら、階段を登る時に
自分の体を引っ張り上げるのでさえ大変なの。

年を取ったらわたしも
あんなふうになっちゃうのかと思ったら、
わたし怖くなっちゃった」

ほら、それが、この出来事全体の中で
一番重要な点だ。

もし自分がいやな感じを
感じていることに気づいたら、
それは《幸せの流れ》との
つながりを断った状況にいる
ということなんだ。

本当はね、
人は自然に《幸せの流れ》に
つながっているものなんだよ。

つながるために努力なんかしなくていいんだ。

どう感じているかに意識を向けることが
重要なのは、
つながりが断たれた時に
すぐにそれに気づけるからなんだ。

つながりが断たれている状態が
いやな気持ちというものなのさ。

「でも、つながったままでいるためには、
わたしは何をすればよかったの、ソロモン?」

『つながったままでいる』ということを
最優先させている時には、
つながったままでいられるような考えを
どんどん思いつくものなんだ。

けれども、そのことが
一番重要なことだってことを
真に理解するまで、
ほとんどの人は、
ありとあらゆる種類の無駄な探求をしている。

今から、いくつかの考えを言ってみるから、
それを聞いた時、
どんな感じがするかに注意を払ってごらん。

それが君を《幸せの流れ》につなげるか、
つながりを断ってしまうかどうか。

「いいわよ。」

『あのかわいそうな老女を見てごらん。
ほとんど歩くことさえできやしない』

「う~ん、それはすごくいやな感じがする」

『ゾーイーお婆さんに、
いったい何が起こるかわからない。
階段をひとりで登ることだって、
もう今はできない。
もっとひどくなったら、
彼女はどうするのだろう?』

「それは、つながりを断ってしまう。
簡単にわかる」

『彼女のひどい子供たちは、
いったいどこにいるんだろう。
どうして、彼女のところにきて、
世話をしてあげないんだろう?』

「わたしもそのこと考えたことがあったの。
これもつながりを断ってしまう」

『ゾーイーお婆さんはしっかりしたお年寄りだ。
独立していることが好きな人だと思う』

「う~ん。その考えはずっといい感じがする」

『誰かが彼女の世話を
してあげようとしたとしても、
たぶん彼女はそれを望まないだろう』

「うん。その考えもずっといい感じがする。
それに、それはたぶん本当だと思う。
わたしがお婆さんのために
何かやってあげようとすると、
お婆さんは怒るのよ」

ゾーイーお婆さんの言いかけたことを
待ちきれなくて言ってしまおうとすると、
ゾーイーお婆さんがどんなにイライラするかを、
サラは思い出しました。

『この素敵なお年寄りは、
長い充実した人生を送ってきた。
彼女が不幸せだということを
示す根拠は全くない』

「それはいい感じがする」

『彼女はたぶん
自分が生きたいと思っている通りに
生きているのだろう』

「それもいい感じがする」

『彼女は今まで見てきた
いろいろなことについて、
面白い話をたくさんすることができるにちがいない。
私は時々彼女を訪ねて、何か聞いてみたい』

「それはすごくいい感じがするわ、ソロモン。
ゾーイーお婆さんも喜ぶと思う」

だからね、サラ、同じ対象を見ても、
たくさんの異なった状況を見つけて
焦点を当てることができるんだ。

そして、君が感じている感じ方から、
役に立つ状況を選んでいるか、
役に立たない状況を選んでいるかがわかるんだ。
 
お婆さんを見ると、
手足がまったく不自由みたいで、
悲しいなあって思ってたので、
いい気分ではない状態ですよね。
このままでいると、
引き寄せの法則が働いて、
似たような嫌な気分になる考えを、
次々と引き寄せます。
 
”もし自分がいやな感じを
感じていることに気づいたら、
それは《幸せの流れ》との
つながりを断った状況にいる
ということなんだ。
本当はね、
人は自然に《幸せの流れ》に
つながっているものなんだよ。
つながるために努力なんかしなくていいんだ。
どう感じているかに意識を向けることが
重要なのは、
つながりが断たれた時に
すぐにそれに気づけるからなんだ。
つながりが断たれている状態が
いやな気持ちというものなのさ。”
とあります。
 
感情が思考の方向を示しているんですね。
 
”今から、いくつかの考えを言ってみるから、
それを聞いた時、
どんな感じがするかに注意を払ってごらん。
それが君を《幸せの流れ》につなげるか、
つながりを断ってしまうかどうか。”
とあり、
様々な考え方を提示していますが、
少しずつ橋を架けていい気分になる様な、
考え方に変えていきます。
同じ物ごとを別の見方で捉え直してみます。
ゾーイーお婆さんが若返って、
身体も元気になって、
家族と一緒に暮らして、
みたいな起こっていないことを想像するのではないです。
 
”明るくていい気分”
というのが、
《幸せの流れ》につながっている状態です。
 
”明るくていい気分になりたいのだと決める
というシンプルで力強い前提があれば、
ものごとは劇的によくなっていくだろう。”
とありました。
 
様々な感情や思考を大きく分けると、
ポジティブな捉え方とネガティブな捉え方の二つになります。
ものごとは表裏一体なので、
一つのものごとをポジティブな捉え方をしているのか、
ネガティブな捉え方をしているのか、
どちらかになっているということです。
 
二元性に留まった人というのは、
ポジティブでしかないものごと、感情や思考と、
ネガティブでしかないものごと、感情や思考がある、
と言う風に思っています。
そうではなくて、
あらゆるものには二極あるのだから、
必ずひっくり返せますよ!
というのが転換になります。