国公立大学医学部医学科に合格したいと願っているけど、
中高一貫校で勉強が出遅れてしまった...
進度の遅い公立高校で受験に間に合うのか...
高一でちょっとサボってしまってここから挽回していきたいけどどうすれば...
という高校2年生(高校1年生)に向けて、
高2の終わりまでにここまでは仕上げておこうという
独学で頑張れる学習メニュー
を書いておきますので、参考にしてみてください。
なお
現在、高校3年生・浪人生・再受験生なら
過去問演習・共テ対策の関係上
最低でも8月終わりまでに仕上げてほしい
メニューともなっています。
(国語・社会に関しては9月以降から対策を始める前提です)
対象:高1偏差値50前後〜60前後の学力で、
国公立大学の医学部医学科に合格できるならどこでも良い人
(高3・浪人生・再受験生なら、高3はじめの模試で偏差値50前後〜58前後の学力の人を対象)
高3時の学習(主に過去問とプラスα演習、国社)次第ですが、
高2の終わり時点で以下のことが終了できていれば、
2次試験(特に数学)がそれほど難しくはない
旧六医(千葉大を除く、金沢・新潟・岡山・長崎・熊本)・筑波・広島・大阪公立・神戸・その他地方国立医
までは狙えるようになります。
(もちろん高3になって、共通テストと2次試験での高得点処理ができるようトレーニングする必要はあります)
昨今の国公立大学医学部医学科の合格者平均点と
それほど難しくない基礎的な共通テストと基礎的な2次試験の問題をとを見比べても
難しいことに意識をしすぎて勉強が上滑りしている様子がよく分かります。
それだけ受験生の基礎学力がしっかりしていないということでしょうから
そこをしっかり固めるだけでも合格には大きく近づくことが予想されます。
以下のことを2年の終わり、遅くとも3年の夏前に
きっちり終わらせておくと
国公立大学医学部医学科の合格は十分に狙えるはずですので
頑張っていただけたらと願うばかりです。
英語 (高得点安定必至科目)
・システム英単語 第3章まで・第5章(多義語) 完成
⇒赤字の訳語と、気になる派生語と語法はおさえておくこと
・英熟語集(システム英熟語・ターゲット英熟語など1冊) 完成を目指す
⇒英熟語は和訳・空所補充の要になることも多いので英単語以上に注意が必要です
・土橋の英文読解が面白いほどできる基礎ドリル 左の例文の英作込 完成
⇒構造のとり方を学ぶことを目的としてますが、左の解説の基本例文は英作できるようにしておくと、読解の練習をしながら同時に英作の対策にもなり、それにより英文への理解がより深まります
・速読英単語 入門編・必修編 読み込み・全訳(必修編)・シャドウイング 完成度をより高める
⇒リスニング力は聴くだけでは成長が遅いので、必ずシャドーイング(音に合わせて追声)を行っておくことが大切です
・英文法語法 BEST400 解説ページの理解と関連整理の暗記と日本語を英文にする 完成を目指す
⇒400と数は少ないですが根幹となる問題ばかりであり英作文の基本例文としても適切な難易度なので、英作文対策の書として、それにより英文法をさらに理解するために使用します
・センター試験過去問 20回分(第3問〜第6問) 45分以内に1ミス以内で解けるまでテスト演習 完成
⇒センター試験の過去問の長文は語彙・構造共に学習に適したものとしてオリジナルに作成されたものなので、無駄がないパラグラフ構成を学ぶ上でも良い教材です。マグレで間違えないように設問が練られていますので、間違えた理由に足りない学力へのヒントが隠されています。丁寧にテンポよく解けるように演習を重ねてください。
↓↓↓上記の問題集の使い方をより詳しく書いています。参考にしてみてください↓↓↓
数学 (学校で未習分野があってもこなせるメニューなので問題ありません)
・志田 数1A(共テ)・数2B(共テ)・数3 (⇒現行課程のもので大丈夫) 完全に完成しておく
⇒解くコツがつかみやすい構成になっています
・基礎問題精講(新課程) 数1A・数2B・数3 完全に完成しておく
(⇒上記2種は分野別に抱き合わせで進めていき、基礎問題精講は演習問題まで必ずやっておく)
・合格る計算 数3 苦手な計算は潰しておく(特に積分計算)
・センター試験 数1A 二次関数・三角比・確率のみ演習
・センター試験 数2B 最低20回分 90点以上がコンスタントに出るまでテスト演習 完成
余裕のある人は、
理系数学マスト160題 (対策が手薄な国公立大学2次試験パターンを網羅)
を高2のうちにやっておくとあとが相当楽になります。
↓↓↓
※青チャートやフォーカスゴールドなどの網羅系の参考書は、
数学が苦手な人が初手で手を出すと仕上がらずに詰んでしまうのですが、
どうしても一度はやっておきたいと思われるようでしたら
理系数学マスト160までが終わってから、
必要だと思える問題だけ補強する意味で使ってもらうのは悪くはないです。
ただ、理系数学マスト160まで終わらせた後なら
1対1対応の方でどうしても潰しておきたい問題を補充していく方が
効率が良いと思います。
物理 (未習範囲も進めておくこと)
・秘伝の物理 問題集(白色の方) 完成を目指す
(秘伝の物理 講義2冊(YouTube動画もあり) で既習未習に関わらず内容を確認しつつ進めていく)
目標:自分に質疑応答しながら物理現象とその問題へのアプローチの必然性を説明できるようにしておく
※秘伝の物理を選んだのは、初心者や苦手な人にも詳しく分かりやすい解説がなされているのと、
講義はYouTube動画でも展開しているので使い勝手が良いという理由からです。
※志望校の関係で必要になれば、アドバンス的な内容のものとして
秘伝の物理high (YouTube動画解説付き)
を先でメニューに加えることもできます。
化学 (基幹科目:理科で最も高得点安定を目指すべき科目)
・世界一わかりやすい 化学基礎・化学の特別講義(中経出版) (導入説明+例題+練習) 必ず完成
⇒導入・例題・練習と単元ごとに2次試験レベルがセットになっていて説明が丁寧
・入試標準問題集 化学基礎・化学(文英堂) (問題量・解説量がちょうど良い) チャレンジ問題以外は完成
⇒入試基礎〜標準の問題で構成されていて、世界一わかりやすいの演習にちょうど良い
・大学入試共通テスト対策問題集 タイプ別化学(実教出版) (センター共テの問題を分野別に配列) 必ず完成
⇒共テ(センター試験)を分野別に編集しているので扱いやすい&解説が丁寧
(⇒この3冊は分野ごとに抱き合わせで潰していく)
導入の知識が全くない時は、
YouTube動画(Try Itなど)・宇宙一シリーズ・岡野の化学が初歩からしっかり分かるシリーズで
分野の勉強ごとにフォローするのもありです。
国公立大学医学部医学科合格には
化学を高得点安定科目にすることが大前提となります。
(物理は不安定、生物は問題によっては高得点安定が難しいため)
※セミナー・リードα・重問は、
量が多かったり問題が重かったりという理由でリストから外してますが
演習量を稼ぐために部分的に用いるのは特に問題ありません。
あくまで指定させていただいた入試標準問題集を固めることを軸に展開してくださいね。
生物 (未習範囲もできるだけ進めておくこと)
・生物合格 77講【完全版】2nd Edition (教科書を入試用に詳しく説明) よく読む
・生物問題集 合格177問 【必修基礎編】 (入試基礎〜標準の網羅度が高く解説も詳しい) 完成を目指す
⇒合格77講と対照させながら進めていくと良い
※大森先生のものを考えましたが、現行課程に対して適切な問題集が少ないため
田部先生のもので統一しておきました。
(上記の2冊はリンクが直結していて使いやすい・基礎〜標準に問題が絞られている)
※志望校の関係で必要になれば、アドバンス的な内容のものとして
生物問題集 合格100問 【定番難問編】
を先でメニューに加えることもできます。
国語・社会
2年生の間は、授業の消化を中心として頑張ってください。
(古文漢文の基礎は授業で消化できるとあとが楽です)
日本史・世界史・地理を選択していて、何かと勉強そのものに限界を感じた時は、
高校3年生時に
(授業変更or独学にて)
倫理政経(全ての国公立大学医学部医学科の受験が可能)
もしくは倫理単体(国公立大学医学部医学科で受験できるところは限られます)
に切り替えることもできます。
高2の8ヶ月〜10ヶ月を費やしていただけたら
十分に終われる量に設定しておきました。
つまづきが少なくなるよう
解説が丁寧な問題集を選んでおきましたが
ややハードモードなので、あとはヤル気と根気次第です。
英数は毎日ルーティンのごとく勉強すること!!
高2の終わりまでにこれらが習得できたら
浪人生も参加する高3はじめの模試(河合全統記述模試・マーク模試)で
偏差値は最低でも65以上にはなり、
その後、どの教科も2次試験の過去問に直結できますので、
国公立大学医学部医学科合格への具体的な道筋と距離が見えてきます。
高2は、学校での授業や行事や部活で忙しい時期ではありますが
時間をなんとか捻出しながら、気合いを入れて頑張ってくださいね!
以降の学習の流れはここに記載しています
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