「ちょっと散歩に出たので
ついでに富士山に登っていこう」
・・・そんなこと言っていたら
正気を疑われますよね。
富士山に登るなら、
まずは
「登る」と決めて、
必要な準備を整えて、
登り始めたら
頂上を目指して
ひたすら登り続けなければなりません。
サンダル履きでコンビニ袋を持ったまま
ふらふら歩いていたところで、
富士山には絶対に登れないわけです。
富士山に登るには
「富士山に登る!」
という
「志」
が不可欠なように、
人生という名の登山にも、
「志」は不可欠なのかもしれません。
そしてその志には
「かなえ方」
があるのかもしれません。
【富士山に登るには「志」が必要なように・・・】
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志を立てるのに、
老いも若きもない。
そして志あるところ、
老いも若きも
道は必ず開けるのである。
(松下幸之助)
今回は、
に引き続いて、
「経営の神様」
松下幸之助の言葉から
「志」と、その「かなえ方」
について考えていきたいと思います。
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人がこの世に生きていく限り、
やはり何かの理想を持ちたい。
希望を持ちたい。
それも出来るだけ大きく、
出来るだけ高く。
松下幸之助は
1894年11月27日、
現在の和歌山市に生まれました。
貧しかった家庭に育った幸之助は
尋常小学校を4年で中退し、
9歳で丁稚奉公に出され
社会で働き始めます。
その後、
幸之助は大阪に導入された
路面電車を見て感動して、
電気に関わる仕事を志し16歳で
大阪電灯(現:関西電力)
に入社します。
それが
幸之助の「電気」に関わる
「志」の始まりでした。
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「志」をかなえるために必要なもの。
それは、
歯を食いしばり、
身をすり減らしながらの
忍耐と努力と根性
・・・なのでしょうか?
志をかなえるための
幸之助の価値観
それはそんなものでは
なかったようです。
苦しかったらやめればいい、
無理をしてはならない。
無理をしないといけないのは
レベルが低い証拠。
真剣に生きる人ほど無理はしない。
無理をしないというのは
消極的な意味ではない。
願いはするが無理はしない。
努力はしても天命に従う。
これが疲れないこつである。
志をかなえるには努力は必要不可欠。
努力を続けられなかったら、
志はかなえられません。
だけど
志は高ければ高いほど、
道は遠くなるもの。
そして人は
『血のにじむような努力』
などいつまでも続けられないもの。
「だから肩の力を抜くんだよ。
疲れてしまわないようにね」
そんな幸之助の声が
聞こえてきそうな気がしますね。
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人と比較をして
劣っているといっても、
決して恥ずることではない。
けれども、
去年の自分と今年の自分
とを比較して、
もしも
今年が劣っているとしたら、
それこそ恥ずべきことである。
他人との優劣というのは、
自分の力だけでは
コントロールしきれないもの。
だから、
常に自分自身を見つめ、
自分の力でコントロールできる、
自分自身の成長にこだわる。
競う相手は常に自分自身。
大切なことは自分が進歩し続けること。
これもまた、
成功に向けて努力を続けるための
秘訣かもしれませんね。
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自らも楽しみ
人々にも喜びを与える。
大切な人生を
こうした心構えで送りたい。
松下電器産業社長として、
幸之助は長者番付で全国1位を
10回記録します。
(1955年 - 1959年、1961年 - 1963年、1968年、1984年)
また、その後も40年連続で
全国100位以内に登場し続け、
一生で築いた資産は
約5,000億円
と推定されるそうです。
9歳で丁稚奉公に出た後、
学歴も無く、家柄に頼ることも無く、
「志」
を持って働き続けた人生。
その志をかなえるために
幸之助が心がけたことは、
肩の力を抜き、
自らも楽しみながら、
人を喜ばせていくこと。
自分自身を絶えず
進歩させ続けるために、
常に過去の自分を超え続けること。
高い志をかなえることを意識しながら
自然体で努力し続けること。
この志のかなえ方、
成果は莫大なものであることは
実証済み!!
ということですね。
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