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※管理人Shinは知財保護において個人による「特許」のようなものを好まず、「全公開」を旨とします。(巻末詳細)
🔴 ShinさんのPA工作室は記事の半分以上が裏技です
中には裏ワザとはいえないものもありますが、便利ツールの共有。
🔴 姿カタチはマイクロホンの命です
金属加工の裏ワザ
やはりこのブログ発祥の「焼付塗装法」はすっかりDIYのスタンダードになりました。食いツキ強度は専門業者を超えるかも。
記事公開から10年以上たち、アサヒペン塗料は新商品に変わった。
2.トイレの洗剤で錫メッキ
3.簡単にできるスポット溶接
複数金属の合わせ構造の筐体でシールドをEMC的に完全にするには限りなく「ゼロΩ」での連結の必要があります。
スポット溶接機はAMAZON、Aliexpressともに価格はにたようなもの、AMAZONの5000円台または、AlieXpressの4000円台で十分使えるものが入手できる。
4.両面導通の銅テープ
最近は各社から登場しているが、筆者は以前から3Mの「2245」を使い続けています。それは表・裏間が完全導通する貼付け銅テープです。
また、データがしっかりしていて、接触抵抗:0.005(Ω)と群を抜いて優秀です。
「2245」も最近は小箱入りは姿を消してこのスタイルに変わった。
5.薬品を使わない金属の黒染め
音響機器は基本、クロ。
もっと簡単に安定した「黒」にできないか、と「黒染め」を実験しているうち、気がついた。
このプロセスは熱を加えるだけで、排水環境問題も有毒ガスも発生させずできるのです。薬品プロセスを熱で代替しています。
ステンレス真鍮、銅などですが、他の金属でもおためしください。
(灼熱後、水で冷やす)
6.ステンレスパイプの加工キズは完全に直る
特に「Probe-T u1」ではΦ7の薄パイプに1.5mm、4つの速度穴をあけるのは至難の業、ハンドツール作業ではどうしても「ためらい傷」、「コスレ傷」などが避けられません。
サンドペーパーによる「ヘアライン」付けで傷はすべて消えます。
(充電ドリル・ドライバー使用)
ここでは#240のペーパーですが、仕上げは荒くも細かくも、目的に合わせて選んでよいでしょう。
このあと#1000~#20000の耐水ペーパーでツルツル・ピカピカにもできます。
キズはすべて消え、美しいヘアライン加工ができました。
7.黒塗装の小キズ修復はこれで瞬間修復を
金属の小傷は「黒マジック」ではなかなか修復には至りません。
さりとて、タッチペンでは時間がかかるし良い方法はないものか・・・
文具店で「水にぬれても書ける」という油性ペンを見つけた。
ビックリしたのは「水濡れ面」どころか水中でもこのように普通に書けるだけでなく、擦れに強く黒塗装のキズ修復ができる、これには驚いた。
AT社バウンダリーマイク AT871Rの例
修復後、指でなじませれば済むほどだ(食いツキも良い)。
黒マジックではこのようなわけにはいかない。
指先でこすって馴染ませるのがコツです。
(ゼブラ 油性ペン マッキープロ 細字 特殊用途DX 黒 YYSS10-BK)
1本250円ほどで値段は高めです。
同社から非常に似た製品が出ているが、「特殊用途DX」の表示のないものは別商品です。
なお、この製品は製造中止が予定されているようなのでお気を付けください。実店舗で購入しました。
ほかの裏ワザ
さいごに
「マイクロホンの自作」という偏狭なジャンルに居るとSP自作などとは異なり、ほとんどの作業が机上で済む。その「机上作業」ならではのDIYワザは結構あるものです。
これまでの事例があろうとなかろうと、必要に迫られて「自分に必要なことは自分で考える」を習性にしていると、とんでもない救済ワザまで天から降ってきて「ハッ」とさせられます。
今回はそんなこんなの「裏ワザ」をまとめてみました。
以上
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