©2009ー2026 Shin's PA workshop. All rights reserved.
※管理人Shinは知財保護において個人による「特許」のようなものを好まず、「全公開」を旨とします。(巻末詳細)
2609: 試作第1編より
試作第2編(完成形試作)
今回はまとめとしてSM58と自作リボンマイクによるヒヤリングを中心に市販2機種との比較で「動特性」を詰めていきました。
しかしまだまだ・・・
遊べます
単に1958年のレトロ・ビンテージパーツがいまどき亡霊のように出
てきただけなら、元の年代に帰ってくれと言うだろう。
懐かしさなど「毒」以外のなにものでもない。
それは夢を奏でてくれる現代ツールなのだから
自作ですので、なんて卑怯な言い訳は寝言だけでいい
苦労してやっと出来た、なんて話は聞きたくない。
今回の出来上がりです、なんか素敵でしょ。
Lz Boost 30 gelmanium
ゲルマニウムTRを使ったマイク・インラインブースター
サイズ:130mm (L) x 20 (φ)
重量:90g
ゲイン:30dB
電源:ファンタム48V (P-48)
特徴:ゲルマTRの音で市販品を超えるSN比を実現
(基板)
前回試作1の時の分割基板は1枚化した
ケミコンはいずれもオーディオ用低頭5mm品使用
(筐体)
XLR変換アダプタも100mm 長はなかなかない、クラシックプロのATT の筐体を使用した。
ジャノメ基板もここまで高密度化するときわめて高い安定度を示します。
(回路図)
2SB54 hfe=232 品使用、 コンデンサ厳選でゲルマでも低ノイズ性と高音質、ゲインは30dB。
ベースバイアス抵抗はもっと高くあるべきですが、1か所触ると全体がガタガタっと変わる。録音主体か、PA適正とするかでもチューニングは大きく異なります。
パーツ:小さく作る部品選択は強烈な意思を持て
ゲルマTR 2SB54:6個約1500円(オークション)
シリコンTR 2SA933s
Nichikon MW :筆者保有品 (50V33μF 10Φ 高さ5mm)
ルビコン MH5 :筆者保有品( 16V100μF 6.3Φ 高さ5mm)
エルナー R3A:筆者保有品 (4φ 高さ5mm)
抵抗:秋月 1/6Wサイズ超小型金属皮膜抵抗
筐体:クラシックプロ TXX40 アッテネータ、ケースのみ使用
桐箱:楽天で@198円(普通なら2000円以上)
残留ノイズ
‟Triton” 越えの目標を達成されました。
(本機と比較に使用した市販マイク・インラインブースター2種)
※ノイズスペクトル・データは解析にお使いいただいて結構です。
ゲルマTRの特徴を生かしながら市販品を凌駕する低ノイズ
ふたたびゲルマTRを扱ってみて
まず感じたのは「電気的ショック」にめっぽう強いことでしょう。
真空管のそれとは比較のしようもないが、「通電しながらの調整」それもC/Rの付け外し程度ではビクともしないタフさ。
私の悪いクセでもありますが、通電して音をモニターしながらC/Rをどんどん変えていく、という禁断の追い込みは普通ですので、例えば出力段の分圧抵抗の片側が一瞬でも外れれば一気に40V台のDCがさらに数倍以上高いサージを伴ってVcbo 25VのTRに加わる。
実験中、2SA933sは2回飛ばしたがゲルマは大丈夫ですね、シリコンTRでは一発で飛ぶような荒っぽい扱いにビクともしないのには真空管にも似た感覚、普通なら一発でオシャカになるはずですが・・・
音を出しながらはんだごてをTRに近づけただけで信号レベルが変化し、数秒でまた元に戻る、熱にはめっぽう弱いことを思い出した。
でもいじっているうち、すぐ慣れてしまうので恐ろしいものです。
物質の中を電子(正確には「正孔」=ホール)の移動しやすさ(移動速度に等価)がゲルマニウムはシリコンの2.5倍という情報を知りました。すなわちシリコンよりゲルマニウムのほうが「ハイスピード」なデバイスであることを意味し、高速CPUなどへと現在ふたたび見直されている事実をお伝えします。
コンデンサマイクにも
マイクブースターはコンデンサマイクには使えない ・・・はず
しかし、Shinさんのところには強力な武器があった。
そう、記事:2513の「ファンタムスルー・アダプタ」です。
このグッズは、そのままほとんどのコンデンサマイクに使え、さらにほとんどの「インライン・マイクブースター」が一切の条件ナシで自由に使えるので、さらに広くその恩恵を得られます。
いわば「変狂」「偏狂」のお助けグッズ」である。
ただし、全部串刺しにつなげて弓なり使用などはお勧めできない。
ここは立ち上げケーブルを使ってマイクから離し、安定した場所に仕込むのが基本といえよう。
それでもまだ「完成」ではない
マイクロホンの周辺機器としては、もっとも遊べるグッズです。
回路もご自由にアレンジしてみてください。
やはりゲルマTR 1段で30dBは結構キツイものがある、シリコンTRとの2段なら良いが、基板サイズ的に無理。
むしろゲインを15dB~20dB程度に抑えて、PA適正、音のつやなどゲルマTRならではの魅力を引き出してまいります。
みなさまにも今の段階からのカスタマイズも自由にどうぞ、
しかしどんなに手こずっても「ツェナーダイオード」の使用だけは禁忌です、それはこのブログの開設時(2009年)からの「鉄則」にしています。
(これまでに開発・発表した各種コンデンサマイクがいずれもメーカー品を越える実績を持つ原因の1つとして「ツェナー不使用の原則」があります)
ミニサイズ部品についてはハッキリとした意思を持ってください。
「出来た回路が入る筐体を探す」ではなく、「外筐を決めてから中身を作る」に尽きます。
機会をあらためてアップグレードをおこないます。
以上
★ 本記事の無断ネット盗用は犯罪です。
無断盗用の無法者 YOUTUBEの
(H県K市H氏)による当サイトの利用は永久厳禁。
おしらせ
MEMSマイク使用、話題のProbe-T Probe-T inf L-730mems など、読者のみなさまからのご注文により優秀機種の手づくり製作・領布を承っておりますのでお問い合わせください
またFetⅡなど純正WM-61Aのファンタム式パナ改マイクも継続中です。
モノ作り日本もっと元気出せ!
ShinさんのPA工作室
©2009~ 2026 Shin's PA workshop. All rights reserved.
【おことわり】
★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。
★製作物・加工物の性能・機能・安全性などはあくまでも製作される方の責任に帰し、当方(Shin)ではその一切を負いかねます。
★第三者に対する販売等の営利目的としてこのサイトの記事を窃用する事は堅くお断り致します。
★情報はどんどん発信していきます。ご覧いただき、アレンジも良し、パクリもOKです、ただしその場合、記事から得た情報の利用公開については都度、出典・引用を文字によってあきらかに、管理人の指示に従ってください。
Shinさん独特のこだわりと非常識をもって音響の世界を刺激してまいります。
ご意見やご質問はこちらから宜しくお願いいたします
ShinさんのPA工作室 管理人 Shin






































