ジェルネイルをしたことがある方なら、一度は聞いた事あるのではないかというグリーンネイル。
爪の一部が緑色に変色してしまう症状のことをいいます。
本日は、生徒さまからご質問をいただきましたので回答と合わせて、グリーンネイルに関して詳しくお話させていただきますね!
いただいたご質問はこちらです。
この質問に答える前に、グリーンネイルについて知らない方が多いと思いますので、まずはグリーンネイルの事について詳しくご紹介しますね!(回答は記事の下記にあります)
なってしまった時にどうすれば良いかをあらかじめ知っていれば、過剰に不安になったり、焦らずにすみます^^(爪が緑になったの見たら、めっちゃショックですが)
ジェルネイルするのを怖くさせるために書いた記事ではなくて、安心してほしいために書きます。

”緑膿菌”という細菌(バクテリア)が原因でおこります。
良く間違われますが、カビではありません!
人の目には見えないほど小さく、ジェルネイルのわずかな隙間から侵入し、条件が揃えば繁殖します。
なぜ爪が緑色になるかというと、緑膿菌が出す排泄物の色が緑色のためです。
健常者にとっては問題ない菌で、人から人、爪から爪に移る事はないですが、条件が揃えば誰でもグリーンネイルになります。
ちなみに緑膿菌はそこら辺(水回り、土の中など)にどこでもいます。

緑膿菌がジェルの隙間に侵入し、条件が揃えば繁殖します。
条件とは、温度(37度)・湿度・わすかな栄養(石けんのカス等の有機物)。
よくあるのが、ジェルネイル等をしていて剥がれてきたのに長い間放置していて、そこに緑膿菌が侵入し、繁殖しだんだん爪が緑色になっていくことです。
または、全然浮いているように見えなかったのにグリーンネイルになってしまう方もいます。
それは、緑膿菌はとても小さく、目に見えない隙間からも侵入する事があるため、一見浮いてないジェルネイルでもグリーンネイルになることがあります。
条件が揃いやすいのは、梅雨の時期(6月〜)。
この時期は特に気をつける方がいいです。

前にも書きましたが、爪についた緑色は緑膿菌(目には見えない)ではなく、緑膿菌の排泄物です。
緑色の沈着を取り除こうとファイルで削ってもなくなりません!
なので、削り過ぎに注意してくださいね!
爪が伸びて、そこをカットしない限りなくなりません。

ここが気になる方が多いと思いますが、爪が緑色をしていてもジェルネイルをしてもOKです。
爪の緑色が菌だと思いがちですが、菌は爪の表面についています。
爪が緑色をしていても、爪の表面についている菌をきれいに洗い流せていればジェルネイルをしてもOKです。
よく、乾燥させておくといい(何もつけないほうがいい)と言われたりしますが、緑膿菌は空気がある方が活発になる菌なので乾燥では死滅しません。
グリーンネイルになった爪をオフして2〜3日したら、爪の表面についた緑膿菌は普通に生活していれば入浴等で洗い流され、菌がいなくなったと考えられるのでジェルネイルしても問題ないと言われています。

気づいたら、すぐにオフします!
そのままジェルネイルを装着し続けていると、どんどん緑色が濃くなります。
以下、生徒さまからいただいたご質問のグリーンネイルのオフの方法をご紹介します。
【グリーンネイルになった場合のオフの方法】
グリーンネイルになっているのに気づいたら、一番最後にオフします。
その場合、グリーンネイルをオフするために使うファイルはなるべく変えましょう(使い古したものをとっておいて、それを使う)。
そして使った後は、紙に包んで捨てます。
爪から爪には移りませんが、もし隣の爪に菌が付着してしまい条件が揃えば発症してしまうので、他の爪に菌が付着しないように気をつけましょう!
【菌の除去方法】
流水の中ブラシでごしごしして、表面に付着している菌を洗い流す。
消毒用エタノールで表面をよく拭く。
スポンジファイルで表面を軽く削る。
【オフ後、すぐに施術する場合】
グリーンネイルの上から施術も出来ますが、表面についている菌をよ〜〜〜〜〜く洗い流して、水気をよくとってから行います。
場合によっては、条件が揃いまた再発する事もあるので、そのことわかった上で施術します!
【施術に使った道具の処理】
オフに使ったファイル、爪の形を整えるのに使うエメリーボード、爪の表面を削ったスポンジファイルは、使い捨てます。
施術に使った筆は、柄の部分は消毒用エタノールで拭き取り、筆先はダッペンディッシュ(ガラスの容器)に筆洗浄液を入れて洗います。
参考記事
※筆洗浄液・ダッペンディッシュについて
※オフのやり方について
※エメリーボードについて
グリーンネイルになっているのに気づいたら、一番最後にオフします。
その場合、グリーンネイルをオフするために使うファイルはなるべく変えましょう(使い古したものをとっておいて、それを使う)。
そして使った後は、紙に包んで捨てます。
爪から爪には移りませんが、もし隣の爪に菌が付着してしまい条件が揃えば発症してしまうので、他の爪に菌が付着しないように気をつけましょう!
【菌の除去方法】
流水の中ブラシでごしごしして、表面に付着している菌を洗い流す。
消毒用エタノールで表面をよく拭く。
スポンジファイルで表面を軽く削る。
【オフ後、すぐに施術する場合】
グリーンネイルの上から施術も出来ますが、表面についている菌をよ〜〜〜〜〜く洗い流して、水気をよくとってから行います。
場合によっては、条件が揃いまた再発する事もあるので、そのことわかった上で施術します!
【施術に使った道具の処理】
オフに使ったファイル、爪の形を整えるのに使うエメリーボード、爪の表面を削ったスポンジファイルは、使い捨てます。
施術に使った筆は、柄の部分は消毒用エタノールで拭き取り、筆先はダッペンディッシュ(ガラスの容器)に筆洗浄液を入れて洗います。
参考記事
※筆洗浄液・ダッペンディッシュについて
※オフのやり方について
※エメリーボードについて
▲生徒さまに写真をご提供していただきました。
オフ前の写真、ジェルネイルから緑色が覗いています。
オフ後、爪に緑色の沈着がしっかりついていました。
再発を防ぐために、以下のアイテムをご紹介させていただきました。
最後に
グリーンネイルの発生率、気になりませんか?
もしかしたら、この記事を読んで
『条件が揃えばなるとわかっても、ホントになるのかな?』
『もしなったら怖いな…』
『ジェルネイルするのが不安かも』
…と感じられた方もいらっしゃると思います。
私はこの教室を5年やっていますが、受講生さまでグリーンネイルになったことがある方は、聞いた限りで3〜4人です。
また、サロンに勤めている方に聞いた話ですと、稀だけど毎年なってしまうお客さまもいるそうです。
私もジェルネイルを始めてから、1度だけグリーンネイルになったことがあります。
なってからは、ネイルの持ち(剥がれ)に気を配っているので、それからはなっていません。
変なぶつけ方をしてジェルネイルが浮いてしまったら、自分ですぐにオフして付け替えるようにしていますので、防げています!
みなさまも、もし、つけているジェルネイルが1/3〜1/4剥がれたようでしたら、なるべく放置せずすぐにオフする事をオススメします!
(特に梅雨の時期!)
以上、グリーンネイルに関する事でした。
参考になったら幸いです。
参考文献:セルフメディケーションBOOK(筒井美貴さん 著)