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前回の続きです。
アスケット先生からの授業が続いています。
今回で授業は終わります。
どうぞ~
私達はこの月刊誌の発行を阻止したいのですが、この月刊誌の普及によって、後年重要な任務が生まれるので、私達にはそれを阻止する権限はありません。
この月刊誌は、残念ながら宗教的な基盤の上に立っています。
月刊誌の発行自体は非常に良い事ですが、次の点で真理に有害です。
すなわち、それは特別な宗教的関心で編集され、しかも詐欺師やペテン師の記事によって、読者を間違った方向に導くからです。
月刊誌の普及は、20年間は正しい活動もありますが、誤った方向にも人々を導くでしょう。
前に説明したように、世界的に有名な組織とその月刊誌が悪い方向に向かうのは1975年になるでしょう。
それまでは真実の報道活動を続けます。
その後、月刊誌の性格が変わるには長い時間がかかるでしょう。
それまでは、正確で真実の記事は報道されないでしょう。
この月刊誌の指導者たちは、先に述べた特定の宗教に偏向しているので、彼らに実践的真理を納得させ、教えることは、極めて困難になるでしょう。
これが貴方の任務になるでしょう。
その任務を遂行してほしいのですが、まだ実行する時期ではありません。
何故なら世界の状勢を、まず最初に見極めなければならないからです。
前にも貴方に話した通り、私はギゼーのピラミッドの内部で、貴方の考えや疑念に気付きました。
もし貴方が自己の使命を成し遂げたいならば、貴方はまず最初に、数多くのことを学習しなければなりません。
又貴方は、真理を認識することを引き受けなければなりません。
これは、貴方に多くの事柄に対する深い研究を要求します。
貴方は独力で真理を見付け、実践する事を覚えなければなりません。
しかしながら、この為に貴方の今後の生活は極度の困難と貧困を伴うでしょう。
時折、貴方はこれ以上生きる事がいやになり、死にたいと思うでしょう。
しかし、そういう時に次の様に考えなさい。
貴方は人間として、自分の責務を果たさなければなりません。
何故なら、貴方の使命は、世界的な意義と重要性を持ち、外宇宙にまでも波紋を投げ掛けるでしょう。
貴方に数々の援助が与えられます。
非常に高度の知識と能力が与えられるでしょう。
それによって、貴方は真理を認識する事が出来ます。
私達の技術によれば多くの事が可能です。
例えば未来と過去への時間旅行も可能です。
この能力を利用して、貴方にきわめて重大な事柄が知らされるでしょう。
それによって、貴方は真理を認識することが出来、貴方自身にとっても非常に重要な事になるでしょう。
私達は、貴方を過去への旅行に案内することに決定しました。
これは、貴方にあらゆる事柄をそこで考察する機会を与えるためです。
まず最初に、貴方を紀元32年(貴方がたの時間計算です)に連れて行くことにします。
貴方の報告に基づいて、後でこの時間をもう一度修正します。
と言うのは、貴方がたの現在の時間計算は、実際の時間に対して、数年の差があります。
しかしこれは地球人にとっては、あまり重要ではありませんが、私達にとっては、私が貴方を短時間で過去へ連れて行く時に重要になるのです。
この最初の過去旅行の趣旨は、貴方が過去の現場に行って、自ら真実を認識し、貴方に深く根を下ろしている”信仰”の虚偽性を発見することにあります。
貴方は、貴方がたが新約聖書と呼んでいるものは、悪質な偽造書であるという証拠を手に入れるでしょう。
これは、この世界に現存する他の全ての宗教の教典についても言えることです。
この偽造書は、悪意の地球人自身によって偽造されたのです。
彼は、ギゼーのピラミッドに潜伏している悪意の宇宙人によって、しばしば援助を受けました。
悪意の宇宙人は、このような多くの事件を地球人に起こしています。
貴方は、貴方がたがイエス・キリストと呼んでいるイマヌエルについての真実を学ぶことになっています。
貴方は、イマヌエルの予言の真実について知ることになります。
その予言とは、イマヌエルが二千年足らず前に行ったものです。
この予言は、彼が金属の機械に乗って、陸、海、空気中を飛びながら語りかけたものです。
貴方は、その他多くのものを見聞して真理を知るでしょう。
貴方はそれらを、後で地球人に提示しなければなりません。
これで、今日私が貴方に教えなければならないことを、全部教えました。
解説
(以上は1964年9月2日にインドのメールアウリで、アスケットの記憶の助けを借りて記録されたものである。)
アスケットの詳細な教えは長時間続いた。
それ以外にも、彼女は多くのことを追加、解説してくれた。
しかしこれらは今後口外することを厳しく禁じられている。
たとえ私が他言しようとしても出来ないのだ。
何故なら第一に、約束してしまったし、第二に私の内部に安全封鎖装置が取り付けられており、いくら話そうとしても言葉が出ないのである。
この安全封鎖装置がどんなものかわからないし、許可が無ければ、私は話すことが出来ないことに気付いた。
しかしこれだけは判った。
即ち、この安全封鎖装置は、奇妙な機械によってアスケットが造ったのであり、私の責任感、その他によってこの装置が反応するのである。
これ以上は知らない。
実を言うと、当時アスケットの説明を聞いていたら、ただ驚嘆するばかりで、夢を見ているのではないかと思った。
私はそれから早く覚めて、現実に戻ってほしいと思った。
しかし、彼女の解説が長引けば長引くほど、全ては現実であり、決して夢ではないことに気が付いた。
私は何度も耳たぶをつねったので、血が流れた。
私はタバコの火で左手を強く焼いた。私は痛みを感じた。
私は数回アスケットの手を掴んで強く握った。彼女の悲鳴が聞こえた。
それから彼女の手の暖かみが伝わってきた。
彼女は私の手を握り返した。
私はいろんな動作をしてみたが、その都度、これはすべて現実そのものであり、夢ではないことを確認した。
夜の帳が下りてきたので、アスケットに気分転換に山を散策してはどうかと提案した。
私達は今までずっと船内に閉じ籠っていたからだ。
彼女は同意して、私達は船から下り険しい山道を散歩して回った。
ほてっていた顔は夜の冷気に当たって、少しづつ冷えていった。
極度に興奮していた体の熱も下がっていった。
私達は無言で手に手を取って、ほのかに明るい夜を歩いていた。
私達は二つの宇宙船からかなり遠い所まで、二時間ほど歩き回っていたに違いない。
急に彼女は歩くのを止めて大きな岩石の回りを回った。
そして彼女は私を引き止めた。
私達から3メートルも離れていない所に火がかすかに燃えていた。
人影が飛び出してきて、銃を振り回して私達を威嚇した。
その男は早口で私達に話しかけてきた。
私は一言も理解出来なかったが、彼はどうやらヨーロッパ人らしく、英語をしゃべった。
しかし私は、その当時はその言葉を理解出来なかった。
彼女はその言葉の意味がわかったので、その男を安心させた。
それからその男はドイツ語で話し始めたので、私にも全てが判った。
男は年は55才で、ロシア人であり、長年世界中を一人で旅行していた。
彼はすでに多くの国を遍歴し、ここに一人で野営していた。
ここは死海付近の荒涼としたヨルダンの山中だった。
私達が突然姿を現したので、彼は驚き、どこかの怪しい人間が脅しにきたと思い、彼は銃を持って突進してきたわけだ。
私達が急いで事情を説明したので、疑いが晴れ、私達は一緒に野営の焚火のそばに腰を下ろした。
彼は小さな金属の容器にお茶を入れて私達に差し出した。
私は急に空腹を覚えた。
それもそのはず、私は朝から何も口にしていなかった。
彼はまるで私の心を読み取ったかのように、何か食べられる物を出した。
私はそれを全部平らげた。
アスケットも空腹に苦しんでいるように見えた。と言うのは、彼女も美味しそうに乾燥したパンと乾燥した果物を食べたからだ。
私達はその男と約1時間一緒にいた。
それから別れを告げようとした時、彼は私達を引き止めて、自分の事を語った。
FIGU(www.figu.org)
以上、「セムヤーゼ(5)セムヤーゼ(6)」より引用
>私は数回アスケットの手を掴んで強く握った。彼女の悲鳴が聞こえた。
ウケました
偶然出会ったロシア人、どのような人なのでしょうか。
そして紀元32年への過去旅行
次回をお楽しみに
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