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前回の続きです。
今回からは、マイヤーさんの生い立ち的な昔話から、
アスケットとのコンタクト記録へと続いて行きます。
どうぞ～
これから述べる事、私が１９５６年から１９６４年の８年間に行われたアスケットとの会見報告である。
即ち、その間に起こったすべての出来事を紹介し、初期の会見、会見の理由をも合わせて詳しく述べる。
★★ これは原書の写しであり、アスケットと私の共同著作である。
解説 １９６４年 ８月３０日
インド、メールアウリにて。
私の空飛ぶ円盤の目撃観察は遠い昔にさかのぼる。
それは私の幼年時代まだ６才になった頃だった。
１９４２年、６月２日の午前９時丁度、私は父と一緒に初めて、地球外発光宇宙船を見た。
その宇宙船は東から現れて、信じられないスピードで私の故郷ライン川からさほど遠くないドイツ国境付近の山脈をこえて、こちらに向かって飛んで来た。
その物体は銀色の稲妻のように、村の中央の教会（高さ７５ｍ）めがけて飛んで来た。
あわや衝突と思った瞬間、その物体は実に巧みな動きで右へよけ、２０ｍ降下し、教会の塔の尖端のそばを通過していった。
私は当時のことをアリアリと思いだす。
私はこの発光宇宙船の巨大さに驚いた。
私はその大きさが当たり前の規模であることを知らなかった。
私がそれを知ったのは、この事件後大分時間が経ってからだった。
だが宇宙船が教会の塔のそばを通過した時、私にはその宇宙船が非常に大きく見えた。
少なくとも塔の三倍ないし四倍はあったと思った。
私の家から教会まで直線距離は優に２キロメートルはあった。
私と父は私の家の裏庭の大きなクルミの木の側に立って、物凄いスピードでこちらに近付いて来る物体をあっけに取られて見つめていた。
それは教会の塔を通過すると、私達の頭の真上２００ｍの所で輝いていた。
次の瞬間、前と同じように完全に音も無く５キロメートル先のヘーラゲンの森の背後へ消えていった。
この事件の全体を通じてエンジンの音は聞こえず、その他の普通の雑音も無かった。
ただブーンという独特の低い音が私の注意を引いた。
それが何に原因するのか私には全く分からなかった。
その物体は円盤状で、丁度二枚の皿を重ね合わせた形であり、しかも銀色に輝いた巨大なもので、プロテスタント教会よりも何倍も大きかった。
その物体はすんでのところで、その教会の塔を破壊するところだった。
今全てを考え直してみると、この宇宙船の直径は３００ｍ位だったに違いない。
私は自然に父に尋ねた。
この物体は何処からどのようにして来たのかと。
私は父の返事の言葉を一語一語正確に思い出す。
「これはヒトラーの新しい秘密兵器だよ」
当時わずか６才の私は父の言葉がよく分からず、その言葉通りに受け入れることが出来なかった。父の話は空想としか思えなかったからだ。
しかし、父の考えも判る気がした。
と言うのは、父は今まで二年間、この呪うべき世界大戦のためにドイツ国境地帯で兵役に服していたのだ。
父は戦争と兵役勤務のことで頭が一杯だった。
従って父がその物体をヒトラーの秘密兵器と思い込んだのも当然だったかもしれない。
あの当時、一体誰が他の考え方を思いついただろう。
しかし、実は私は他の事を考えていて、父の説明を受入れることが出来なかった。
私は当時、地球で発明された飛行物体のあらゆる技術水準を調べていた。
だから地球製の飛行機と、この物体との相違は歴然としていた。
私はこの物体に異常なほど親密感を持った。
私は突然こう感じた。私はこのような物体を知っており、外宇宙から来たに違いないと。
私はこの円盤を以前すでに見た事があることに急に気が付いた。
しかし何処で見たのか、この点は謎のまま残った。
私は、この発光宇宙船が円盤と呼ばれていることも知らなかった。
これもずーっと後になって分かったことだ。
しかし一体どこからこの知識が私にもたらされたのか。
この知識というのは、この物体が外宇宙から飛来し、私は何処かで見た覚えがあるということだ。
この知識は私の中で全く突然起こった。
しかしその起原を解明することは出来なかった。
これは全くやりきれなかった。
何故なら、どうしてもこの知識の起原が見付からなかったからだ。
私は自分の心の中に深く入って探したり、研究したりして６才の幼い脳を苦しめた。
その時、巨大な現象にぶつかり、それは私を孤独に駆り立てた。
急に私は一人きりになり、回りの世界との接触は断たれた。
あの宇宙船の目撃以来、すでに３か月が流れた。
その頃の私の考えは、ある巨大な現象に向けられた。
それは絶えず活動していて、決して止める事の出来ない大きな機械のように思えた。
その機械は、秘密の力で動かされているようだった。
私は自分の中に閉じこもった。
私はまもなく、偏屈で、我が侭で、世間嫌いの子供として皆から非難され、あざけられ、からかわれた。
この為に、私は苦しみ、悲しみ、苦境に陥り、様々な悪い事にぶつかった。
私は罪も無いのに、ひどくぶん殴られる事がたびたびあった。
他人の罪を私になすりつけようとしていることはよく判っていたが、彼らの中傷に無理に抵抗しようとはせず、心で笑って耐えた。
彼らの悪意に満ちた行為を、正そうという気持ちすら起こらなかった。
そんなことをするのに疲れたからだ。
しかしこの問題に関して、私は非常に大きな事を考えることがよくあった。
それは私に数多くの真実を教えてくれた。
物事を根本的に考えた。
しかしその為に、現実の世界にどう対処してよいか分からなくなった。
現実の世界はひどく無慈悲で、愚かで、原始的、退廃的に思えたからだ。
私の想念は、他に数多くの道や方法を見付けた。
私の内部にあるものは、世俗的生活のあらゆる現実よりも遥かに大きく、力強く、しかも巨大であった。
私は絶えずそう感じた。
何故そういう考えを抱くのか、自分ではどうしても分からなかった。
私はその原因を考えてみた。
村人が何故あのような行動を取るのか、その原因と方法を考えてみた。
彼らが、世俗的生活にあれほど執着するのが、私にはひどく奇妙に見えた。
私は村人を観察し、研究しはじめた。
私はすぐ、彼らを評価し、判断することを学んだ。
私は彼らが、私の前で、彼らの秘密を隠すことが出来ないことにすぐ気が付いた。
何故なら彼らが私に秘密を打ち明けなくても、又いくら抵抗しても、私は彼らの秘密を簡単に知ることが出来た。
私は人間の内面と外面を知るようになった。
彼らは、私の前で自分達の秘密を隠すことが出来なかった。
彼らの大半が不誠実で愚かであり、何度も私に悪質な嘘をつき、私を騙し、食い物にしようと企んでいることを私は知った。
私は彼らの願望、悪徳、激しい欲望、作法、不作法を知った。
彼らに、私の獲得した知識を知らせることは良くないと思った。
何故なら、彼らはすぐ悪意を抱き、あるいは新しい嘘をついて、私をトラブルに巻き込むからだ。
まだ７才にも達していない私が、数分以内で他人の心の中へ深く入り込み、彼らの秘密を暴露することが出来た。
私は、彼らが私に対していつ嘘をつき、盗み、だますか分かる様になった。
私は前以てそれをすでに知っていた。
何故私が、嘘、詐欺、窃盗、搾取を前もって知っているのに、彼らになすがままにさせたか、今もって私にもわからない。
ただ私は、そうした悪意に抵抗しなかったことは事実だ。
彼らが私をいつ騙し、盗みを働こうとしているのか、彼らが私にいつ嘘をつき、食い物にし、中傷することを私は知っているが、私は彼らのなすがままに任せ、ただ黙っているだけで、彼らについて確認したことを、決して誰にも話さないことにしている。
FIGU（www.figu.org）
以上、「セムヤーゼ（５）セムヤーゼ（６）」より引用
マイヤーさんはかなり過酷な経験をしてきています。
同じ事してみる？と言われたら断りますね
過去に行われた西暦紀元一世紀の会見記までしばらくかかりそうですが、
お付き合いいただけたら幸いです
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