最近はニュースのスポーツコーナーでも「まずはメジャーリーグから・・・」と大谷翔平のホームランを報じるし、NHKのMLB中継を見る人も増えただろう。そこで気になるのが画面表記だ。選手の名前をカタカナに訳すのはともかく、その日の打撃成績などは現地表記のまま楽しみたいものである。


しかし問題は野球用語における和製英語の氾濫だ。例えば前の打席が四球なら表記は「BB」。これは「四球はフォア・ボール(Four Ball)ではなくBase on Balls (つまりBB)」だからだが殆どの日本人は理解できないだろう。また「死球はデッド・ボール(Dead Ball)ではなくHit by Pitch」だ。


英語がダメで工学部に行った私が言うのもなんだが、これは一種の専門用語なので、英語の達人でも野球のプロでもダメで“野球英語“を知らなければ分からない。そして英語や野球の本は山ほどあるのに“野球英語の本“は、私が知る限り半世紀も前の1975年に発行された「野球英語教室」しか無い


   【この本は既に廃刊で改訂版も無い模様】
フォア・ボールもデッド・ボールも四球や死球の英訳であり和製英語だ。他にもツーベースヒットやスリーベースヒット、ランニングホームランなども和製英語であり本場では通じない(*1)。そして日本で(ほぼ唯一)和製英語と認識されている「ナイター」は、逆に和製英語ではないとの事である。


同書の「ナイター (NIGHTER)」の項にはこう書かれている。「(前略)プレス・クラブで米人記者がいい始め、読売新聞社会部記者が記事に使って普及するようになった(後略)」。つまりスポーツ記者の略語なのでアメリカでは知らない人も多く日本の方が普及度が高いらしいが、和製英語ではない

この本の著者は元セ・リーグ企画部長の故・八木一郎氏で、彼は“パンチョ”こと元パ・リーグ広報部長の故・伊東一雄氏と並ぶ大リーグ通だった。彼等のように野球にも英語にも明るい人にしか著せない本だが、彼等が両リーグの広報担当時代にもっと本場の野球英語を普及させて欲しかったと思う。


そしてこの和製英語問題は野球に限った事ではないようだ。現在、日常的によく使われている「ベビー・カー」や「キャリー・バッグ」「インバウンド(訪日外国人の意で)」なども和製英語で英語圏の人々には全く通じないらしい(*2)。誰が作るのか知らないが、和製英語の問題は何とかならないものか?
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*1:本件については下記ブログご参照。
英語とジャズと野球の共通点は | Saigottimoのブログ
・スリーベース・ヒット⇒triple、ランニング・ホームラン⇒inside the park homerun
*2:ベビー・カー⇒stroller、キャリー・バッグ⇒roller bag, trolley case、インバウンド(訪日外国人の意で)⇒foreign tourist, visitor

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前回1/700モデルの海洋ジオラマが出来た(*1)ので、いよいよ仕上げだ。まず1/350モデル用のケースも百均で見つけて買ってきた。斜めにしてギリギリ入る大きさだし400円(税込440円)するが、これより大きいとビニール製でも千円以上するから有難い。暖色系の色画用紙で台紙も作った。


残るは、キットにはない①甲板周囲の手すり&②マスト等に張る電線、だが①は諦めた。支柱と鎖を別々に作るのは骨だし「艦船モデル用共通エッジ(金属)パーツ」を買って塗装し瞬間接着剤で取り付ければ楽だが高価なので。②は「空中線」とも呼ばれ釣糸でも代用できるが手元には無い

元イラストレータでモデラーでもある岩渕泰冶さん(ds)に相談し、お金がかからない「延ばしランナー」を使うことにした。これはロウソク等で熱したランナー(プラモデルキットの枠)を両手で一気に伸ばして何本も作った。薄灰色なので黒く塗れば電線、塗らねば旗索(信号旗掲揚ロープ)になる(*2)。

  【左:延ばしランナー、中:空中線&碍子、右:旗索】

空中線は(艦船モデル自体も)初めてなので何度も切れては張り直した。箱絵を見ると電線の本数は多いが、ここは最低限の本数にした。また電線同士が接続する部分は碍子を模して接着剤を玉にして白く塗った。実際の旗索はマストから滑車でループ状のロープを吊るが2つ折りでそのまま接着した。


やはり線を貼るだけで艦船モデルは俄然リアリティが増すものだ。最後にウェザリング(風化)手法を駆使して「船体のサビ」と「艦底の潮汚れ」を付けて老朽感を出した。艦船モデルの権威チョートク氏は「ウェザリングというとつい黒くしがちだが艦船はむしろ潮水の影響で白っぽくなる」との事。

とはいえ少し白くし過ぎたが、溶剤で拭くと全部消え白を塗ると真白になって丁度良く白く汚すのは難しい。しかも船体のグレイはラッカー系塗膜で船底の赤茶はアクリル系塗膜なのでウェザリングで使える塗料はエナメル系しかない。あぁ、ケチらずに船底もラッカーにしておけば・・・後の祭りだ。

ともあれ私が構想した駆逐艦“雪風”のイメージはこれで完成した。1/350モデルは「幾多の戦いの末に老朽化して勇退し記念館に展示されている姿」をフルハウで表現し、1/700モデルは「戦時中に大海原を疾駆する雄姿」を海洋ジオラマで表現した。例の写真を動かすアプリ(*3)での動画は下記。


【↑スクリューが攪拌した水泡も動かした】
今回の製作を通じ、昨年プラモデル講座で習ったイマドキの道具の使い方やウェザリング手法など数々の技法が実際に役立った。そしてそれ以上にオオゴシ講師の「プラモデルに正解はない」「観察力と想像力が大切」「失敗しても必ずリカバリ可能」等のアドバイスは大いにためになった(*4)。

また軍艦製作に際しては海軍や艦船の歴史を勉強する機会となった。“奇跡の強運艦“と呼ばれる雪風は大戦を唯一生き残ったが言い換えれば殆どの僚艦を看取ったのだ。史実を知れば知るほど“雪風”は軍国主義に走った“日本の悲劇のシンボル“でありこの模型はそのモニュメントともいえるだろう
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*1:海洋ジオラマの製作については下記ブログご参照。
駆逐艦“雪風”海洋ジオラマ製作 | Saigottimoのブログ
またこれまでの経緯は下記ブログをご参照。
奇跡ノ駆逐艦雪風構想二着手ス | Saigottimoのブログ
駆逐艦“雪風”ノ製作構想決定ス | Saigottimoのブログ
駆逐艦“雪風”組立塗装ヲ完了ス | Saigottimoのブログ
*2:海軍旗(旭日旗)は停泊中は艦首か艦尾に、戦闘中はマストに掲揚するとのこと。
*3無料で利用可能なstoryzというスマホアプリ。SE(効果音)を付けた動画はこちら(容量制限により外部リンク)
*4:プラモデル講座とオオゴシ講師については下記ご参照。
シニア向プラモデル講座発表会 | Saigottimoのブログ
オオゴシトモエ「今日もHOBBY日和」

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駆逐艦“雪風”の製作も1/700モデルの海洋ジオラマを残すのみ(*1)。このモデルでもウォーターライン(喫水線迄製作)とフルハウ(艦底も製作)を選べる。海洋ジオラマだから最終的にはウォーターラインにするのだが、一応フルハウで艦底まで作って台座に載せ、百均で買ったケースに飾ってみた。

    【1/700のフルハウはさすがに小さい】
海洋ジオラマはレジン(透明の液体で紫外線照射でガラス状に硬化)やジェルメディウム(アクリル樹脂)等を彩色するのが一般的だが高価で本格的だからNG。そこでYoutubeを検索しアルミホイルをクシャクシャにして海面に見立てアクリル絵具で彩色するという、安価で非本格的な方法を採用した。

でもアクリル絵具が無いので次男が子供の頃に使ってたポスターカラーで代用、白波は木工用ボンドに混ぜる重曹が無いので漂白剤の粉で代用。海面の濡れた感じは百均のラッカーを吹く事に。“何事も本格的にやらない”がモットーとはいえ、代用品だけでどこまで出来るか不安だった。

もはや半分以上固まっている古いポスターカラーの緑や青を絞り出してはホイルの上に塗り重ね、漂白剤の白粒だけをボンドに混ぜた。航走波(船が作る波)の特徴をYoutube で観察し、ピンセットで摘んで作った凸部に塗って白波も作った。ふぅ、手間暇かければここまではできるということだ。

早速ホイルをカットし薄手の段ボールに貼り、喫水線より上の船体を載せてみると「おぉ、結構イイネー!」ケース内で段ボールごと入れ替えて船体上部も付け換えればフルハウとジオラマどちらも楽しめる。さらにいま話題の“写真を動かすアプリ“(*2)で動画を作ると下記のように海が動くのだ。


早速、長男に見せたところ「う~ん、これだけでも充分凄いけどさ、でも折角フルハウも作ったんなら海面下まで作れば両方見せられるんじゃね?つまり上から見れば海面とウォーターライン上の艦船で、下を覗くと艦底まで見えるよね?ケースの高さは充分余裕あるしさ」う~ん、そう来たか・・・。

おーし、やったろーじゃねーか!百均でカラークリアホルダーを購入。材質的に接着剤が効かないので両面テープを使い、青と緑で海面下(に見立てた空間)を作った。底面にアルミホイルを敷きスクリューからは水泡が噴出しているように見せるために脱脂綿を千切ってスティック糊で貼り付けた

さすがにこれで長男も海洋ジオラマについては納得したが、「あとさ、大きい方(1/350モデル)のマストからの電線とか甲板周囲の手すりは付けないの?」えぇ~っ?それらはキットには含まれてないぞ。まあベランダ上の補修用角材もキットには無かったナ。う~ん、じゃ、あともう一息頑張るか

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*1:これまでの経緯は下記ブログをご参照。
奇跡ノ駆逐艦雪風構想二着手ス | Saigottimoのブログ
駆逐艦“雪風”ノ製作構想決定ス | Saigottimoのブログ
駆逐艦“雪風”組立塗装ヲ完了ス | Saigottimoのブログ
*2:storyzというスマホアプリ。無料でダウンロード出来て簡単に使える

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2024年6月14日(金)、渋谷・SEABIRD第二金曜(2金)ライブ。今回のテーマは「雨の日に聞きたいジャズ」。そしてこの日は出雲井さんの前任者で初代2金ディーバの瑛子さんがカナダから訪日していて参戦してくれた。久しぶりにお会いするが彼女のチャーミングさは相変わらず健在だ(*1)。

【中川さとし(Pf)、小島幸三(Ds)、岩井千尋バンマス(Tp)、榎本任弘(B)、加藤求実(Ts)】
PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Are You Real (千尋&求実)

2 Solar (山内恵英&求実)

瑛子さんはカナダではライブで歌う機会がなく専らカラオケで歌っているとの事。そして「All the Things You Are」はそのカラオケでのコンテストで1位になったとの事。そりゃそうだろうなあ、と納得させられる歌唱である。
3 All the Things You Are (瑛子&求実)


4 I Wanna Be Around (瑛子)

前任者に敬意を表してか「瑛子さんと違って私はいつまで経っても色気が無くて・・・」と色気の無さを自虐ネタでウリにするこの日の出雲井さんだが雨モノをしっかり聴かせてくれる。タイプは異なるものの、やはりディーバはディーバでありその輝きは流石だ。
5 Rain (裕美&千尋)
6 Here's That Rainy Day (千尋&求実)
7 No Problem (千尋&求実)
2nd. set

1 Nostalgia (恵英&杉山尚子)

2 Mambo Inn (千尋&尚子)
私はライブで歌うのは15年ぶりとなる「Over the Rainbow (虹の彼方に)」にした。虹(rainbow)は雨(rain)が降った後で空にかかる弓(bow)を意味するらしい。ノブ高橋さん(as)に「一緒に演ってもいいですか?」と聞かれたので、バンマスのご了解の下にシットインしてもらうことにした。

この曲は言わずと知れたMGM映画「オズの魔法使い」(1939年)で少女ドロシー役のジュディ・ガーランドが歌うためにハロルド・アーレンが作曲して、知り合いの作詞家アイラ・ガーシュイン(作曲家ジョージ・ガーシュインの兄)に相談し、最終的にイップ・ハーバーグが作詞した(*2)。

原詞は専門サイトを見て戴くとして今回朗読するためにナンチャッテ和訳して気付いた事がある。それは少女の夢に託した“ユダヤ人の祖国に対する悲願と希望“である。この曲が出来たのはイスラエル建国(1948年)以前であり、アーレンもハーバーグもガーシュインも祖国なきユダヤ人である。
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虹の彼方のどこか遠いところ
とても高いところに、かつて子守歌で聞いた、あの国がある

虹の彼方のどこか遠いところ
そこは空が青くて、夢が本当に叶うところ

いつか星に願いをかけるとき
私は雲のはるか彼方で目を覚ます

煙突のてっぺんより遥かに高いところ
そこではどんな悩みもレモンの雫のように溶けてしまう

虹の彼方のどこか遠いところ
そう、青い鳥が飛んでいるところ

幸せを呼ぶ小さな青い鳥が、虹を越えてゆけるなら、
きっと私も、きっと私も、飛べるはず

translated by Saigottimo
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そして現実のイスラエルは現在大変な状況に直面している。現実は常に希望や理想とは乖離しているものだが、だからこそ我々人類には常に理想や希望を含めたファンタジーが必要なのだろう。2千年前に神がユダヤ人に約束した地カナン(現パレスチナ)に幸せの青い鳥が飛ぶことを切望して止まない。
3 Over the rainbow (Saigottimo&ノブ高橋)

4 Let's Do It (瑛子&千尋)
5 Chuba (裕美&求実)
6 Come Rain or Come Shine (恵英&求実)

7 Blue Monk (全ブラス陣)

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*1:前回の瑛子さん降臨は下記ブログご参照。
遥かカナダからディーバ降臨す | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲については下記ブログご参照。
20世紀の名曲No.1はこの曲! | Saigottimoのブログ

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JR高円寺駅至近の「座・高円寺」こと杉並区立杉並芸術会館では劇場広報誌が年2回発行されている。同館の複数の劇場で上演される演劇情報を中心に館内イベントや街の情報、商店街の名店紹介など、タブロイド判24ページ盛り沢山のタウン誌でもある。このNo.31号に私のコメントが紹介された。

これは以前にアンケート用紙に記入した内容が上手に編集され綺麗なペン字でレイアウトされたものだ。「さるごー」は私が本読み案内人ボランティアとして名札に書いているバンドルネーム。Saigottimoでは子供が読めないのでサラリーマン時代のニックネームの一つを平仮名で書いたものだ。

私はここで毎週土曜朝10時半~約1時間、同会館2階のカフェ「アンリファーブル」に置いてある約300冊の絵本の中から利用者が選んだ絵本をテーブルで個別に読むボランティアをしている。(*1)一般的には「読み聞かせ」だが多数相手に読むのではなくテーブルで個別に読むのである。

基本的には我々も絵本作家さんをリスペクトしているので一字一句しっかり読むが、お客様(子供)が絵本に興味が向いてないこともあり、そういう時は絵を指して「これ何だろうね?」とか「見た事ある?」等と会話して寄り添う事にしている。つまり絵本「を」読むより、絵本「で」一緒に遊ぶ。

  【きくちちき作「でんしゃくるかな」絵本ナビより】

先週もご両親が電車の絵本を見せても男の子(4歳位)は遊びたい様子。そこで私は名作「でんしゃくるかな」を出して読み始めた。子供や動物達がホームで電車を待つが来てもなかなか乗らない。そこで私が「乗らないんかーい!」と突っ込んだら、それが彼に大ウケして、何度も読むことになった。

今年(2024年)もGW明けから絵本の旅@カフェがスタートした。特集コーナーは下記のテーマに因んだ絵本を揃えている。オトナも利用可で1ドリンク&お菓子付で500円(*2)。絵本「を」楽しむもよし、絵本「で」遊ぶもよし。カフェなので終了後はそのままそこでランチも出来ますよ。

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*1:ここでのボランティア参加については下記ご参照。
歌は語れ、セリフは歌え | Saigottimoのブログ
リモート絵本読み聞かせ初体験! | Saigottimoのブログ
絵本の旅@カフェ再開しました | Saigottimoのブログ
*2:基本はネット予約。でも空席あれば当日申込みも可。

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2024年6月7日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ。今月は作曲家縛りではなく、インスト(楽器演奏)は「Fried Bananas」「With the Wind and the Rain in Your Hair」「I Will Wait for You (「シェルブールの雨傘」から)」「Body and Soul」「It’s You Or No One」「」と続く。

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さんのトラ(代役)の榎本さん(b)、御子柴さん(ts)】

「雨」はジリオラ・チンクエッティのかなと思ったら本多バンマスが奥様のアイデアから三善英史の演歌を秀逸にjazzに編曲したものの再演だ。今月も本多バンマスの後輩で阪大バンドの岸本晃司さん(ds)と同級生のお2人も来てくれたので、早速、岸本さんにはシットインで参加してもらうことに…。

2nd setのヴォーカルタイムは先ずシットインで中村美津子さんが「But Not for Me」をヴァース(前歌)から達者に歌う。この曲のヴァースは初めて聴いたが美しい!私はヴァースから歌える曲はあまり多くないのだが「やはりヴォーカルはヴァースから歌うべきだなあ」と改めて思った。

次のマッキーこと牧かおるさんは私とのDuetで「I’ve Got You Under My Skin」。彼女がトニー・ベネットとレディ・ガガの動画を送ってきたが「(彼等より半音高い)オリジナルキー(E♭)でいい」との事。え~?ガガより高いけど大丈夫か、と思ったが杞憂だった。マッキーは高音域も凄く広い!

♪I’ve Got You Under My Skin with マッキー・・・2024年6月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブにて♪

この曲は私もマッキーもこの日初めて歌ったのだが、私の歌い出しがおかしかったり途中の歌詞が怪しかったりしたものの彼女は磐石でエンディングでガガがlike a tatooと言っている部分をsweetsに変える余裕も見せた。バンドもmakes me stop!後の8分休符をしっかりブレイクしてくれた。

3番手の大津晃子さんを「1金名物、岩渕泰冶さんの中入り太鼓で登場…」と紹介したらドラムは岸本さんだったので彼に急遽お願いしたところ何となくハワイ出身力士?的な出囃子になって面白かった。大津さんはスローボサで「Gentle Rain」。この時期は雨モノだとしても流石オトナの選曲だ。


そして私は父の日(6月第3日曜)に因んでペリー・コモの「Papa Loves Mambo(パパはマンボがお好き)」。この曲を歌うのは2007年の2金ライブ以来17年ぶりだったが、今回もお約束の「ウ~!」と「Papa Loves Mambo~Mama Loves Mambo」はお客さんにも一緒に歌ってもらった

♪Papa Loves Mambo・・・2024年6月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブにて♪

そしてヴォーカルタイムのトリは(今月も1金の美空ひばりこと益田さん欠場でもあり)1金の三波春夫こと“お祭り男“の柳田勝史さんがABBAの「Dancing Queen」の再演だ。彼のイメージはABBAよりブラジルのダニエル・ボアベンチュラだが、本多バンマスの2管アンサンブルアレンジも素敵だ。

近所にお住まいで食堂代わりにSEABIRDを利用している滝澤さん(b)にシットインしてもらって「Candy」を演奏し、最後はレギュラーメンバーに戻って「Each Time I Think of You」でお被楽喜となった。来月は本多バンマスは欠場で弟さんが、御子柴さんも欠場で回文王が降臨するとのこと。

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長男から誕生日プレゼントにもらった駆逐艦“雪風”のプラモデルは1/350なので全長30㎝もあるためフルハウ(スクリューなど艦底まで製作してスタンドに立てる)とし、別途1/700モデルを購入して、こちらはウオーターライン(喫水線)にして海洋ジオラマに浮かべる製作方針とした。(*1)


一般的にプラモデルは部品の組立てや接着より、塗装が極めて重要で手間も時間もかかるもの。塗料もラッカー系、エナメル系、アクリル系等数種類あり、塗り方も筆塗り、スプレー缶、エアブラシと様々。これらを全部揃えたらキリがないしそんなにお金もかけられないので最小限で済ませたい。

 【船体色のラッカースプレーの塗装前(左)と後(右)】

基本的には軍艦は殆どが船体色だから2艦とも同じ船体色のラッカー系スプレーを1缶買って吹く。あとは水性アクリル塗料を最小限購入し混ぜて色を作って筆で塗ろう。重ね塗りする場合は順番や相性があるがラッカー系塗膜の上なら何を塗っても剝げたりプラスチックが割れたりしないだろうし。

次に面積が大きい甲板(デッキ)の一部には耐熱性と遮音性のある床材(リノリウム)が敷かれている。一見ウッドデッキに見えるが軍艦の場合は爆撃された際に燃えたり破片が刺さって危険だから木は使わずコルク等を樹脂化した床材(リノリウム)を貼り、金属の止め具が横に線状に打ってある。


 【止め具の金色はマスキングして塗ったが漏れた】


リノリウムの色は赤茶色と、動力付ボート(内火艇)や手漕ぎボート(カッター)の内底に塗るベージュ色(バフ)と白を混ぜて作る。「リノリウム止めは戦艦や巡洋艦は真鍮だが駆逐艦はブリキ」との資料もあった。まあ退色や錆も考慮し金色で塗ってからウェザリング(風化処理)で汚すとしよう。


主砲や機銃や魚雷は見れば分かるが対潜兵器の爆雷の装備が分かり難い。爆雷投下軌条は円筒形の爆雷を自重で転がして艦尾から投下し、爆雷投射器はY字型をしており左右舷の方向に向け空中に発射する。釣り竿状の装置は爆雷を吊るして運ぶらしい。これらは旧海軍の動画(*2)で漸く理解できた。

 【艦尾装備品、左:1/350モデル、右:1/700モデル】

また艦首や艦尾にリール状の装備が複数ある。これは停泊や曳航の舫(もやい)だ。映画「ゴジラ-1.0」でゴジラを引き揚げる際に民間船にも引っ張ってもらうために雪風艦長が「舫(もやい)取れー!」と下命するシーンがあった。舫には鋼線と麻線があり後者は水に浮きスクリューに巻き込まれない。
 【右舷ベランダ上にはマッチ棒を刻んだ補修用角材】

あとはひたすら部品を組み立てては接着するのだが、とにかく部品が小さい!ピンセットでつまむがパチッと何処かに飛んで行き幾つか行方不明となった。またメタル(金属)パーツはプラスチック用ボンドが効かないので瞬間接着剤を爪楊枝で付けるのだが楊枝が太過ぎて先を削って使う始末である。

オオゴシ講師に教わった(*3)ウェザリング(風化)塗装も施して、両モデルともなんとか組立てた。1/350モデルは船底まで作り百均で買った木製トレイに載せ、同じく百均で見つけた丁度良い大きさのケースに収めた。さあ、あとは、いよいよ1/700モデル用の海洋ジオラマ作りを残すのみである!

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*1:本件の経緯は下記ご参照。
奇跡ノ駆逐艦雪風構想二着手ス | Saigottimoのブログ
駆逐艦“雪風”ノ製作構想決定ス | Saigottimoのブログ
*2[日本ニュース] 対潜水艦戦←開始約3分40秒頃に九四式爆雷投射器と爆雷装填台が登場。因みに九四式とは皇紀2594年(昭和9年)式の意で皇紀2600年(昭和15年)式の艦上戦闘機が“零戦(れいせん)“。映画「ゴジラ-1.0」でも(“ゼロ戦”ではなく)ちゃんと“れいせん“と呼んでいた。
*3:プラモデル講座とオオゴシ講師については下記ご参照。
シニア向プラモデル講座発表会 | Saigottimoのブログ
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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「アンサンブルは隠れ家で」に出演させて戴いた。私はピアノが弾けて作曲も出来る数学教授役だ。最近映画で観たオッペンハイマーも名門ハーバード大を首席かつ飛び級で卒業した理論物理学者にして宗教や哲学にも造詣深く5か国語に精通していたという。


日本では“○○一筋“とか“○○一代”の様に一つの専門領域に特化しその道を究める事を最善とする価値観があり、様々な事に手を出すと“器用貧乏”や“下手の横好き”など余り良く言われない。これは他人の役に立つ事を重視した価値観だろうが私は人生を楽しむには様々な事に手を出すべきだと想う。

そもそも欧米には「理系」「文系」という区分概念がないが、最近は日本でもあまり文理区分をしなくなり面白い人が増えたような気がする。今回、役を戴いた「教授」も面白い人物だし、声優というのは役者さんと同じで、作品によって様々な人になることが出来るというのが楽しい。

「アンサンブルは隠れ家で」【約49分間】クリック!

■スタッフ
原作/脚本/制作/作曲/ギター:石貫慎太郎
■キャスト
このみ:南春奈
リリー:能登洋宇
マリア:​中田真由美
幸子、このみの母:山木梨花
2歳の女の子:百々子
教授:Saigottimo (開始6分頃から登場)


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先日、富山県での読売ジャイアンツ主催試合を見ていたら富山出身の故・正力松太郎氏の事を思い出し、最近伝記映画を観たオッペンハイマーとの共通点に気付いた。今や正力と言ってもピンと来ないかも知れないが日本プロ野球界に“正力松太郎賞”があることくらいは野球ファンは知っているはずだ。


正力松太郎は社主として読売新聞の発行部数を世界一にし、日本にプロ野球界が無かった頃に米大リーグを招聘し巨人軍を創設して“プロ野球の父“となり、日本初の民間放送局(NTV)を作って”テレビ放送の父“、国会議員になるや科技庁長官として日本に原発を導入し”原子力の父“とも呼ばれた。

え?あのオッペンハイマーは“原爆の父”だから原子力が共通点なのかって?いや、そうではなくて「自身が苦手な(或いは必ずしも専門ではない)領域でヒトを上手く使った」という点が共通すると気付いたのだ。「人は(苦手な分野ではなく)得意分野で大失敗する」話は以前に書いた。(*1)

オッペンハイマーは名門ハーバード大学を飛び級かつ首席で卒業した天才物理学者であり哲学や宗教や語学にも長けていたが“実験は苦手”だった。ところが彼の最大の功績は、3年間で20億ドルと4千人を投じたマンハッタン計画のプロジェクトリーダーとして人類初の原爆実験を成し得た事である。

日本にもたらした災禍を思うと彼が果たした原爆開発を“成功“とは呼びたくないが多方面のスペシャリストによる試行錯誤が行われたであろう同プロジェクトを率いた彼の働きは評価されるべきだろうしその要因の一つは彼自身が実験が苦手なので直接口や手を出さなかったからではないだろうか。

今でいうIT技術者だった私は30歳を前に初めて小さな開発プロジェクトを任された結果、自分がプロジェクトリーダーとしての適性が無い事を思い知らされた。その拙い経験から考えても、あれだけ巨大なプロジェクトを統率して所定の成果を上げるというのは本当に凄い事だと思う。


正力松太郎も東京帝国大学を卒業しているが、彼自身が新聞社の経営や野球や放送や原子力の専門家だった訳ではない。野球や放送や原子力では米国に太いパイプを持つ柴田秀俊、新聞販売では“販売の神様“務臺(むたい)光雄などの凄いスペシャリスト達が正力の下で活躍したのである。(*2)

それだけ優秀な人材が師事するリーダーはさぞかし品行方正な人格者かといえば必ずしもそうではない。オッペンハイマーは学生時代に指導者に毒を盛ろうとしたり複数の女性と長期間にわたって不倫関係を続けていたし、正力はその押し出しの強さで恫喝まがいの雷を落とすことで怖がられていた。

ではよほど運やタイミングが良かったのだろうか?オッペンハイマーは科学界の頂点に君臨し、あらゆる雑誌の表紙を飾る“時の人”としてもてはやされたが、水爆開発に反対した事で聴聞会にかけられ過去の左翼勢力との関係から赤狩りに遭って公職を追放されるという光と影を味わった。(*3)

正力松太郎も警察官僚としては詰腹を切らされ(*4)、右翼団体の暗殺テロで瀕死の重傷を負いGHQからA級戦犯として逮捕され(不起訴)、共産党に占拠された読売新聞からは締め出される(後に復権)という、凄まじい逆境の連続だった。やはり両者とも並大抵の人間ではない
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*1:本件については下記ブログご参照。
人は苦手な領域では失敗しない | Saigottimoのブログ
*2:正力松太郎については下記書籍で情報を得た。
 佐野眞一「巨怪伝」(上下2巻)文芸春秋、1994年
柴田秀利氏のホームページ
務臺光雄(むたい・みつお) wikipedia
*3:聴聞会については解説動画や下記の映画評をご参照。
映画評「オッペンハイマー」Tomy Jr.
*4:1923年(大正12年)皇太子(後の昭和天皇)暗殺未遂事件「虎ノ門事件」が起き当時の警務部長として引責辞任した。

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長男から贈られた艦船プラモデルを製作すべく(*1)、図書館から旧海軍の艦隊編成や駆逐艦“雪風“についての資料を借りて読み、youtube動画も観た。軍艦は大きい順から戦艦(Battle ship)、巡洋艦(Cruiser)、駆逐艦(Destroyer)で敵艦隊や陸地を艦砲射撃するのが戦艦や巡洋艦の役目だ。

一方、駆逐艦は爆雷で潜水艦を攻撃し砲撃と魚雷で敵艦隊を攻撃する。特に日本の酸素魚雷は高性能で米英の3倍もの射程距離を誇った。さらに航空機に対しても高射砲や機銃で対空砲火を行える。速度が速く(*2)、対潜、対艦、対空、輸送と万能な役割を担える駆逐艦はあらゆる軍務で重用された

皮肉にも日本海軍は最期まで大艦巨砲主義だったが、その日本が真珠湾等で世界に示したことで第二次世界大戦では航空機の重要性が高まり、艦隊の中心は戦艦から空母(Aircraft Carrier)に移ったが、空母の護衛にも駆逐艦は欠かせなかった。現在の自衛隊の護衛艦も往時の分類では駆逐艦である。

これらの理由から大戦中に前線に投入された駆逐艦は82隻もあったが終戦まで沈没せずに生き残ったのは“雪風”のみ、しかもほぼ無傷だった。駆逐艦の中では“雪風”は開戦時点(1941年)では零戦同様最新型だったが同型駆逐艦18隻中17隻は沈んでいるから、知れば知るほど神がかりの強運艦だ

上記の行動概略図を見ると驚くが“雪風”は大戦中の4年弱で30を超す殆どの作戦に従事し全航程は23万km超に及ぶ。さらに終戦後は復員輸送船として15航海し1万3千名余の邦人を本土に帰還させた後、賠償艦として中華民国に引き渡され、旗艦「丹陽(タンヤン)」として20年以上も活躍した。

その後、日本は横須賀に記念艦「三笠」と並べて永久展示すべく、台湾に“雪風”を返還してくれるよう申し入れた。しかし“雪風”は1969年に艦齢29歳であえなく廃艦となり解体された。日台友好の記念として舵輪と錨だけは日本に返還されたが再びその雄姿を日本で見る事は遂に出来なかった。(*3)

ならばせめてプラモデルは(フルハウを選択して)船底やスクリューまで作って台座に飾ろう。但し添付の黒い台座はいかにも安っぽいので(こういう点はモデラーは案外無頓着)もっと良い台座はないかと百円ショップで探した結果、木製の皿を逆さにして台座とし脚部も銀色に塗って金属っぽくした

一方で樺太から南太平洋まで疾駆した“雪風”の雄姿を含めた海洋ジオラマも作りたい。そこで半分の大きさの1/700スケールの“雪風”プラモを別途購入し、これを海洋ジオラマ化することにした。1/350で海洋ジオラマを作るのは大き過ぎて製作的にも経済的にも辛いが1/700なら何とか出来そうだ。


1/700モデルもフルハウとウォーターラインの選択が可能だが、こちらは海洋ジオラマにするため喫水線までしか作らないウォーターラインを選択。また装備も選択が出来るが、1/350モデルに合わせて最終形(1945年)を選択することにした(いずれも上記箱絵の右下側)。

つまり1/350モデルと1/700モデルの2つの“雪風“を同時製作して並べ、小さい方は海洋ジオラマの中で浮かべ、艦上の細かい造作などは大きい方をじっくり見てもらう事にする。海洋ジオラマの材料もケースも全て百円ショップで購入出来る目途が立ったので、これで製作構想はほぼ固まった
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*1:本件の経緯については下記ブログご参照。
奇跡ノ駆逐艦雪風構想二着手ス | Saigottimoのブログ
*2:当時の戦艦や巡洋艦は20ノット台だったが雪風の最大速力は35ノット(約65km/h)。ノットは海里/時で、1海里は地球の緯度1分の長さ(1,852m)
*3:雪風の舵輪は広島県江田島市の旧海軍兵学校(現海上自衛隊幹部候補生学校)の教育参考館に、錨はその庭に展示されている。

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