産業翻訳者のためのパソコン活用術 > Word活用術
復刻シリーズです。
Microsoft Office Wordには、メニューやツールバーに表示されていない機能がたくさんあります。 そのような埋もれた機能を利用するには、ショートカットキーを使うと便利です。 ツールバーにアイコンとして登録してもよいのですが、ショートカットならマウスを使わずにすむため、速度が落ちません。 どのような機能があるのか知りたい場合は、「Wordの全機能の一覧を作成する」で説明した方法で、把握できます。 ショートカットキーは、次のようにして設定します。 以下は、Word 2003の場合です。2007については、下欄を参照してください。 1.[ツール]メニューの[ユーザー設定]で[オプション]タブを選ぶ。 2.[コマンドの指定]でショートカットを割り当てたいコマンドを選択する。 3.[割り当てるキーを押してください]の下にあるボックスにカーソルを合わせ、ショートカットに使いたいキーをキーボードで押す。 画像は、[ファイル]メニューの「FileCloseAll」という機能の例です。 コマンドの説明欄に「すべての文書を閉じます」と書かれているように、複数のWordファイルを開いていたときに、1回の操作ですべて閉じることができます。 4.[割り当て]を押す。 この例では、Control+Shift+Aの3つのキーを同時に押すショートカットを割り当てています。 次回から、該当する3つのキーを押すだけで、このコマンドを利用できます。 このように、ショートカットキーを使って、デフォルトでは表示されない機能を使うことができます。 【注意】 FileCloseAllでは、保存されていない文書があった場合、保存「されずに」閉じられてしまいます。 あらかじめ保存しておくか、開いているすべてのファイルを保存するための「FileSaveAll」コマンドをショートカットキーに割り当てるなどして、ご利用ください。 Word 2007の場合 1.リボンのタブを右クリックする。 2.[クイックアクセスツールバーのカスタマイズ]を選ぶ。 3.下のほうにある[ショートカットキー]の「ユーザー設定」ボタンを押す。 あとは2003の場合と同様です。 |
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