英国のショートアニメ『 Shaun the Sheep 』。
日本では、ひつじのショーンとして知られています。
もともとは『ウォレスとグルミット』のシリーズに登場する羊を主人公にして、スピンオフとして作られたようですが、日本でも放送されてすっかり有名に。
そのショーンで一杯の「ひつじのショーンカフェ」で、見直しをしました。
椅子はクッションの弾力がほどよくて、長時間すわっていても疲れません。
自分の体験の幅を増やすためにも、基本的に同じ店に二度は行かないようにしているのですが、ここはリピート店のひとつです。
驚くほど見事に食べ物としてキャラクターが再現されているため、見ているだけで脳が刺激されるのか、いろいろなことを考えるきっかけにも。
ちなみに、周りの人々をみていると、犬の顔を大きくかたどったカレーが人気のようです。
食べたい好みよりインスタ映え重視・・・・なのかもしれません。
(店舗のインスタグラムも、とても綺麗です。)
私は純粋に自分用以外の目的で写真を撮るときはスタッフに声をかけて許可を得るのですが、最近は逆に驚かれることもありますから、もはや当たり前なのでしょうね。
さて。
ヒツジといえば、sheep というおなじみの英単語があります。
他には、 ram、ewe、lamb、buck、doeなど、いくつか表現が存在します。
英語では、動物の成体と子どもで単語が違ったり、オスとメスで単語が違ったりすることがわりとあって、ヒツジもそういうひとつなのでしょう。
そしてショーンカフェで思ったのは、「なぜ、区別されているのか」です。
古今東西、言葉はコミュニケーションのための手段です。
あたりまえのことですが、別々の単語が存在するということは、何らかの理由があるはずなんですよね。
よく、エスキモーの言葉には雪を表現する単語が多く、日本語には、五月雨や時雨など雨を表す単語が多いと言われますが、とにかく言葉は必ず、それを使う人々の生活に結びついています。
ヒツジで成体と子どもを区別する理由のひとつは、食肉として使うときに、味や臭みなど違いが出るからだろうと思います。
毛皮も、ロマノフという品種の子羊が多いとか。
では、オスとメスは?
角を利用するのであれば、オスの角とメスの角は違いますので、単語が違うほうがわかりやすいのかもしれません。
毛糸にする毛用種だと、毛の量が違う可能性もありますね。
英語はラテン系やゲルマン系など、いろいろなルーツの言語が混じり合っていますが、それでもすたれず残っている単語には、区別をしておくことに意味があるのだろうと思います。
こうして様々なことに思いを巡らせる刺激になるのもあって、できるだけ店を変えるのですが、ショーンはしばらくリピートしそうです(笑)。
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