2024年シーズンのJ1リーグの戦いも
8日の試合で終了。
サンフレッチェ広島は
最終節まで優勝の望みを残して迎えた
ガンバ大阪との試合に敗れ
シーズン2位で終了となりました。
シーズン何度も首位に立ち
それこそカープと同時優勝もありうると
広島県民は浮かれていたでしょう。
俺はそこまで
熱量のあるサポーターではないですが
こちらも記録用として
普通のファン目線で振り返ってみます。
今年サッカー専用の新スタジアム
「エディオンピースウイング広島」が誕生。
街中スタジアムが売りで
市の中心地にある利便性の良さは、
長年交通手段が悪い立地に
不満を持っていたサポーターたちには
待望の新スタジアムとなった。
まず開幕戦が浦和レッズ。
過去に活躍した選手がレッズに移籍して
因縁めいた相手との
新スタジアムで最初の試合は
今年加入した大橋祐紀の2ゴールで始まった。
海外移籍のためにサンフレッチェに来たと
最初から明言していた点取り屋に
実はあまり良い印象を持っていなかったけど
それは間違いだと思い知らされた。
絶妙なポジショニングと飛び出し、
巧みなシュートテクニックと得点への嗅覚で
ゴールを量産する大橋の存在は、
今までシュート数が多くても決めきれなくて
得点力不足で泣いたサンフレにとって
大橋は優勝へのラストピース。
これはいけるぞと期待が高まる。
新スタジアム効果もあって観客数アップが
選手たちの士気のアップになり、
開幕から11戦負け無しの好スタート。
悪くても引き分けにして負けない広島。
ただこれが後に分が悪くなることに気づく。
今年J1に昇格した町田は
ラフプレーやボールの水掛けや
黒田監督の性格など評判はよくなかった。
町田ゼルビアは負けが多いが勝ちも多い、
サンフレは負けが少ないが勝ちも少ない。
勝利の勝ち点の方が大きいので
実は引き分けの多いサッカーより
負けてもその分勝つサッカーの方が上になる。
それと前半戦は怪我人が多かった。
外国人のドウグラス、マルコス、
ピエロス、エゼキエウ。
彼らがフルシーズン戦えないのはきついが
その分を新戦力が補った。
アルビレックスから途中加入の新井直人。
5月の京都戦でハットトリックを達成。
🟣 スーパーFKでハットトリック達成!🎩
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) May 19, 2024
新井直人のハットトリックの活躍で #サンフレッチェ広島 が京都サンガに5ゴール大勝!広島はリーグ戦 7試合ぶりの白星。
🆚京都 0-5 広島
⚽9分 川村
⚽12分 新井
⚽25分 新井
⚽55分 松本
⚽69分 新井
🎥:@J_Leaguepic.twitter.com/6gT5nKwyq5
父が元サンフレの中島浩司という
中島洋太朗も今年デビュー。
センスの高さを見せた。
気迫あふれるドリブルの
越道草太も印象に残った。
ちょっと気になったのは
サンフレ公式の煽り。
新スタこけら落としとなった
2月のプレマッチで
ガンバ大阪戦で1-2で負け、
J1リーグの対戦の時に
「プレマッチの借りは返す」
みたいな煽りしてたけど
ただのプレマッチやで。
借りもなにもないでしょう。
この時は1-1で引き分けて
結局勝ちきれなかったし。
あとこの件に触れておこう。
VTuberグループ「にじさんじ」が
J1チームとコラボする企画がまたあって
サンフレは静凛が名誉サポーターに退き
新しく決まったのが佐伯イッテツ。
広島に佐伯という地名があるのと
紫シナジーで決まったそうだが
序盤こそ何回か同時視聴していたが
後半はほぼサンフレに無関心。
代わりに静凛が同時視聴を継続してくれていた。
あのさ~、
優勝争いしていたのに結果にも触れない。
もっとやる気のある人をサポーターにしてくれ。
静凛はありがとうな。
6月に川村拓夢がザルツブルグに
移籍することが発表された。
川村は中盤の心臓、
代わりのいない大事な選手。
さらに8月に大橋祐紀もイングランドへ移籍。
こちらは予想していたとはいえ
前半だけで11ゴールあげていた
エースストライカーの穴は痛い。
正直この時点で俺は優勝あきらめた。
この2人いなくてどう戦うの?
――と思ったらそこから勢いは急上昇。
新戦力のFWトルガイ・アルスランが
ゴールを量産する。
股抜きショットが得意らしいが
加入直後の活躍はすごかった。
「紫の魔法使い」とか言われてた。
それ以上にすごいのがDFの中野就斗。
日本代表入りも噂されるほど
サンフレの核となる活躍だった。
「大学時代No.1センターバックを
ウィングにしてみたら」という
小説が書けそうなくらいハマった。
背が高いし当たり負けしない。
ドリブルもシュートも上手い。
右サイドから何度も切り込んで
チャンスを作ってくれた。
荒木が負傷した時は本職センターバックに回って
完璧に仕事をしてくれた。
絶対にベストイレブンに選ばれるでしょう。
これだけ目立つと海外が目をつけてそうだから
サンフレのユニを着る時間は
もう少ないかもしれないと心配になる。
それと松本泰志の覚醒。
抜群の運動量で中盤を駆け抜けた。
代わりに俺の好きな満田の出番が
少なくなってしまったのがつらいところ。
7月から7連勝して首位にも返り咲く。
これは……夢を見れるのか?
終盤の天王山と言われた
町田との2回目の対決で2-0と完勝。
新加入の外国人パシエンシアと
加藤陸次樹がスーパーだった。
川辺駿のサンフレ復帰も明るい話題。
その一方でカップ戦で敗退してしまう。
ルヴァンカップは名古屋グランパスに敗れ、
天皇杯はガンバ大阪に敗れた。
いずれも日本代表に
大迫敬介が取られている間の出来事。
森保監督!大迫を使わないのなら
大事な時期に収集するなよ!と
サンフレサポなら誰もが思ったはず。
三冠のうち二冠があっさり消えて
その分リーグに集中できるが
ACL2の関係で海外にも行かないといけないため
調整が難しそうだった。
サンフレとACLは昔から相性が悪い。
サンフレッチェは試合の前や後に密着した
INSIDE動画をYouTubeに投稿しているので
その試合の選手たちの様子や
試合前の円陣など見ることができる。
勝ったあとのスキッベ監督は
「君たちは勝利に値する」とよく言うことや
勝ったら「オフ2日」とか
ピッチで発表するのとか面白かった。
苦しみながら勝ったジュビロ戦の後、
「あと5つ全部勝つ」
「自力で優勝する」と
選手たちは口々に言っていた。
いや自分に言い聞かせていたように見えた。
勝つことは簡単ではないから。
10月20日。
サンフレッチェの歴史を紡いできた
青山敏弘が今シーズン限りの引退を発表。
これで選手が優勝へ向けて
士気が高まるかと誰もが期待していたが……。
その直前の湘南戦に1-2で敗れた。
しかも湘南戦はその前日に神戸が敗れて
神戸サポーターがネガりまくっていたのに
わざわざお付き合いして負けてしまう形。
この時はまだ首位だったがそこから3連敗。
首位陥落です。
もうこの頃になると
INSIDE動画は見れなかった。
いや、見たくなかった。
落ち込んでいる選手を見るのもつらいし
コメントで批判して
ストレス発散してるやつらを
見るのも嫌だったから……。
世間は「カープの真似をしなくていいのに」とか
辛辣な意見ばかり。
笑いたいやつは笑え。
選手たちの頑張りがあったから
優勝争いするところまで
来たことは忘れてはいけない。
そして最終節も再びガンバ大阪に負けて
2位という結果に終わった。
ヴィッセル神戸は優勝おめでとうございます。
結局2回戦って
1回も勝てなかった相手なので納得感がある。
もし順調に連勝していたら
ピースウイングの札幌戦で決まっていたかなぁ、
みんな喜んで泣いている姿が目に浮かんだ。
そんな儚い夢を今でも見てる。
一応ACL2はまだ残ってるが
今シーズンはかなり楽しませてもらった。
スキッベ監督は3年の指揮で
3位、3位、2位と結果は素晴らしい。
選手たちからの信頼も厚い。
1つ苦言するなら
終盤ビハインドの場面でFWを入れるのはいいが
それまで機能していたMFを代えたせいで
逆に失点してしまうことが多い印象。
スキッベのサッカーは
前線からのハイプレスが特徴。
全員守備&全員攻撃が持ち味だが
これは相当な運動量が必要で、
選手の消耗も激しいしもろさもあって
戦術がハマらない相手だと苦戦する。
今年は神戸とガンバ大阪には
1回も勝てずに終わった。
ハイプレスを研究されていると感じるし
苦手とする相手を作ると厳しい。
また集中力が欠ける時間帯、
開始5分くらいで
よく点を取られていたように思う。
だいたいパスミスが原因。
こういうミスを減らしていかないと苦しい。
シュート数はいつも相手を上回っていた。
それなのに枠内に飛ばせない。
枠内に飛んでも決まらない。
こっちは枠内シュート6本で1点、
相手は枠内シュート2本で2点で負け、
みたいなことがあったので
シュート精度が必要だと思う。
やっぱり「エースストライカー」問題。
今年の始めは大橋の登場で解決されたのに
その抜けた穴は最後まで埋められなかった。
一時期のトルガイは「アルスラン伝説」だったが
加藤陸次樹が「スーパー陸次樹」になってくれ。
陸次樹の男臭さが好きなんや。
満田にはもっと発奮してほしい。
こんな素晴らしい選手が
サブで燻っているのはもったいない。
いい意味で松本を引きずり下ろす活躍が見たい。
こんな状態では海外移籍できないぞ。
守護神の大迫も海外移籍がささやかれる。
正直、大迫がポカした場面は何度もある。
とくにハイボールの判断を誤って
飛び出しすぎて戻れず失点したり
キックが弱くて相手にボールを
奪われるシーンもあった。
ポカもあるがピンチを救う場面も多かったので
大迫も優勝するためには絶対必要。
ルヴァンと天皇杯の敗退で思い知らされた。
来年は明治大学のNo.1FW
中村草太が加入してくる。
新人に過度な期待は禁物だが
今の戦力にマッチすれば
(あくまでも移籍で誰も抜けなければ)
十分に優勝が狙える戦力になると思う。
引退した青山敏弘選手。
伝説の60mロングシュートは
今も忘れられない。
そうそうころ頃は
変なゴールパフォーマンスしていたなあ笑
🟣𝗧𝗼𝗱𝗮𝘆'𝘀 𝗽𝗶𝗰𝗸 𝘂𝗽🟣
— サンフレッチェ広島【公式】 (@sanfrecce_SFC) October 24, 2024
後世に語り継がれるスーパーゴール#青山敏弘 の推定63m超ロングショット🏹🔥
懐かしのゴールパフォーマンスも📸
🔗https://t.co/jPjCKi78jv
※2012年J1リーグ第11節 vs 横浜F・マリノス 前半6分のゴール#sanfrecce | #シンぶちあつ! | #Jリーグ pic.twitter.com/VFHBBmcbfE
11年チームを支えた
MF柏好文も契約満了で退団。
今後の動向は
他チームへの移籍か引退かまだ不透明。
柏と言えば
2リーグ制だった2015年、
ガンバ大阪とのCS1戦目の
アディショナルタイムの決勝点。
●公式映像がないためサポーターの動画
2人ともありがとう、お疲れ様でした。
――今年サッカーあまり見てないのに
ずいぶん語りすぎてしまった。
それだけ印象深い試合が多かったのかも。
天皇杯も神戸が優勝しているので
FUJIFILM SUPER CUPも出場が決まり
リベンジの機会が出来たのもいい。
なんだかんだあっても
リーグ2位ですよ、2位。
もっと誇りましょう。
あの低迷していた時期から考えたら
本当に強いチームになったなと思う。
はっきり言って
川村と大橋が抜けた時点で終戦だった。
お金が潤沢ではないのに優勝するために
積極的に外国人を補強したフロントにも感謝。
これで終わるまでは見ることができなかった
INSIDE動画もやっと見られる。
良かったことも悪かったことも
明日への糧にして
来年こそシャーレを掲げよう。