この<身元不明の死体>にメスを入れてはならない――――

このホラー映画

パッケージがもの凄く怖いです。

 

『ジェーン・ドウの解剖』

[The Autopsy of Jane Doe]

(2016年)イギリス・アメリカ映画

 

 

<あらすじ>

バージニア州グランサムで、遺体安置所と火葬場を営んでいるベテラン検死官トミー・ティルデン(ブライアン・コックス)とその息子オースティン・ティルデン(エミール・ハーシュ)。ある嵐の夜、警察から緊急の依頼が入る。それは、謎の惨殺事件の現場から全裸で見つかった身元不明の美女<ジェーン・ドウ>の死体の検死解剖だった。
通常の検死だと思われたが、メスを入れ解剖を進めるにつれ、体内が焼かれ切断されているなど、異常な状態が判明。やがてあり得ない物の数々が体内で見つかり、起こり得ない現象が次々と発生、衝撃と戦慄が走る。外は暴風雨、通信も途絶えていた。隔絶され、閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖の夜が始まる……。

 

<スタッフ>

監督 アンドレ・ウーヴレダル

脚本 イアン・ゴールドバーグ

    リチャード・ナイン

製作 フレッド・バーガー

    エリック・ガルシア

    ベン・ピュー

    ロリー・エイトキン

製作総指揮 スチュアート・フォード

    マット・ジャクソン

    スティーヴン・スクイランテ

音楽 ダニー・ベンジー

    ソーンダー・ジュリアーンズ

撮影 ロマン・オーシン

編集 パトリック・ラーシュゴード

    ピーター・グヴォザス

 

<キャスト>

エミール・ハーシュ(オースティン・ティルデン)

ブライアン・コックス(トミー・ティルデン)

オフィリア・ラヴィボンド(エマ)

オルウェン・キャサリン・ケリー(ジェーン・ドウ)

マイケル・マケルハットン(バーク・シェルドン保安官)

 

 

感想

ある夜、

検死官の親子の家に

身元不明の女性死体が運ばれてくる。

今夜中に検死をしてくれと頼まれて

2人は死体を解剖するのだが

次々に異常な事実が判明する。

死体なのに死後硬直もなく

手首・足首の骨は砕かれていて

舌も切り取られ

メスを入れると血が吹き出てくる。

外傷は全く無いのに

内臓はズタズタで肺は黒焦げ状態……。

いったいどうやったら

こんな殺し方ができるのか?

 

恐怖を感じた2人は逃げ出そうとするが

外は暴風雨で

出口に木が倒れていて扉が開かない。

電波も途絶えて

助けを呼ぶことも出来ない。

やがて建物の中に

得体の知れない「何か」が

潜んでいることに気づく。

……という本格ホラー・サスペンス。

 

 

これはマジで怖い。

ただ死体を解剖するというだけなのに

90分も緊張感が続くのは

死体の設定が魅力的だからだろう。

全裸死体なので

最初はエロい目で見れるけど

異常で謎だらけの現象が続き

だんだん気持ち悪くなってくる。

これ、何なんだよ!?っていう恐怖。

 

「Jane Doe(ジェーン・ドウ)」とは

「身元不明の女性」のこと。

日本で言えば

「名無しの権兵衛」のような

名前がわからない人の呼び名。

「Doe(ドウ)」は架空の姓という意味で

「Jane(ジェーン)」というありふれた名前をつけて

「Jane Doe(ジェーン・ドウ)」と

呼ぶようになったらしい。

男性の場合は

「John Doe(ジョン・ドウ)」になる。

 

この美しく謎めいた死体を演じた方は

オルウェン・キャサリン・ケリーさん。

モデル兼女優。

全編を通して裸で

死んだふりをするのは

大変だったと思う。

すきっ歯は海外では

チャームポイントみたい。


主人公のガールフレンドの

エマも美人ですが

とくにパイスラが良かったです。

 

死体安置所の中だけで展開する

少人数で低予算のB級ホラーですが

怖さの演出は相当レベル高い。

死体安置所の死体は

足首に鈴をつけてあって、

これは昏睡状態だった場合に

生きていることを

音で確認する風習らしいのですが、

この鈴の音が

あり得ない場面で聞こえてくる。

とくにドアの下の隙間から

足が見えるシーンはびびりました。

 

ただしストレートすぎるのは欠点でもあり、

「ここで出るぞ」と思ったところで「出る」し

「これは殺されるな」と思ったら「殺される」

最後のオチも

予想したとおりの展開になるので

ひねりが無くて

物足りなく感じる人もいると思う。

期待を裏切るような

どんでん返しがあってもよかったが、

わかっていても怖いのは

ホラー映画としては合格点です。

どこかジャパニーズホラーな雰囲気もありました。

 

死体の解剖がメインなので

グロいのが駄目な人は

絶対に見てはいけません。

大丈夫な人は是非観て欲しいですね。

ストーリー自体は面白いです。

 

★★★★☆ 犯人の意外性

☆☆☆☆ 犯行トリック

★★★★☆ 物語の面白さ

★★☆☆☆ 伏線の巧妙さ

☆☆☆☆ どんでん返し

 

笑える度 -

ホラー度 ◎

エッチ度 △

泣ける度 -

 

評価(10点満点)

 7.5点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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※ここからネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1分でわかるネタバレ

○被害者 ---●犯人 -----動機【凶器】

①~③ダグラス一家 ---●ジェーン・ドウ ---憎悪【不明:不明】

エマ ---●トミー・ティルデン ---事故【斬殺:斧】

トミー・ティルデン ---●オースティン・ティルデン ---利他主義【刺殺:メス】

オースティン・ティルデン ---●ジェーン・ドウ ---憎悪【転落死:床】

 

※①~③はポール・ダグラス、キャロル・ダグラス、雇われた男の3人

※④は●ジェーン・ドウの魔術によって幻覚を見せられたのが原因の事故

※⑤は●ジェーン・ドウの魔術によって苦しむトミーを楽にするための殺人

 

<結末>

脳を顕微鏡で調べると

ジェーン・ドウが

まだ生きていることがわかり

布の文字を解読して

この死体が「魔女」であることを知る。

17世紀アメリカ北東部の魔女狩りで

残酷な拷問をされたが死なず

このような化物になってしまったのだ。

 

せめて息子の命だけは

助けてくれと頼むトミーは

自分の身体を差し出して魔女の拷問を受ける。

苦しむ父親を救う為に

オースティンは自らの手で父の命を絶った。

すると部屋の照明が点き、

入り口で保安官の呼ぶ声がする。

オースティンが扉を開けようとすると

保安官が急にあの歌を歌いだした。

恐ろしくなった彼が振り向いた時

父親の亡霊を見て

足を踏み外して転落死してしまう。

 

翌朝、

検死官親子の家を訪ねた保安官は

3人の死体と

身元不明の死体に困惑していた。

ジェーン・ドウの死体は

車に乗せて運び出されるが、

その車の中で死体の指が動き

足首に付けてある鈴が

チリンと鳴るのであった。

 

ジェーン・ドウの正体

身元不明の死体の正体は

17世紀に拷問された魔女

アメリカ合衆国ニューイングランドの

マサチューセッツ州セイラム村で

1692年~93年に行われた

セイラム魔女裁判の犠牲者だった。

 

当時殺された少女たちは

本当に魔女だったわけではなく

悪魔憑きによる集団催眠だと言われているが

その中に本物の魔女がいた(という設定)。

それがジェーン・ドウである。

 

彼女は普通の人間ではないため

死体があり得ない状況になっている。

  1. 外傷が全く無い。
  2. 死斑も死後硬直も無い。
  3. 灰色の目=死後数日。
  4. 手首と足首が粉々に砕かれている。
  5. 舌が切り取られている。
  6. ウエストが細すぎる。
  7. 膣内に多数の切り傷。
  8. 体内からハエが出てくる。
  9. メスを入れると血が出る。
  10. 肺が真っ黒に焼けている。
  11. 内臓も傷だらけ。
  12. 胃の中にチョウセンアサガオがあった。
  13. 胃の中に布に包まれた自分の歯があった。
  14. 皮膚をはぐと内側に謎の紋様。
  15. 火で焼いても燃えない。
  16. 実は今も生きている。

 

「アメリカ北東部(ニューイングランド)」や

「魔女」を連想させる伏線が

多数仕掛けてあるので

ジェーン・ドウの正体については

薄々気づいていた人もいるだろう。

 

伏線解説

冒頭のダグラス宅の事件で

関わった全員が死亡し

何かから逃げ出そうとしたこと

この物語の結末を暗示している。

  • 最終的に全員死亡。同じ状態の結末になりました。

エマに「後で来てくれ」と言ったのが

エマが戻ってきて殺される伏線。

  • 11時からのレイトショーに誘っていた。可哀想に……。ジェーン・ドウを燃やしたが燃えなくて2人が動揺している時、エレベーターが動く音がしますがこの時エマが地下に降りて来ています。

③検死の最初にラジオから

「このさき数日は快晴が続くでしょう」

天気予報が流れ、

最後のラジオから流れるニュースが

4日続いて晴天だったことを伝えている。

  • つまりあの嵐もラジオの大雨注意報もすべてジェーン・ドウの魔術による幻覚・幻聴だった。

泥炭が爪の間に入っている

  • この泥炭は北の地方特有の土。この辺りには無い。ニューイングランドを示す伏線。

死体のウエストがやけに細い。

  • コルセットで締め付けていたため。16~7世紀の人物を思わせる。オースティンが「何百年前の話だよ」と笑うが実はその通りだった。

胃の中から出て来た

チョウセンアサガオが

北東部に咲く花であること。

  • またも北東部が強調されている。

 

よくある疑問

Q,ジェーン・ドウの魔術とは?

 

主に使うのは周りの人間に

幻覚を見せる能力

仲間同士で殺し合わせて

全滅するように仕向けている。

さらに死体を動かしたり

自分が受けた拷問と同じ苦しみを

与えることができる。

 

彼女の攻撃の

どこまでが幻覚なのか

はっきりわからない。

トミーの手首を切ったり

足首の骨を折ったりしたのは

幻覚だったとも考えられるし

実際に拷問を与えたとも解釈できる。

 

そして彼女は

どんな攻撃をされても死ぬことが無い。

皮膚が回復して元通りになる。

 

Q,肺が黒焦げだったのは焼かれたから?

 

そうです。

彼女の身体は焼かれたのですが

外側の皮膚が再生して

不思議な状態になっている。

タバコを吸ったわけではありません。

 

Q,オースティンの母はどうして亡くなったの?

 

父親のトミーが言うには

痛みと悩みを抱えていたのに

それに気づかなかったと自分を責めている。

妻が死んだのは不測の事態だと……。

これはおそらく自殺したのだと思われる。

エマが「あれから2年も経っている」と言うから

母親は2年前に死んだらしい。

 

では何が原因か?

映画の話になった時

「君に読む物語」が出るから

これを伏線だとすれば

アルツハイマー病……つまり、

認知症の傾向があったのかもしれない。

何かの病気を抱えて苦しんでいたのは

親子の会話の中で仄めかされている。

 

Q,猫のスタンリーに

いったい何があったの?

 

換気孔の中で傷だらけでうめいていた。

トミーたちはスタンリーが

ネズミを追いかけて調子に乗って

暴れて怪我をしたのだと思っているが

ジェーン・ドウの魔術で

体を切り裂かれている。

苦しんでいる姿を見れなくて

トミーが首の骨を折って楽にしてやった。

 

Q,劇中でラジオから流れる歌

「心を明るく照らしましょう ママが教えてくれた

女の子が知っておくべきこと

恐ろしい悪魔とは仲良くしちゃダメ

お部屋に入れたらおしまいよ

憂鬱な気持ちでいたら 悪魔から逃げられない

だから心を明るく照らして

ニコッと笑うの 笑顔は無敵よ

心を開いて明るく照らしましょう」

この奇妙な歌は何という曲名ですか?

 

McGuire Sisters(マクガイア・シスターズ)の

「Open Up Your Heart(あなたの心を開いて)」

Christine、Dorothy、Phyllisの

3姉妹のコーラスグループで

1949年に結成され、1968年に解散。

この曲は1955年に発表された。

 

Q、麻酔に使われる花とは?

 

シロバナヨウシュチョウセンアサガオ。

アメリカでは「JIMSON WEED」と呼ばれ

バージニア州ジェームズタウンが名前の由来。

葉や種は幻覚剤として使用される。

1676年にジェームズタウンでイギリス人が

毒草と知らずに食べた。

セイラム魔女裁判が行われたのは

1692年なので時代的に符合する。

 

Q,死体は本当に歩き出したのか?

 

幻覚の死体だった、でも通用しますが

死体を動かした方が

魔力が強く感じられるので

実際に死体を動かしたのだと思います。

 

ドアの下に鈴のついた足が見えた場面では

顔の無い死体ルイス・タニスを動かした。

その後の廊下に

顔を覆っていた白い布が落ちていたので

こいつが来たとわかります。

 

事務所の奥でトミーを襲ったのは

最初に解剖されていた死体

ハワード・オーティスでしょう。

灰色の目が片方だけ残っていた。

 

解剖室のドアを斧で壊した隙間から

こちらを覗いていたのは

アイリーン・ダニエルズの死体。

目と口が縫い付けられていました。

 

Q,エマの死んだ時の状況がわからない。

なぜ化物が急にエマにすり替わったのか?

 

ジェーン・ドウを燃やした後、

エレベーターが動く音がしました。

2人がエレベーターに行くと誰もいなくて

エレベーターに乗ろうとすると

鈴の音が近づいて来る。

死体だと思って斧を振るうのですが

それがエマだった。

 

直前までルイスの死体を動かしていたら

死体が残っていないのはおかしいから

ここはエマの姿を

幻覚で変えていたのでしょう。

 

エレベーターから降りたエマは

別の道に行って隠れて、

エレベーターにオースティンの姿が

見えたので戻ってきたら

急に切られて殺された、という感じ。

 

Q,なぜエマはそんなことをしたのか?

 

映画の冒頭で

エレベーターの音がして

見に行ったオースティンを

エマが背後から驚かしたシーン、

あれをもう一度やろうと

エマは考えていたようです。

 

驚かすためにエマは黙って

こっそり近づいて来た。

そこにジェーン・ドウが

鈴の音と死体の幻覚で操作して

あのような悲劇になったと。

【追記】

後述しますがエマ自体も幻覚の可能性が高いようです。

 

Q,解剖を録画していたカメラは

どうなったのですか?

あれが見れる状態なら

他の人にも真相がわかるのでは?

 

死体を焼いた時に

一緒に燃えたのは確かですが

もし映像が無事に残っていたら

衝撃的なことがわかると思う。

黒板や冷蔵庫の血や

模様の布、顕微鏡の脳みそなど

少し手掛かりは残っていますが

魔女と結びつけられる人が

出てくるかどうか……。

 

Q,トミーが息子を助けるために

自らの命を犠牲にして

魔女の受けた拷問を再現していって

逆に魔女の身体が蘇生していったけど

もしあのまま最後までいったら

魔女は完全復活したってこと?

 

オースティンが途中で父を刺したから

魔女の完全復活は止まりましたが

あのままだったら

蘇生して起き上がったことでしょう。

 

Q,ジェーン・ドウは生前は

無実の一般人だったが、

残酷な拷問の末に死亡して

魔女になってしまったのではないですか?

 

どちらかはっきりしていないが

映画のニュアンス的に

本物の魔女がいた説を支持します。

彼女にどんな恨みがあるとか

何の説明もないから

一般人が魔女になるのは受け入れ難いし

彼女1人だけ魔女になるのも変です。

 

じゃあ魔女のくせに

なんで簡単に殺されるんだよ、

魔術で村人を

逆に殺せばいいじゃないかと言うでしょう。

それは……確かにそうです。

 

これを1発で解決する解釈がある。

彼女は自分が

魔女であることを知らなかった。

拷問で死ななかったことで自覚した、

ということではないだろうか。

 

この解釈なら

魔女が拷問を受け入れて

なお且つ恨みを持って

生き続けている説明になりそうです。

 

Q,最後のシーンが謎すぎる。ジェーンがどっかの大学に運ばれることになる、その輸送中のシーンでドライバーの保安官?が「もう二度としないよ、約束する」と車の後方に寝かせられているジェーンのほうを振り向きながら述べるけど、あれって何なの?

 

ラジオからは

「ヘブライ人への手紙4章の神の言葉」という

意味深なワードの後

あの歌「Open Up Your Heart」が流れ

ジェーン・ドウの左足親指が動いて

鈴がチリンと鳴る。

 

運転手は後ろを向いて

「ハニー」と言っているので

彼はジェーン・ドウを恋人だと思って

話しかけています。

「もう2度としない」「約束」とは?

 

「ヘブライ人への手紙4章」は

神の安息について書いてある。

安息とは活動の休止のこと。

 

これは難しい……。

この謎のラストに

2つの仮説を考えてみた。

 

<悲劇はまだ続く説>

運転手はすでに幻覚を見ている。

ジェーン・ドウが生きていて

自分の恋人だと錯覚して話しかける。

目的の大学には行かず

別の場所に向かう約束をした。

こうして

ジェーン・ドウは安息に入ろうとしているが

もし邪魔をするようなら罰を与える

という意味で

指が動いて警告しているラスト。

 

<運転手が協力者説>

あの黒人の運転手は

ジェーン・ドウが操っている恋人。

彼女の正体も

全て知っていて協力している。

彼が謝っているのは

検死官のところに彼女を運んで

痛くて嫌な思いをさせてしまったので

もう2度としないと約束していた。

そして今度こそ

安息のできる場所へ

向かおう……というラスト。

 

俺は後者の

協力者を作って操っている説が

面白いかなと思う。

あいつがずっと協力者なのか

それとも地方ごとに

誰かを魅了して自分を運ばせているのか。

むしろ安息よりも

被害者を増やすのが目的かもしれない。

そこを考察するのも面白そうだ。

 

【追記】

しばらくブログを放置していた間に

有識者の方たちがコメントで

教えてくださいました。

「運転手はハンズフリーイヤホンで

家族と会話している」

ああ、確かに!

これ最初に見た時は字幕だったので

てっきり後ろの死体に

話しているのかと思ったのです。

その後DVDを売ってしまい

サブスクに追加されても

2回観たい映画とも思えず(ひどい)

長らく放置していましたが

やっと確認した次第です。

みなさまありがとうございます!

 

吹替えでは

「なあハニー聞いてくれ。1度きりなんだ。……わかったよ、約束する」

という会話をしているので

休日に仕事が入って

奥さんに謝っているということですね。

失礼しました。

 

そして、

エマの死についても確認しました。

搬送された死体は

ジェーン・ドウと

ストレッチャーに乗った2体のみ。

それはオースティンとトミーだから

エマちゃんの死は幻覚だったと

考えることもできそうです。

翌朝の家の周りにエマの車が

停まっていなかった。

帰った時は車に乗っていたから

戻ってきたら車もあるはず。

つまり、エマは生きている。

ちょっと救いがあってよかった。

 

魔女伝説

謎の紋様が描かれた布を

折り曲げていくと

「Leviticus 20:27」という聖書の一説と、

ローマ数字1693が浮かび上がる。

 

レビ記の20章27節には

“男であれ、女であれ、

口寄せや魔術師は死刑にしなければならない。

そうした者は石で打ち殺さなければならない。

彼らの行為は死罪にあたる。”

という魔女狩りの記述があり、

1692~93年ニューイングランドの

セイラム魔女裁判の

犠牲者であることが判明する。

 

この謎解き場面は

布を折り重ねて

そんなすぐわからんやろ~とか

なんで解剖室に聖書があるんだとか

つっこみを受けそうだが

テンポが大事なので

細かい事は言わないでおきます(笑)

 

パッケージの怖い映画第1位

総評として

遺体安置所の地下室で

死体を解剖するという

ワンシチュエーションで

これほど恐怖を演出できるのは凄い。

 

この映画、ジャンルでいえば

オカルトホラーなんだろうけど

オカルトと言っちゃうと

魔女のネタバレになるし

他人に説明するのが難しい。

何も教えずに

「死体を解剖する医療ドキュメンタリー」

と言っておすすめしたい。

 

 

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