日記「今日見た映画 2015」2『ターミネーター 新起動 ジェニシス』 | やりすぎ限界映画入門

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■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ターミネーター 新起動 ジェニシス』
☆☆☆[60]

2015年/アメリカ映画/125分
監督:アラン・テイラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェイソン・クラーク/エミリア・クラーク/ジェイ・コートニー/イ・ビョンホン/J・K・シモンズ/マット・スミス/ダイオ・オケニイ/コートニー・B・ヴァンス/マイケル・グラディス/サンドリーヌ・ホルト/グレゴリー・アラン・ウィリアムズ/オットー・サンチェス/マティ・フェラーロ/グリフ・ファースト/アフェモ・オミラミ/テリー・ワイブル/ブライアント・プリンス/ウェイン・バストラップ

■2015年 劇場公開作品 2本目

■第3稿 2021年 7月8日 版

もうただの「好み」でしかない。僕には想像もできない「楽しみ方」で、『ターミネーター 新起動 ジェニシス』が「大好き」な人もいると思う。ただ僕が「苦手」という話でしかない。

恐るべき「大スペクタクル・コント」を見て大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。

『ターミネーター 新起動 ジェニシス』を「ちゃんと」見直したのは生涯で「2回目」。断片的に「イ・ビョンホン」や「金髪」の「アーノルド・シュワルツェネッガー」などは見てたが、「ちゃんと」「全見」は初めて見た「2016年」以来になる。

「5年前」「2016年」、完全 “本物” の「アル中」+「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」で「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」状態の、「鶏程度の脳みそ」で見た時の方が「良く見えた」。「素面」で見直して大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。

「冷静」に考えたい。「ジョン・コナー」が「ターミネーター」「敵」になって、「サラ・コナー」「アーノルド・シュワルツェネッガー」と戦う。

見終わってからどうしてこんなことになったのか調べたら、「今回のリブート版は3部作になる予定で、「ジェネシス」は「起源」や旧約聖書の「創世記」を意味する」「同作と同じタイムラインを異なる視点で描き、ストーリーが連動するテレビシリーズの制作も企画されている」ことを「初めて」思い知り、「哀しみ」の「マイナス方向」に「震撼」「驚愕」「絶句」。「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。「ジョン・コナー」が「ターミネーター」「敵」になって母親と戦う話を、この先「まだやる気」だった。

結果「エンターテイメント・ウィークリー誌が選ぶ2015年のワースト5 5位:「ターミネーター:新起動 ジェニシス」」「『ターミネーター』のユニバースを広げるという考え自体が無期限で保留になる」「米パラマウント・ピクチャーズが「ターミネーター:新起動 ジェニシス」(2015)の続編製作を打ち切った」となった。

「5作目」がやったことは、「1作目」「2作目」の冒涜にしか見えない。「分単位」「秒単位」でタイムスリップを繰り返せば、「無限」に「続編映画」を作れる話にした。「同じことを永遠に繰り返す」=「超バカバカしい」=「大スペクタクル・コント」。もう「お笑い」にしか見えない。逆に「方向性」「意図」は本当に「お笑い」にすることだったのかもしれない。

映画は総合芸術。「一人の力では作れない」不思議な表現媒体。「一人だけ」で企画を通し実行することは「絶対できない」。多くの人間が話し合い共謀して「実現」されたことは紛れもない事実。まるで映画宛ら、「スカイネット法案」が通過した現実を見てる錯覚が起きた。

「ジョン・コナー」が「ターミネーター」「敵」になって母親と戦う話って、僕には「やけくそ」にでもならなきゃ思いつけない発想に見えた。「ターミネーターはアーノルド・シュワルツェネッガーがど派手に物をぶっ壊すの見せりゃそれでいいんだよ!」 そう思った人達の意見が通過してしまったように見えた。

映画が総合芸術な『ターミネーター 新起動 ジェニシス』の「救い」は、「美術」「セット」や「衣装」、「CG」を製作したチームにあると思う。話の内容に左右されることなく「最善」の「極限の美」を見せてる。

『ターミネーター 新起動 ジェニシス』が「つまんない人」は、映画を見て、人生が変わるほど自分の「信念」「価値観」「倫理観」に影響を受けたい人。『ターミネーター 新起動 ジェニシス』が「面白い人」は、「ターミネーターはアーノルド・シュワルツェネッガーがど派手に物をぶっ壊すの見せりゃそれでいいんだよ!」を見て、大喜びしたい人。「なのだろうか?」

僕は「5作目」『ターミネーター 新起動 ジェニシス』を見て「酷過ぎる」「あんまりだ」と思った。「1作目」「2作目」が「かわいそう」に思えてしまった。

■第2稿 2017年 10月25日


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画像 2017年 10月