日記「今日見た映画 2015」8『ジョン・ウィック』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ジョン・ウィック』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2015年/アメリカ=カナダ=中国映画/101分
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーヴス/ミカエル・ニクヴィスト/アルフィー・アレン/エイドリアンヌ・パリッキ/ブリジット・モイナハン/ディーン・ウィンタース/イアン・マクシェーン/ジョン・レグイザモ/ウィレム・デフォー/トビー・レナード・ムーア/ダニエル・バーンハード/ブリジット・リーガン/ランス・レディック/キース・ジャーディン/デヴィッド・パトリック・ケリー/オメル・バルネア/トーマス・サドスキー/ランダル・ダク・キム/クラーク・ピータース/ケヴィン・ナッシュ

■2015年 劇場公開作品 8本目

■第2稿 2021年 3月4日 版

「4年前」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」+「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」で、「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度じゃなかったことを「また」思い知らされた。「ガンフー」のあまりの「怖さ」に「大きい方垂れ流し」。

「こんな教育に悪いもの絶対見ちゃいけません!」と叱られそう。『ジョン・ウィック』は人間が「絶対やっちゃけないこと」、「だけ」「しか」ない。登場人物殆ど全員「悪人」。「ジョン・ウィック」も「殺し屋」で「悪人」なら、敵は「もっと悪人」。「悪」対「悪」が「復讐」「仕返し」を永遠に繰り返す「とんでもない」話。『アウトレイジ』シリーズと大差ない救いのなさ。どちらかが完全に死ぬまで「復讐」「仕返し」は止まらない。もう「理屈」「道徳」など「全く関係ない」。

最愛の「妻」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ブリジット・モイナハン」が亡くなった後、「妻」からの「最期の贈り物」が「ジョン・ウィック」に届く。「最期の贈り物」「子犬」を、妻の生まれ変わりのように大切に育てるが殺される。「子犬を殺した奴」に「復讐」するため、「子犬を殺した奴」を匿う組織を壊滅、「100~200人」を「皆殺し」。

確かに「子犬を殺した奴」は救いがない領域の「もっと悪人」だが、「100~200人」「皆殺し」も「犯罪者」。人間は絶対「自分が他人にしたことは、いずれ全部自分に返ってくる」。こんなことしたら「絶対助からない」。

「超教育に悪い」恐るべき「超暴力」「ガンフー」の「怖さ」が「4年前」、「かなり」「重症」の「アル中」には見えてなかった。「ガンフー」という言葉を「今頃」調べたら、「ガン=カタ」に行き着いた。「ガンフー」は「射撃術」「柔術」の動きをミックスしたものらしい。その原点は『リベリオン』の「ガン=カタ」に影響を受けてたことを「今頃」思い知って「大きい方垂れ流し」。『ジョン・ウィック』も「アジアの脅威」に影響を受けた映画の1本だった。

「チャド・スタエルスキ監督」と共同監督の「デヴィッド・リーチ監督」は「俳優」で「スタントマン」だった。さらに「チャド・スタエルスキ監督」は「格闘家」でもあることを「今頃」思い知った。『イップ・マン 継承』の「マックス・チャン」に近い経歴を感じた。その「チャド・スタエルスキ監督」と「デヴィッド・リーチ監督」が「新しいアクション」、「誰も見たことがない」「新しいもの」を生み出そうと、「カート・ウィマー監督」と殺陣師「ジム・ビッカーズ」の創作「ガン=カタ」を超える挑戦をした。「映画が、文章で書けないものを持っている、瞬間の感覚」。「ガンフー」を見て「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。

「もしも真似したら」「絶対死ぬ」であろう「恐怖」、「怖さ」しか見えなかった。「もしも真似したら」、「血まみれ」の大怪我、死ぬまで命が狙われる「恐怖」、絶対「安心」などできなくなることを見せた『ジョン・ウィック』は、「裏」「道徳の教科書」なのかもしれない。もう二度と、「生涯」安心して「眠ることができなくなる」「教え」に見えた。恐るべき「超暴力」「ガンフー」を見て、「泣きながら」ビビッて「怖さ」に震え上がる以外もはやなす術はなかった。




■『ジョン・ウィック』
☆☆☆☆★[85]

2015年/アメリカ=カナダ=中国映画/101分
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーヴス/ミカエル・ニクヴィスト/アルフィー・アレン/エイドリアンヌ・パリッキ

■2015年 劇場公開作品 8本目

■初稿 2017年 10月25日

アクションの壮絶さは見応え充分だが「極限のくそリアリズム」に到達してない。ここまで無敵であることが「本当にそう見える」領域ではなかった。ここまで殺しておいて、身の危険に関わる一番殺すべき相手の命を生かすなど、僕には共感できない部分が多かった。僕には中途半端。


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画像 2017年 10月