「全米スポーツ映画Top100(Best Sports Movies )」を作成していたときに知り(ランキングは44位)・・・
ずっと探していたのですが、ヤフオクでようやくGETできました。
ちなみに「バスケットボール映画 ランキング TOP40(Best Basketball Movies ) 」でも5位にランクされています。
27位にランクされている「リバウンド」とはタイトルは一緒ですが違う作品です。
VHS発掘シリーズの第61弾です。

「リバウンド」というと
(1)バスケットボール用語として、ボードやリングに当たって跳ね返ってきた球やその処理のこと
(2)ダイエットなどで元に戻ること
(3)立ち直ること
などの意味がありますが・・・この映画のタイトルは、見事にこの3つの「Triple Meaning」ですね。
実話を元にした映画なので、なんとなくバスケットのスーパー・ヒーローみたいなイメージを持っていたのですが・・・
(1) はバスケットボール映画なので置いといて(笑)
(2) の元に戻る「リバウンド」は、コカイン中毒になった主人公がリバウンドしちゃいます。
(3) の立ち直る「リバウンド」は、更生してバスケット普及に貢献します。(ネタバレ御免)
| ペップトーク度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
| 映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★★☆ |
【ストーリーと背景】
かつて、NBAのスター選手に「最も偉大なバスケットプレイヤーは?」という質問をすると、ハーレム出身の選手なら誰もが口にする黒人がいた。
その人のニックネームは「ゴート」。
ハーレムのストリートバスケット・シーンでは中学生の頃から大人に混ざってプレイしていたゴートことマニゴートは、身長は低いが驚異的なジャンプ力で、それまでのバスケットの常識を覆すプレイで多くの人を魅了した。
地元の高校でも1年生のときから大活躍し、決勝進出の原動力となったのだが、ゴートを陸上の高跳びに出場させたい体育教師の誘いを断り、プライドを傷つけたことで「素行不良」のレッテルを貼られ、決勝戦に出場することなく退学。
転校した私立高校で更生につとめ、大学に進学するが、ゴートのプレイスタイルが監督の意向にあわずチームと決別、恩師との死別などが重なり・・・昔の仲間のススメでコカインに手をだしてしまい・・・
【ペップトークの見所】
なんで、こんなに素晴らしい作品がDVD化されないのでしょうかね~???
私の周りにも、自分のプレイスタイルと監督の意向が合わなくて監督とケンカしたり、競技をやめたりした人はたくさんいます。
監督があまりにも独裁的でコミュニケーション力に欠け、選手の将来や選手の個性よりも目の前の結果、監督としてのポジションやプライドにこだわる器の小さい人もいますが・・・
多くの場合はその逆で、選手の個人的な我儘を監督が聞き入れてくれないとか、俺がいなきゃチームとして機能しないのになんでもっと俺の言うことを聞かないんだ・・・といった選手の奢りが圧倒的です。
「今、自分の我儘を押し通すこと」と「おとなしく監督の言うことを聞くこと」を天秤に欠けた場合、前者を貫き通す必要がある場合は稀であり、
現状の「損得」や「その競技と監督」を比べてどっちが自分にとって大切なのかを冷静に考えればたやすく結論は出せるのですが・・・
高校や大学で監督とケンカして競技をやめる人の多くは、競技以外での「精神的未熟さ」や「感情を理性でコントロールする能力」(=脳力)に欠けている場合が圧倒的です。
この映画の主人公も後者のひとり。
地元にすばらしいメンターと、私立高校で出会った素晴らしい教師がいたのに・・・大学でキレてしまいます。(後にこの2人の存在が彼を更生させるキッカケになるのですが・・・)
そして、この2人はゴートに対して沢山のペップトークをしているのですが、そのうち最も心に響いたのは・・・
0:52’08”~
ゴートが高校卒業の直前にガールフレンドを妊娠させ、大学進学とバスケットを諦めて就職しようとしたときに、ゴートが大学やNBAで活躍できる可能性を持つ数少ない人間であることを説き、勇気づけるシーンです。
VHS発掘シリーズの本作除く60本(うち23本はアメフト)のうち
アメフト以外の37本はコチラです。
「冬の恋人たち」(フィギュアスケート)
「ドリームゴール」(サッカー)
「美人コーチのお色気大逆転」(バスケットボール)
「タイカップ」(野球)
「エアバディ/ダンクを決めろ」(バスケットボール)
「D3 マイティダックス 飛べないアヒル3」(アイスホッケー)
「チアリング・ハイスクール」(チア・リーダー)
「レッツゴー!恋のチアガール」(チア・リーダー)
「サイドアウト/ビーチバレーに賭けた夏」(ビーチバレー)
「ゴースト・ブラザー/天国から来たヒーロー」(バスケットボール)
「ダンクブラザース/脱線ファンにご用心」(バスケットボール)
「マッド・アバウト・マンボ」(サッカー)
「プライベイト・スクール」(サッカー)
「プロミストランド」(バスケットボール)
「ポーキーズ 最後の反撃」(バスケットボール)
「リチー・リッチ」(野球)
「フ^プ・ドリームス」(バスケットボール)
「ハード・チェック」(バスケットボール)
「エディ 勝利の天使」(バスケットボール)
「ダンク・ストリート」(バスケットボール)
「ワンオンワン ファイナルゲーム」(バスケットボール)
「ビッグ・グリーン/でこぼこイレブン大旋風」(サッカー)
「エイトメンアウト」(野球)
「ボールズ・ボールズ2 成金ゴルフマッチ」(ゴルフ)
「ベスト・ショット」(テニス)
「いつも一緒にいてほしい」(テニス)
「ビバリーヒルズLOVEゲーム」(テニス)
「リトル・モー」(テニス)
「パッコン学園」(テニス)
「スプリング・フィーバー」(テニス)
「プリフォンテーン」(陸上競技)
「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」(陸上競技)
「サイドキックス」(空手)
「恋のキックオフ/警告(イエローカード)!女装プレイヤーは出場停止!」
「サンドロット 僕らがいた夏」(野球)
「バッフィ/ザ・バンパイアキラー」(チア・リーダー)
「ドリブル/スーパーパニックスポーツコメディ」(バスケットボール)
VHS発掘アメフトシリーズの過去の23本はコチラです。
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