パワースポット待合室がある駅 肥薩線・瀬戸石駅 | 駅が大好き!misakitty

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日本中の駅と空港を旅するmisakittyの空鉄の記録です。
国内の鉄道はほぼ完乗済み、航空は、JGC・SFC取得済み2024年はJGCプレミア資格。

今日は瀬戸石駅です。

すでに、八代市の市域となってから訪問しました。
 
駅訪問をしていると運行ダイヤの都合などで、どうしても下車しにくい駅があって、ある路線で特定の駅だけが未訪問のまま残ってしまうことがあります。
 
この瀬戸石駅もそんな駅の一つで、ほかの駅から10年以上遅れて平成20年代の初訪問となりました。
こんな駅に限って乗車中の車内から撮影した写真もピンボケだったりで、けっきょく無理矢理、訪問しなくてはならなくなるのです。
 
というわけで、こちらの駅、列車ではなく、レンタカーを借りて訪問した駅です。
 
構内、人吉方面です。
駅自体は交換可能な島式ホームを持つ駅で、貨物設備か保線設備の建物も残る駅です。
かつては急行停車駅でした。
 
肥薩線が開業したときからある歴史のある駅ですが、付近に大きな集落はなく、なぜこの駅が開業当初から設置され急行停車駅ともなった駅だったのかよく分かりません。
 
開業当初からある建物が残っています。
こちらのホーム待合室です。
 
駅の位置は、山の崖と球磨川にはさまれた狭い敷地にあります。
この地形が、昭和時代この駅を翻弄してしまいました。
 
現在は駅舎がなく、このホーム待合室だけの瀬戸石駅。
 
昭和時代に二度の大水害に見舞われています。
そのうちの一度は一月に2回、まず土砂崩れで列車が埋まり、復旧して数日後には、球磨川が氾濫して駅舎が流されてしまいます。
 
最初の駅舎は木造だったのでしょう、鉄筋に建て替えられましたが、その鉄筋の駅舎も、また水害で流失してしまいました。
 
その後仮設駅舎が存在したとのことですが、それもJRとなるときに撤去され、現在はホームにあるこの古い待合室だけが残っています。
 
しかし…よく考えたら、駅舎は複数回流され、構内も埋まったのに
この木造の待合室はよくぞ残ってくれているのではないでしょうか?
 
おそらく、ホームの高さが幸いしたのでしょう?
そう考えると、この待合室、パワースポットにもなりそうですよ。
どんな災害にも負けない強い力があふれているかもしれないじゃないですか(笑)
 
それはともかく、この待合室の中はこんな様子になっています。
駅舎といっても良いくらい、風情がありますよ。
奥に倉庫見たいなものがあります。
引戸が開いているのでちょっと覗いてみましょうか。
 
お〜、この金庫、中身が知りたい(笑)
 
達筆ですねえ、平成3年といえば、もう駅舎はなかったはずですから、この待合室に掲示されていたのでしょうか?
それにしても、なぜ平成3年だけのが残っているんでしょう?
 
駅の外に出てみます。
かつて駅舎があった跡は広い駐車スペースになっています。
 
ただ、こちらの駅、クルマだとここまで辿り着くのが大変。
肥薩線と球磨川に挟まれたこの狭い道路を恐る恐る運転してやってきました。
 
ちなみに近くに橋はなく、対岸の国道までは、かつて渡し舟で渡っていたそうです。
 
 
 
(平成25年3月撮影)
 
 
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