段駅の次は坂本駅です。
段駅に訪問した2ヶ月後に訪問しました。
肥薩線の駅は、地元九州なので機会があるごとに何回かに分けて訪問しています。
坂本駅に到着したときは、ご覧のようにまだ明るかったのです。
構内、八代方面です。
構内は広く、かつては2面3線の構内だったようです。
左の駅舎側には、貨物設備もあったようです。
昭和30年台の写真をみると、構内写真右の山裾にそって引込線が伸びていて、山の反対側の製紙工場への貨物支線となっていました。
構内、人吉方面です。
ホームの間隔が広く、中間にも線路があったのでしょう。入換貨物あたりや退避に使われていたのかもしれません。
よく考えたら、肥薩線は、かつての鹿児島本線、古くからある駅はそれなりに規模を持ち本線らしい風格を備えています。
すでに視界に入っている木造駅舎も屋根が高く、鹿児島県にある同じ肥薩線の嘉例川駅や大隈横川駅にも共通している気がします。
キハ31形同士の交換。
この頃の肥薩線のローカル列車にはよく使われていました。
到着した頃は、まだ明るかったのですが、山に囲まれた坂本駅の夕暮れは早く、暗くなりはじめました。
駅舎内部です。
訪問当時は有人駅でしたが、現在は無人駅となっています。
訪問した頃は、1日の利用者が100人以上いた坂本駅ですが、現在は20人程度まで落ち込んでおり、過疎化が急激に進んでいる駅となっています。
駅前です。
狭い平地の向こうは球磨川が並走、その向こうを国道が通っています。
九州を南北に結ぶ大動脈、九州自動車道は駅とは反対側の山手を通っています。
では駅舎です。
夜景モードで撮影したので、ぶれてしまいました。
駅舎には商工会が入居していたようです。
帰りに見つけたモノクロの駅名標。
木造駅舎によく似合います。
(平成15年12月撮影)
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