眼瞼下垂には
①眼瞼挙筋の手術を行う
②皮膚の弛緩(ゆるみ)をとる
大きく分けてこの2つがあります。
①は挙筋の力が弱い人②は皮膚が緩んでいる人に行います。
もちろんこの2つともある人もいらっしゃいます。
当院で治療を行っているのはこの②です。
そうです皮膚のゆるみをとる手術です。
術後の腫れを嫌がる方も多くいらっしゃいます。私は、きずあとの目立たなさ、腫れの少なさから言うと、眉毛下切開という眉の下を切って、皮膚をたくし上げる手術が好きです。なにより二重の方はその二重のラインが見えてきてきれいにでき上がるので好評です。これは仲良しの林寛子先生の論文等で勉強しました。
じゃあ①の手術は?といわれると。
はい、ここには私は手を出しません。なぜかというと顕微鏡下できれいな挙筋を出して手術をしてくださる素晴らしい先生を知っているからです。私にとって師匠のような先生です。医師になって3年目、何もできないくせに何かできると思いがちな頃。この先生には手術のみならず、患者さんとの接し方などたくさん教えていただきました。
眼瞼挙筋の手術はすべて北九州で開業されている尊敬する志田山了一先生にご紹介して手術をお願いしています。
当院を受診された方は、術前、手術当日、術後しばらくしてから北九州の志田山先生に受診していただきますが、抜糸や術後のケアは当院でさせていただいております。毎回、志田山先生の術後を見せていただき感動してしまいます。
開業医はなかなか他の症例を見ることができないのですが、志田山先生の手術を今でもこうして、フォローさせていただくのはとてもありがたく勉強になります。
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