PCOSは「生理不順だけの問題」ではなく、体重増加・インスリン抵抗性・ホルモンバランス・栄養状態が関係することがあります。
若い女性でも、急に太りやすくなった、ダイエットしても戻りやすい、生理が不規則、将来の糖尿病が心配、というご相談は少なくありません。
大切なのは、ただ体重だけを見るのではなく、なぜ太りやすくなっているのかを体の内側から確認することです。
ここ数日でも凄いお問い合わせがありました。
以下のケースがほとんどです![]()
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20歳前後の子供がPCOSと診断されました、というお母様からのご相談
高校生の頃から生理不順があり、低用量ピルを飲みながら生活していた。
ところが、1年ほど前から急に体重が増えてきた。
婦人科でPCOS、多嚢胞性卵巣症候群と診断された。
一度はダイエットで10kgほど減量できたけれど、その後リバウンドしてしまった。
将来的に糖尿病になりやすいのではないかと心配している。
このような内容です。
お母様としては、とてもご心配だと思います。
まだ先の長い若者、体調や見た目の変化だけでなく、仕事のストレス、生活リズム、将来の妊娠や健康のことまで、いろいろ気になりますよね。
PCOSは「卵巣だけ」の問題ではありません
もちろん、生理不順や排卵の問題として婦人科で診断されることが多いです。
ただ、実際にはそれだけではありません。
PCOSの背景には、インスリン抵抗性、ストレスによる副腎疲労、ビタミンD不足、栄養バランスの乱れ、睡眠不足など、複数の要因が関わっていることがあります。
インスリン抵抗性とは、効かないインスリンが沢山でて、、、それでも血糖値がコントロールできないと糖尿病になるわけです。
つまり、本人の努力不足ではなく、体の仕組みとして痩せにくくなっている可能性があるのです。
PCOSの方は、一度体重を落とせても、その後リバウンドしやすいことがあります。
これは、単純に食べすぎなどでなく血糖の乱れで空腹感が出やすくなり、体が脂肪をためこみやすい方向に傾くことがあります。
若い方ほど「頑張れば痩せられるはず」と思ってしまいがちですが、PCOSがある場合は、まず体の状態をきちんと把握することが重要です。
当院ではまず採血検査をおすすめしています。
検査では、各種ホルモンだけでなく、ビタミンD、血糖値、インスリン抵抗性に関係する項目、栄養状態などを総合的に確認します。
ご希望よっては食事指導、サプリメント、必要に応じた薬の選択、ダイエット外来的なサポートなども、検査結果を見ながら考えていきます。
最初から「これを飲めば大丈夫」というよりも、その方の体で何が起きているのかを見ながら、無理なく続けられる方法を一緒に考えていくことが重要です。





