2024年を迎えました。
今年は年始早々、石川県の地震や羽田の事故など悲しいことがおこり、どうしてもおめでとうございますと言えない気持ちでした。
このシリーズもちゃんと書こうと思いながら年を越してしまいました。
ではその7でお話していきます。
ありがたいことに年末、年始はずっと手術を行っています。
私は手術をしたくて形成外科医になりましたので、素晴らしい年越しです。
私は顔の骨切の手術ができるわけでもありませんし、マイクロサージャリーができるわけでもありません。でも目指したのは誰でもできることを誰にも負けないくらい努力して、きれいな傷に仕上げるということです。
これは家事と同じで、趙有名料理店のシェフや板前さんにはなれなくても、家族を喜ばせる母、妻として料理を作る。それが誰にも負けないくらい努力をすればいいと思っています。
それが患者さんに伝わるまではそれほど時間がかからなかったように思います。
当院では、現在手術の待ち時間は約半年です。以前は1年近くお待たせしておりましたので、だいぶ短縮できてはいます。これは毎日手術を行う手術日を多く作ったことで短縮したと思います。
医師になりたての人でもできることですが、医師になって35年間ひたすら縫合しています。それでもどうすればもっときれいになるのかを考えています。
新婚の奥様と、孫がいてもおかしくないお母さんとの差と考えていただければいいかなと思います。
数年前に手術した方が、再度申し込んでいただくと嬉しいです。
そして、手術をするにあたり実は患者さんの皮膚を変えることこそ、傷跡をきれいにすると気づいたのです。
続きはその8で。
クリニックの庭から 玄関が明るくなりました。