美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

美容外科・美容皮膚科は怖いとか、よく分からないなどと思っている人も多いはずです。しかし、女性の多くは美に対する興味をお持ちのはず。どんなものだか、ちょっとでも興味があれば読んでみて下さい。
時々マニアックに走りすぎて、こいつ何が言いたいんだと突っ込みたくなるかもしれませんが、お許し下さい。
美容医療はビジネスライクになりがちです。しかしそれだけではありません。美容医療を通じて人が幸せになれる、そう信じて仕事をしています。みんなが幸せになれば自身も幸せ・豊かになり、同業者に正しい情報を広く伝えればトラブルが減り、より良い美容医療が発展、さらに多くの人が幸せになる、それが願いです。

なお治療に関する相談などは、クリニックの公式サイトにて承っております。

コロナ感染者数増加の状況ですが、クリニックの予約は最近混雑してきて、患者様にはご迷惑をおかけしております。

今はたるみ治療が増えてきています。様々な社会的制限があるせいか顔に表情がなくなり、たるんできたと仰る方が多いようです。

 

私自身も講演活動はリアルなものはほぼなくなり、ウェブ開催ばかりです。来月は国際的な会で講演しますが、これも全てウェブ開催となっています。

 

ADACという最近始まった学会で、完全なる美容系の会です。

詳細はこちら(同業向け)

 

 

 

興味があれば是非登録を。

マレーシアやタイなどで開催されています。アジア人らしい美容を追求する会です。昨年はスケジュールが合わずお誘いを断りましたが、今回はアジア人への美容の原則というテーマで発表させて頂きます。TVショーのようになるからね、ということで「プロデューサー」のDr. Lowから色々と指示を頂き、収録に励んでいます。

シェアしろと学会事務局から連絡あり、恥ずかしながら、私がどや顔で載っています。

 

秋以降も海外で幾つか依頼があるのですが、たぶんウェブ開催か中止になるだろうなという感じです。国内は少人数でウェブとハイブリッド開催など、そろそろ学会も動き出しています。

 

さて、ADACで講演予定ですが、美しくなりたいと希望された場合に、それがどういう意味なのかを理解する必要があります。若い人であれば、顔のプロポーションを整えたり、鼻を高くしたり二重にしたりと様々な美の原則に則った治療(外科的なものが多い)をします。しかし加齢とともに変化してきた顔貌を綺麗にという場合には、一重の人が二重になりたいという希望は少なく、あくまで若い頃に少し戻りたいというニュアンスで希望される方が殆どです。顔の左右差を無理に一致させようとしたり、美の基準である黄金比に則ったバランスを取る必要はありません。あくまで若く見えるためにはどうすれば良いのかを考え、加齢性変化を上手く修復していくことが基本となります。

美しくなる事と若くなる事は近い部分もありますが、一致するものでもありません。

顔貌自体が変わってしまったら,それが例え美人の顔であっても本人や周囲の人は違和感を持つ、そうなって良いのか、いけないのか。「見た目の若返り」の治療はその点を重視しなくてはいけません。特に日本人は人知れず綺麗になりたい願望が強いので、大胆な治療を避ける傾向にあります。テレビなどで注入しすぎで変貌してしまった顔を見ると,注入なんて怖い,ああなるのが嫌だから機械で治療してほしい、そう思われてしまいます。そうではない、ナチュラルに仕上げるからというだけではなく、数歳若くなるように仕上げるというニュアンスを上手く伝えて必要な治療をおこなう必要があるのです。

 

さて、私が編集者となって書き上げた書籍が長らくアマゾンで品切れになっていました。コロナの影響なのか何か不明ですが、やっと販売再開となりました。

 

美容皮膚医療ホントのところ

 

 

 

 

医師向け書籍です。同業の皆様、宜しくお願いします。

 

 

気がつけば1ヵ月もブログを放置していました。

仕事が終わったら早めに帰宅するという行動変化もあって、ついついブログに手をつけずに経過してしまいました。

 

さて、最近若い方でたるみを気にして受診される人が多くなりました。10代〜20代前半でたるみが酷いと受診する人もいます。

機器による治療では若い人に対しては本来の効果を発揮することは出来ません。これは当たり前ですが、たるんでいないからです。

たるみとは加齢によって皮膚が薄くなり、筋膜や靱帯が緩み、また脂肪の萎縮や下垂、骨の萎縮などと相まって生じるものです。サーマクールやHIFU(ウルセラなど)は皮膚や筋膜を熱で損傷させ、傷が治る力を利用してremodeling、つまり新しいコラーゲンなどを産生させて作り替えるものです。

極論を言うとティーンエージャーに照射しても顔が引き上がることなどありません。出来上がるコラーゲンはもともとあるコラーゲンより質の悪いものでしょう。加齢に対してネガティブなことをしているのです。10〜20代前半にたるみ治療は不要です。

 

しかし最近20代前半でもHIFU治療を受けたという人も結構いらっしゃいます。話を聞くと大抵は直後や1ヵ月程度の効果があったので効いたとおっしゃいます。一時的には腫れるなど変化を感じますが、それで良いのでしょうか。医師側もビジネスばかりで、希望すれば照射するという診療が本当に良いと考えているのでしょうか。

10代や20代前半でたるんでいるということはありません。これらを理解の上で受けるのであれば否定はしませんが、長期的にはマイナスの面もあることを知っておくべきでしょう。

 

ではなぜ「たるんでいる」と感じるのか、これは元々の輪郭です。人は成長するにつれて「大人の顔立ち」になります。その顔がたるんで見えているだけです。中学生から高校生頃には「子供顔」の特徴である頬の大きな膨らみが徐々にすっきりしてきます。相対的に顎のラインが膨らんで見えてくる人もいます。でもこれは下垂してたるんだ顔ではなく、そういう顔立ちです。たるんで見えるだけであって,決してたるんでいるわけではありません。皮膚の構造も若いですし、骨や脂肪が萎縮もしていません。顔立ちの変化はたるみ治療機器では改善しないのです。

糸で強引に引き上げることも出来ますが、本来の靱帯などの構造より過矯正となるので効果が持続しません。

脂肪を減らす・注入するなど立体的形状を整える治療が妥当です。

 

もうひとつ、最近多くなったのが歯科矯正や顔の骨切り手術後のたるみです。これは厳密にはたるみではありません。顔の硬組織である骨の形状が変われば、皮膚や皮下脂肪がその動きに追随せずに下がってしまうこともあります。靱帯の位置が変わって緩んでしまうこともあります。かみ合わせが変われば顔立ちは変わります。これがたるんだ顔と同じ印象を与えます。しかし皮膚は緩んでいませんし、老化もしていません。

このような場合も、たるみの各種治療はあまり有効ではなく、糸による引き上げも効果持続が短い傾向にあります。

 

たるみと輪郭・顔立ちは区別して治療をする必要があります。

 

新型コロナウィルスの流行はまだ収束はしていませんが、クリニックにいらっしゃる患者様はほぼ元に戻りました(ただ、遠方の方の多くは移動・受診を控えていらっしゃるようです)。先々の予約を取ることはまだ皆さん控えています。先が読み切れない不安があるのではないでしょうかと推測されます。社会活動が戻ると美容医療も完全に元に戻るのかなと思います。

自粛期間中も学会の指針を守りつつ診療は行っていましたので、日々ばたばた働いていました。

学会やセミナーは全てなくなり、海外に行けないのが寂しいですが、土日にstay homeという今まで経験したことのない事態。飛行機や新幹線の中で論文や医学書の執筆をしていた生活が一変。家で執筆するとなかなか集中できず、ついついアルコール摂取。。。。

最近ではWebで学会やセミナーが開催されることも多くなりました。海外の著名な先生方の講演を聴講できるのも楽しみになりました。また私自身も幾つか講演しています。ただ、海外の講演もwebで済んでしまい、旅行出張に行けないのが残念です。。。。

先日は企業のwebセミナーではありましたが、講演会場に行きました。無観客試合のような静かな雰囲気のなかで講演。

 

 

さて、本題。

人間には表情筋があり、喜怒哀楽を表現します。表情筋が発達するほど集団での高度な役割分担と階級が生じるとされています。微妙な表情を読み取り集団内での行動を選択するそうです。腕力だけではなく表情、感情をコントロールし、他者とのコミュニケーションを上手く取ることで異性に気に入られたり、社会で出世していきます。動物の中でも知能が高いチンパンジーなどは表情筋が発達しています。他の動物のような牙を剥く威嚇だけではなく様々な表情を作り集団で生活します。このことで高度なコミュニケーションが取れるようになるのです。犬においても人との生活をしていく中で狼と異なり目の周りの表情筋が発達して、人に対して親しさを感じさせる,可愛い仕草が可能となったと言われています。

 

顔の表情は人とのコミュニケーションの上で生まれるものであり、今回のようにコロナウィルスの流行によってマスクが必須となると口もとなどの表情は乏しくなります。そもそも表情筋が発達するほどに、それが分かるように顔の毛がなくなっていったという説もあるくらいです。マスクで顔に蓋すると表情筋は不要になるのかもしれません。口もとが弛緩すれば、たるみへと繋がります。

最近、マスクをしていたせいか笑わなくなって、たるみが目立つという患者様が多くなっています。マスクの下でも表情を忘れずに。

 

 

新型コロナによる自粛期間中に美容医療を中断していて、治療再開される方が徐々に増えてきました。特にたるみの治療が増加中です。治療予定だったのをキャンセルしたので、緊急事態宣言解除を待って再予約した患者様、たるみは自粛しても進行が止まってくれないので、ここ2ヶ月我慢していたものの、そろそろ限界という患者様などがいらっしゃいますが、なかには自粛中笑うことが少なくなり、顔が怖くなって弛んだという方も。

 

当院では様々な治療法を組み合わせておこなうコンビネーションリフトをおこなっています。機器、注入、糸から必要なものを選択して同日に組み合わせます。はじめた当初は数ヶ月持続するものを主にと考えていましたが、最近では殆どが8〜12ヵ月持続する治療が主になっています。ただ、ハードな治療法ほどダウンタイム(内出血やかさぶたなどの期間)が生じます。特に糸はその傾向にありますので、少ない本数でヒアルロン酸などと上手く組み合わせて効果増強を図ります。希望により注入と機器のみでということも行います。要はカウンセリングにおいて希望、予算などを聞きつつ、顔立ち・たるみの程度に応じて、いかにベストマッチさせるかという事です。単独治療よりも併用の法が総額でのコストはかなり抑えられますし、バランスも良いので、実施される方が増加中です。

 

最近では機器による頬引き上げの際に、張りと細かい皺に対する治療としてコラーゲンを増やす注入療法を併用することも多くなっています。従来のエランセではなくレディエッセを用いていて、なかなか良好な結果が得られるようになっています。

コンビネーションリフトは新しい手法を取り込んでいきながら、まだまだ発展していけそうです。

 
 
緊急事態宣言が解除され、クリニックもバタバタと忙しくなってきました。
ただ、先の見通せない状況ではありますので、予約は1〜2週先までが混んでいて、以後はかなり空きがある状況です。東日本大震災のあとのような予約状況かなと思います。
美容医療は世相を敏感に反映すると言われており、私の師匠から昔聞いたのですが、美容外科の大ボス曰く、患者の混み具合やお金の使い方を注意深く観察すれば株で失敗しない、と仰ってたとか。

当院は感染対策を行いながら、ほぼ全ての施術を通常通りに戻しています。先週から職員も全て出勤して、平常業務としています。もちろん、事態の変化に応じて都度対応していくつもりです。

さて、この特殊な事態を経験して、美容医療の必要性について考えました。
もちろんマスクできるからダウンタイムのある手術や顔中のシミ取りなどが増えたという、マスク依存需要はありましたし、コロナ太りの影響か後半は痩身系の予約が急激な伸びを見せたりしました。しかしながら美容クリニックは繁盛しているなど一部メディアの偏向報道と事実は異なり、全体には低調で、スキンケア系など簡単な施術は一時期大きく減りました。緊急事態宣言下に通院する必要性はなく、一旦休むということは不要不急の原則からは当然でした。当院もスキンケアの予約枠を減らして対応しました。ただ長期化してくると、肌の調子が悪くなり、不要ではなくなってきましたので、最近は予約が詰まり気味です。通院再開を考えている方は早めのご予約申し込みをお願いします。

第二次世界大戦中も化粧品は売れ続けたそうです。短期はともかく、人はどんな状況でも外見を気にします。社会と高度に関わる動物である「ヒト」にとって美容を意識しないということは、一部にとっては社会からの離脱を意味するのかもしれません。web会議でも、カメラでお互いの顔を見て安心します。ボサボサの髪、パジャマ姿で会議には参加しません。外見を気にしない訳がありません。それが人の社会との関わりである以上、美容医療とは必要なものなのかもしれません。もちろん医療だけでなく、化粧品やネイル、美容室、エステも含めた美容業界は同じ立ち位置にあるのではないでしょうか。
特に文化的に成熟して平和になるほど、美容の最上の手段でもある美容医療にニーズが出てきます。私自身、アジアの美容医療に関わって思うのは、内戦が終わり人々が安定した生活を始め、富裕層が生まれてきた国は必ず美容医療産業が成長してきます。実際、コロナの影響で頓挫中ですが、アドバイザーとして途上国のクリニックでの指導などの依頼がいくつか来ていました。

心が安定し自信を持つためにも必要なのが美容医療であり、短期では我慢しても、成熟した社会生活をする上で必要な医療ではないかと思います。
そして喫緊の状況が収拾し、with コロナの生活になれば、美容医療はまた発展していくのではないでしょうか。

最後に私見ですが、現状は感染するのを過剰に怖がる時期ではないです。確率で考えると感染者と接する事はほぼありません。医療施設も逼迫していません。今日本がどのフェーズにあるのかを冷静に判断し、テレビで視聴率を上げるために恐怖を煽るコメントに怯えずに社会生活を送るべきかなと思います。日常を取り戻す時期です。ただ、単なる風邪だとかコロナを甘く捉えず、客観的に流行の兆しを把握して状況の変化に応じて、行政の要請に応じて、行動を変えていくべきではないかと思います。
結果論ですが、メディアが煽ったような何十万人も重症化する予想は外れました。きちんとマスクをして人との濃厚接触を避け、消毒などに気を付ければ、「今」は経済活動をもとに戻す時期かなと思います。ただ、無防備に「大丈夫」、という根拠なき過信は禁物です。
当院も絶対大丈夫、とは言いません。ただ、常識的に医療機関で行うべき防御対策をして、患者様に対応をします。

前回のブログは多方面から反響があり、患者様からは来院の指標になると言われる事が多いです。今回はもう少し踏み込んだ話を書きたいと思います。再度申し上げますが、あくまで私個人の見解です。基本的な事項については日本美容外科学会の指針に則っています。

 

美容医療は人によって価値観が違うとは思います。不要かどうかの判断は主観です。化粧する人もしない人もいます。外見を気にするかどうか、おそらくこの時期、気にしない方が増えているでしょうし、今後もその傾向は少し残るかもしれません。美容を一生涯不要と考え直す人がいても、その思考を否定するつもりもありません。

しかし当院において今も来院下さる患者様は不要ではないと思うから通院頂いているので、学会等の基準を守り、感染対策をしっかりとして診療をしています。どうぞ気兼ねなくご来院下さい。

 

もちろん1ヵ月など短期的であれば美容は不急です。流石にちょっと控えるべきであろうと考えて当然です。しかし緊急事態宣言が出て1ヵ月を超え、制限ある生活は中長期化するでしょう。美容・化粧品やファッションなどの産業は長期的にも不要であると言う人は少ないのではないかとは思います。国の方針、新しい生活様式に従いながら自身の社会生活、仕事や趣味を再開しないといけないのだろうと考えます。

 

あとは医療機関がどれだけ感染対策をして患者様を受け入れるか,安心して頂くかによるのかなと思います。長期的なビジョンに則った対応と言うべきでしょうか。

現在,当院では来院時の検温、受付ではアクリルの透明防護板で飛沫を防ぎ、ドアや窓の開放で換気を常に行い、職員全員がマスクとゴーグル着用、診察室は患者様一人入るごとに椅子など触れたものを清拭しています。基本的には健常者が対象の美容医療ですが、一般クリニックと同じレベルの防御はしています。

 

では他の国はどうでしょうか。

台湾人医師Peter Pengが感染対策をネットで紹介しています。彼は私の古くからの友人で,今では誰もが知るアジアを代表する美容皮膚科医。医師が多数所属する大きなクリニックを高雄で開設しています。医師としても経営者としても私は足元にも及ばないですが、不思議と仲良くしてもらっています。

具体的な対策についてのビデオはこちら

 

下はキャプチャー画像。

ここでPeterはマスクできるからアグレッシブな治療をするにはベストな時期と言っており、確かに事実ですが、日本ではこれを公言することは憚られます(笑)さすが台湾。

 

 

きちんと対策をして、そのうえで美容医療によって心の安定を得ることを当院では目指そうと思います。

短期では患者様の安全のためある程度自粛は必要だと思います。中長期では、美容とは言え症状が悪化するものもありますし、取り返しがつかないものもあります。口紅などメイク道具との違いはそこにあります。もちろんピュアな美容医療でも、老けてから治療するよりも老けないようメンテナンスも重要です。心理的にも女性から長期に「美容」を奪うことは避けて然るべきです。

 

アフターコロナを考えた診療が考えられるべき時期なのかもしれません。

 

ある種の美容バブルであった時期は過ぎ、美容医療は今後大きく変わるでしょう。

 

 

 

新型コロナウィルスの影響で,世界中が大変な状況となっております。美容医療なんて言っている場合ではない、そんな時期です。他国の医師仲間の状況を見ると、欧米では多くが休診中です。国際学会のwebセミナーではafter CORONAでどうするべきか、等が論じられています。

しかし一方で、台湾や韓国では診療を継続しているようです。我が国も多くのクリニックは診療を継続しています。平常通りの患者数というところもありますが、激減しているところもあり、経営が大変という話もよく耳にします。

美容だけではなく内科等の一般医療機関も受診患者数が減少し,経営難になっているそうで、飲食だけでなく、人と対面する必要のある仕事は感染症関連以外は全て厳しい状況なのだと痛感します。

当院においては,予約がなかなか取れないという状況ではなくなりましたが、診療は通常通りです。来院希望の方はいつものように御予約下さい。しかし感染予防のため待合室の混雑回避、social distanceや診察毎に清拭消毒など、どうしても予約人数の制限が必要であり、ご不便をおかけしています。

 

さて、美容医療は不要不急でしょうか。もちろん殆どはそうです。ただ、何を基準に不要なのか、不急なのかを論じることは難しいです。個人によって考えは異なります。そして2〜3週ならともかく、長期化してくると話も変わってきます。ですから、同類のものでたとえるのが良いかなと思っています。

視点が変われば価値観や判断も変わりますので、これはあくまで現時点での私個人の意見です。そして美容医療に肯定的な考えを基本としています。否定的考えなら全て一生涯不要になってしまうので、その点はご了承下さい。

 

しみの治療:これは白髪染めと同じと思います。放置しても見た目の問題だけ(紫外線予防は必須です)。気にしないなら白髪染めも不要不急です。一生白髪を染めない、なんていう人からすれば意味のないものです。こんな時期に白髪を染めに行くなんて言語道断、そう考える人もいるでしょう。一方で見た目が気になる、何とかしたいという人もいるでしょう。市販の白髪染めで十分だという人もいれば美容室に行きたいという人もいるでしょう。待てないか、長期でも我慢するか、永久に放置か、個人の考え方次第です。

 

ヒアルロン酸注入:ネイルや睫毛のエクステと同じです。急ぐことはないですし、1年放置でも、あとで何とでもなります。マスクするしstay homeだから人と会わないので今は不要。それで構いません。しかし「いや、外見は重要。ネイルのない指なんて恥ずかしい」、今の時期でもそう思う人もいるでしょう。逆にネイルをしない男性からしたら何を馬鹿なことを、そもそも平時でも「不要」だろうと感じるかもしれません。ただ、不急ではあっても女性にとっては「不要」ではないとは思います。

 

ボトックス治療:床屋と同じです。髪なんてしばらく切らなくても外見以外は困りません。でも切れば元通りすっきり。ボトックスを打たないと眉間の彫ったような縦皺が出てきますが、別に外見以外は困りません。でも治療すればすっきり。長期打たなければシワが深くなります。ただ短期に立て続けに治療する必要があるものでもありません。

 

たるみの機器治療:肩こりや腰痛で整体に通うのと同じ(何に重きを置くかは価値観の差なのでお許し下さい)。止めると悪化しますが、命に関わるものではありません。でも継続しないと,加齢と主に進行し、元には戻せません。「急を要する」治療ではないですが「不急」ではありません。定期的な施術を要します。もちろん、あくまで外見を気にする人に限ります。

 

スキンケア治療:基礎化粧品などと同じです。特に女性にとっては不要ではありません。乾燥を防ぐには必要です。ただ毎週のように念入りに通院するかどうかは微妙です。1〜2ヶ月も間隔が空くと肌の状態が悪くなりますので、治療が必要な人も多いと思います。

 

二重まぶた,隆鼻など手術:さすがにこれはたとえるまでもなく。。。。あとからでも結果は同じです。でも生涯不要、ではないと思います。ただ、メディアで言われるように長いダウンタイムが可能だから美容外科クリニックは大繁盛というのはミスリードで悪意ある記事です。

 

なお、ニキビ治療やケロイド治療は中断すると症状が悪化します。命に関わらない限り医療機関に受診するなというのはロックダウンになった時に考えましょう。現状なら症状悪化を防ぐことを考えて良いと思います。

 

美容医療は生死に関わるものではありませんが、求める人にとっては「不要」ではありません。なにより「美容」そのものが悪いのではありませんし、数ヶ月にわたる「不急」なのかどうか、でしょう。それは個人の価値観に左右されます。

 

そのうえでウィルス感染にとってリスクがあるかどうか、それを防ぐための行動様式に合致しないものは自粛しなくてはならないという考えではないかと思います。

 

なお、

当院では来院時の非接触式機器による検温と様々な感染防御態勢のもと通常通り診療をしています。またマスクとゴーグル着用で診療していますことはご容赦下さい。

 

 

 

 

コロナウィルス感染者拡大の影響で全国的に様々な活動制限がおこなわれており、美容医療も例外ではありません。当院でも先日公開された日本美容外科学会の指針に従っています。学会に属する以上、指針に従うことが責務ですし、今後も指針が変更されれば随時診療内容を変更する可能性があることはご承知ください。

 

具体的には

侵襲的な美容外科手術の延期や低侵襲化;侵襲性の高いものの延期。これらは、あくまで手術に関するものです。但し注入・機器治療など非侵襲の施術でも口腔内など粘膜面からの治療はエアロゾル化して散布のリスクがあるため中止。

 

感染症治療に必要な医療資源(医療物資、輸液、抗生剤、ベンチレーター、医療スタッフ等)の使用を最小限に;さまざまな点滴の中止、抗生剤は外用内服のみ、医療スタッフは半数以下の出勤と休業措置

 

来院頂く患者様には検温の実施

当院スタッフは毎朝の検温、マスクおよび保護メガネの着用。

診察室は患者様入れ替えごとの消毒。予約件数制限による混雑緩和。ドアの開放など通気・換気。

 

厳しい期間が続きますが、上記が当院の対策です。精一杯のことはさせて頂きます。

 

ただ、必要な医療もあります。美容的な施術であっても治療後の経過来院なく悪化した方や、ニキビの急激な増悪、ケロイドの症状悪化、肌ケア中断から皮膚炎の進行なども見られておりますので、お気をつけ下さい。不要不急か否かを考え受診頂ければ幸いです。

 

ウィルスは見えない敵であり、万全にしていても絶対はありませんが、衛生面には気を付けて、また学会の指針を順守して、今後も診療を続けていきたいと思います。

 

 

 

 

新型コロナウィルスCOVID-19の影響で東京は緊急事態宣言が発令されました。

当院は職員数を業務に支障がない最小限度まで減らして(自宅待機を命じ)診療は継続しています。抜糸や処置が必要な患者様はどうかご安心ください。スキンケア系の処置は当面予約制限がありますのでご了承ください。

 

安全対策として、スタッフ全員が保護メガネ、マスク着用をしておりますので、いつもと違った雰囲気です。入り口ドアも開放し、各部屋の窓も必要に応じて開けております。また来院者全員に非接触型体温計による検温を実施しております。

3密を避け、人との接触頻度を減らす、このような態勢で絶対に大丈夫とは言えないかもしれませんが、最大限の配慮をして診療しております。

 

プライベートでは全て家ごはん。外出は犬の散歩と子供のマンションに行くくらいです。一切公共交通機関に乗らず、移動は自家用車か自分の脚。先週は50 kmランニングしました。でもなぜか痩せません。。。。

 

早くこのウィルスの流行が収まりますように。

拙著、「美容皮膚医療ホントのところ」が本日発売となりました。Amazonでは4月1日から販売の予定みたいです。医学専門書です。

詳しくはこちら。ご購入、お待ちしております。

 

結構ふざけた表紙と思われるかもしれません。私自身、出版社からこの案を頂いた時には「専門書なのに大丈夫か?」とちょっと驚きました。ギリシャ神話の神に喩えて、それぞれの著者を紹介するということで、私は編集責任者という事でゼウスとなりました(笑)


結構似てると評判です。

しかし中身は美容医療エキスパートの先生方による渾身の原稿で、各症状ごとに2名が自身の治療方針などを執筆頂き、対談・鼎談を行い討論。論文では書かない、実際はどう考えて治療するのか本音を引き出し討論して頂きました。
かなり白熱し、非常に面白い内容になりました。これをまとめて結論付けるのが私の主たる仕事でした。
8名の先生に執筆頂き、ブログでも紹介されています。

御協力、ありがとうございました。


このような医学書はこの業界を良い方向へ導くために非常に重要だと思っています。雑誌などのメディアは一般への啓蒙もありますがビジネス的側面も強く、やはり医師たるもの、自分の主張はこのような形で残したいと思います。そして少しでも同業者が役に立ったと言ってくれたら、こんなに嬉しい事はありません。