国際学会AMWC Asia2024に参加〜その2〜 | 美容外科開業医の独り言

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学会2日目。この日は2つ講演と座長のお仕事。昨日と異なり、気合を入れて。

朝一番は学会場が厳重な警備体制に。カメラマンも沢山。台湾の新しい副総統が来賓としてスピーチされるのです。

蕭美琴氏。ネイティブな英語スピーチ。調べてみると母親は米国人だそうです。ちょっと話を聞いただけで聡明で意思の強いすごい人だと分かります。こんな政治家が日本にいたらと思わせるような素晴らしい人物でした。ちょっと惚れてしまいました。

 

さて学会本番。機器治療のセッションで座長と講演。座長は私とCarl Cheng。古くからの友人なので息も合い、お気楽でした。私の講演内容は高周波治療を使いこなすというもので、各種高周波の基礎理論を物理的視点から解説、それを臨床にどう活用するかを説明しました。実は高周波に関しては海外も含めて医学的な詳しい解説書籍がなく、レーザーと違って学ぶことが難しいのです。私自身は各社の特許の書類に目を通してやっと理解できたので、できるだけ平易に説明することを心がけました。

英語でこの手の話をするのは医学ではない専門用語が多すぎて大変なのですが、なんとか上手くまとまったかなと思います。

 

その後の質疑応答の時間は全体で15分程度。まあまあ盛り上がりました。

演者みんなで記念撮影。

 

演者の一人、インドのQureshi先生とは初対面だったので、スピーカー用のラウンジで一緒にランチボックスを食べながらdark colored skinの治療について根掘り葉掘り質問して教えてもらいました。発表では聞けない色々な話を伺えるので、こういう時間は大事です。

 

午後はスポンサードセミナーにて講演。Jeisys Medical社のLinearZ(日本名ウルトラセルZi)についてです。つい先日台湾で承認されたばかりのホットな話題でしたので、この機器の使いやすさや多機能、多目的であること、臨床結果について発表しました。

左からEdward Tseng先生、いつもながらミニスカートでキメるShindy Hu先生、私、オーストラリアのSullivan先生(Sullivan先生はキャンデラ社のニードルRFの講演)。

ShindyとSullivan先生とは昨年5月の香港でのキャンデラバーチャルセミナー収録以来の再会でした。

 

これで学会も終了。夕方なので、もう帰国便はなくその日はお泊まり。早朝便で帰国して診療となりました。

早朝便はEVA航空。毎回のお楽しみは機内食で出る鼎泰豊の小籠包。

おすすめです。

 

 

今回の学会でも沢山の友人と再会し、また新しい友人と出会いました。私の宝物であり、この人間関係から得た情報、知識が診療の質向上へとつながり、患者様へ還元されると思います。

 

この学会出発の前日夜、実は講演をもう一つこなしています。国内向けのWebセミナー。冷却痩身機器クールスカルプティングについて。

下島久美子先生、古山登隆先生と。

 

ちょっとハードに働きすぎですが、今週はまた学会です。。。。