低学年の学習・通塾について | ひっそりと灘・開成・筑駒に合格した記録

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息子の中学受験を経て子育てにおいて大切な多くの事を学びました。
これから受験のお子様の受験のお手伝いをさせて頂き、中学受験や子供達を取り囲む環境の変化など知り得たことをお伝えさせて頂ければと思います。
息子は今年東京大学に合格しました。

近況のご報告

 

低学年の親御さんから、

「低学年の学習、通塾について、先取りの是非について」などのご質問をよく頂きます。

 

 

一番多いご質問内容は「先取りの是非」についてですが、

これは「先取り」についての考え方によるのではないかと思います。

 

 

例えば、歴史が大好きで歴史漫画などをを読み漁っているようなお子さんが、高学年になり歴史分野を学習する時には既に知っている事ばかり、ということがあるかと思います。

 

また大人びた女の子が大人顔負けの内容の本を日常的に読んでいて、国語では困らないということもあると思います。

 

 

「興味あるからもっと知りたい」という自らの意欲から学びとる事は、

主体的な学習意欲であり大変素晴らしいことだと思います。

 

その子の興味があるものを追っていけば結果的に当該学年よりも上の対象のものになるということは、

算数でも国語でも、子どもそれぞれにあるのではないかと思います。

 

この場合は、お子さんの興味に合わせてどんどん学びを進めていくと良いと思います。

理解が伴っているのであれば、学年の枠は気にする必要は無いと思います。

 

そしてこのような何か一つの興味から学ぶことへの意欲や楽しさを知ったお子さんは、

やはり高学年になってからも学習を自分のものとして捉えて取り組む事ができるので、

結果的に中学受験においては有利に働くと思います。

 

 

 

 

 

また、低学年から計画的に家庭学習に取り組むことや、通塾についてもご質問を頂いています。

具体的には「低学年からの通塾はかえってマイナスになりますか?」というようなご質問です。

 

私は単なる一保護者ですので統計的な事はお示しできませんが、

決してマイナスになるということはないのと思います。

 

一つには、幼い頃から学ぶことが当たり前にある環境にいることで、

興味があることがみつかる可能性が高くなると思います。

 

低学年の授業はいわゆる受験勉強といった要素は少なく、どの塾でも好奇心を引き出し興味を持てるような授業で構成されています。

通塾も週一回程度では大した負担はないでしょう。

 

マイナスになるとすれば、早くから親が過度な競争意識を持ってしまうことではないでしょうか。

例えば、周りのお友達と比べて評価すること。学習に対する姿勢を強制的すること。

一番の目的が、学ぶことへの好奇心を育むということであれば、やる気をなくすような働きかけはマイナスであることは明らかです。

 

 

幼い子供は自分から環境を選ぶことはできないので、親が与えた環境の中から自らの好むものをみつけて成長していく面も多々あるのではないでしょうか。

 

 

 

 

ありきたりなお話にはなってしまいますが、

結局は「その子にとってどうか・どう捉えるか」という事ではないかと思います。

 

同じ塾に通い同じテキストで学習しても、その効果は異なります。

同じ学習時間でも、苦痛な子もいれば楽しんで取り組む子もいると思います。

 

これは、その時のそのお子さん自身の「捉え方」によるものではないかと思います。

 

今、お子さんがそれ(学習)を求めている状況にあるのかどうか、

「興味を持っているか、学びたい量は適量か、内容が難しすぎないか」など、

適宜お子さんの様子に合わせていくことが何より大切なのだと思います。

 

 

本人の理解や興味が伴っていないまま、問題集の進度だけが上がっても、

どこか基本が抜け落ちたままになりどこかで行き詰まってしまいます。

そこをまた戻って学習するよりも、無理のないペースで積み重ねる方がお子さんの負担が少ないのと思います。

 

 

 

そして、お子さん自身の捉え方が学習に向かない時、

例えば「今はもっと遊びたい」という時には、その気持ちを優先することが大事だとも思います。

 

 

 

最終的に受験が近づくと「どれだけ主体的に受験を捉えているか」ということが非常に大事になってくると思います。

 

もちろんまだ小学生ですので、強い気持ちが継続できる子ばかりではないですが、

与えられたことを素直にやるという事だけでは、乗り越えられない部分が出てきます。

 

 

そこを乗り越えるために必要な力は、自分のこととして捉えているかどうか、

「僕は」「私は」こうしたい、という経験をたくさん積んできたことが最も大切になってくるように思います。

 

 

そのためには、低学年のうちは机上の学習を進めることだけではなく、

様々な経験を積む中で、興味を持つことをみつけたり、自分で何かを真剣に考えたりする時間が最も大切必要だと思います。

 

 

そして大きなエンジンが育っていれば、高学年になって本格的な受験勉強を開始した時には、

例えどこかで躓いても自ら向き合い理解を深めていくことができるはずです。

 

特に難関校志望の場合には、この力はとても大事なことだと思います。

 

 

 

 

具体的に、通塾はいつからがベスト、どの問題集をいつやれば良い、というような答えではなくて肩すかしのようにお感じの方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、今その子にあったものが何なのかということは、

そのお子さんの様子を間近で見ている親御さん以外には判断し難い事だと思います。

 

 

誰かにとって最適な方法が、他の誰かにとって最適とは限らない。

ここが中学受験のみに限らず、子育てにおいて一番難しいところではないでしょうか。

 

 

お子さんは、親御さんが自分のことを想ってくれていることを感じていて、

だからこそ親御さんを信じてその方針についてきてくれているのだと思います。

 

私たち親は、その無垢に信じてくれる気持ちに答えるべく、

それが本当に子供のためになっているかを考え続けながら進んでいくことしかできないのではないかと思います。

 

 

そして、誰よりも我が子の事を思って親御さんが選択した道ならば、どんな道でも「間違い」ということはないと思います。

 

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◎低学年の算数はこれだけやっておけば良いのではないかというぐらい、子供が柔軟に算数の論理を捉えられる一冊です。

息子はこのシリーズが大好きでした。

繰り返しできるようになるまでやるとか、義務的に取り組むのではなく、興味持ったときに好きな量を好きなページだけやるぐらいの感覚で良いと思います。

 

 

 

◎以前はイージーキューブという商品名だったのですが、最新のものはこちらのようです。

コンパクトなサイズで手で動かしながら立体のイメージができるのでお勧めです。

小さいお子さんにも積み木がわりに良いと思います。

 

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◎こちらの時計は本番で息子も使用しました。

針の音もせず、机においても盤面が平らに置けるので受験生にはおすすめです。

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◎大切な受験票を入れるために。濡れ・折れ防止になります。

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◎小さいお子さんがいるご家庭にもお勧め。

リビング学習の際、特に消しゴムのカスが気になると思います。

掃除機より手軽に。

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◎息子が中学受験に向けて勉強していた時期に視力の低下防止と目の疲れを軽減させるさせるために購入しました。

高い買い物ではありましたが、目の疲れが出ないと集中力も持続しやすいですし、

その後大学受験でも使っておりましたので長い目でみると購入してよかったです。

 

 

 

 

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◎学習環境の大切さ

◎歴史のお勧め

◎おすすめ雑学本

 

新生活を快適に(ご紹介)

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