中学受験は算数が重要とよく言われます。
塾でも一番力を入れるべき教科として、学習時間の多くを算数に費やすお子さんも多いのではないでしょうか。
算数を楽しいと思って勉強できるお子さんも入れば、
その楽しさを知る前に、課せられる量をこなしていくことに一生懸命になり、好きになるきっかけを掴めなかったお子さんもいらっしゃるのではないかと思います。
「好きになる」とまではいかなくとも、ほんの少しでも興味を持つことができれば、取り組み方も変わってくるのではないかと思います。
息子が好んで読んでいた算数の本をご紹介致します。
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数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜
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算数好きのお子さんは既に読んでおられる方も多いかもしれません。
ストーリー形式で数の謎を解き明かしていく内容になっているので、読み物として楽しく読み進めることができると思います。
中学受験の算数において必要な考え方が取り上げられているので、こういう考え方もあるのか、とこれまでとは違った角度から算数について考えるきっかけになるのではないかと思います。
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素数ゼミの謎
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フィボナッチ―自然の中にかくれた数を見つけた人
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この二冊は、算数の原理が自然の中に存在していることをわかりやすく書かれている本です。
受験勉強としての算数は、「解法を学び、問題を解く」ということに終始しがちですが、
算数の存在そのもののあり方や存在を知る事によって、算数が無機質な数字の羅列ではないということに気づくきっかけとなる本だと思います。
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その「数式」が信長を殺した (ベスト新書)
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歴史上の出来事に数の概念を絡めた内容で、少し変わった角度から数字について眺めています。
歴史好きのお子さんに向いているかもしれません。
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算数・数学―パズルと手品 (やさしい科学)
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推理、論理パズルの問題が謎解き形式で綴られています。
問題集となると解けなければと構えてしまいがちですが、楽しみながら謎解きができるので読み物としてオススメです。
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鏡の国のアリスの算数パズル (やさしい科学)
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初版はかなり古く、最近は書店ではあまりみかけませんが、
物語にそってパズルのような推理をしていくので本が好きな女のお子さんにも興味を持ってもらえるのではないかと思います。
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シャーロック・ホームズの算数パズル (やさしい科学)
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男のお子さんのには、こちらの方が好まれるかもしれません。
上記にご紹介した本は、必ずしも即効性のあるものではありませんが、
今目の前で勉強していることがどのような意味をもつのか、少し広い視点をもって眺めることができると、興味にもつながりその後の取り組み方も変わってくるのではないかと思います。
ご参考になればと思います。
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