使用した問題集についての問い合わせが多いので、いくつか続けてご紹介します。
ただ、前回のブログにも掲載しましたが、問題集はお子さんによって相性というか好みのようなものがあると思います。
難易度などももちろんそうですが、それ以外にも紙面の構成やフォントなど解きやすい解き難いにまで影響することもあるように感じます。
どうしても使用したい問題集で、大きさや構成が気にいらない場合には、コピーして好みに製本しても良いとは思いますが・・・この先、否応無く過去問の解答用紙のコピーなども大量にすることになりますので、なるべく親子共に負担なく続けられる方法が良いと思います。
算数の続きです。
志望校が決まっている場合、声の教育社から算数のみ25年分の過去問が掲載された問題集が販売されています。
算数のみ出版されている学校は限られていますが、もし志望校のものがあれば解く解かないは別としても手元において問題傾向の流れを見ておくことも参考になるのではないかと思います。
学校ごとにどのような力を持った子に入学してほしいか、入試問題にはその特長が表れていると感じます。
出版社は変わりますが、灘の算数20年分の過去問です。
首都圏の受験生で灘を受験しない場合でも、算数に自信があるお子さんは秋以降灘の問題を取り組んでも力がつくのではないかと思います。
灘の問題はとてもよく練られており、素晴らしい問題が多いです。
そして、その問題と同じような切り口の問題が数年後の首都圏の学校で出題されることもしばしばあるようです。
個人的には、予想問題の的中などにはそう重きをおく必要はないという考えではありますが、洗練された問題の解法については知っておいて損はないと思います。
これらの問題集の使い方は、秋以降のいわゆる過去問演習とは違い、点数など気にする必要派内と思います。
そして過去問演習は、まだ力がついていない早い時期に使ってもあまり効果はないので、直近の10年分は秋以降にとっておいたほうが良いと思います。
夏休みに古いものを解いてモチベーションアップにつなげたり、志望校との距離を感じたり、そのような使い方でも良いと思います。
ちなみに息子の場合ですが、夏休みから入試までで筑駒25年と灘の20年は解きました。
開成は10年分+αぐらいでしょうか・・・
算数については、この過去問演習でかなり実戦力がついたと思います。
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