小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
モンテッソーリ教育を家庭内に取り入れてきて良かったと感じられる点は沢山ありますが、その中でも最も恩恵を受けていると感じるのが「社交的なふるまい」について日々意識する機会を与えていただいている点。
人が人として社会の中で生きていくための礼儀や振る舞いなど、通常であれば日常生活の中で自然と身につけることが出来るようなものですが、それをモンテッソーリ教育では敢えて取り出し練習をします。小4の今でも、まだまだ身につけていかなければならない部分は多く、また中高生になってもこの部分は継続していくことをモンテッソーリ教師養成講座セカンダリーコース(12歳~18歳)でも学習しました。
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現在受講中の乳幼児コース(0歳~3歳)でも、見事にこの部分がしっかりとカリキュラムとして存在し、0歳では表情やしぐさを真似る活動を行ったり、1歳では指示を聞く練習だったり、相手の感情を理解するという活動が用意されています。
その中で母が驚いたのは「物を渡す」という練習。
「とがったものを渡す」という練習は、3歳~6歳の中でも取り入れられていますが、1歳のコースで準備されている活動は「面白そうなものを渡す」という練習。
すでに愛着のあるものは手放すのは難しいので、できれば初見のもの。でも、子どもの興味を引くもの。
以下、簡単な手順です。
じゅうたん、バスケット、子どもの興味を引くアイテム(お手玉、手鏡、空の筆箱等)
対象年齢
1歳~1歳半
提示
①準備したアイテムをバスケットに入れておく。
②じゅうたんを敷き、その上にアイテムをおく。
③大人がアイテムを拾い、裏返したり、逆さにしたり、振ったり、感覚を駆使しながら探求する。
④「次は〇〇ちゃんの番ね」と言いながら、そのアイテムを子どもに渡す。
⑤「〇〇ちゃんも見てみて。終わったらママにちょうだい。」
⑥子どもが返してくれたら「ありがとう、〇〇ちゃん。次はママの番ね。ママが終わったら、〇〇ちゃんに渡すね。」
⑦子どもの興味が続くまで行う。
参考資料:NAMC Montessori Toddlers B, Dale Gausman, 2017, 79頁
今後、公園や児童館など公共の場でもたくさんのお友達と関わっていくであろう子ども達。スムーズなやりとりの練習を、1歳の頃からこんな形で大人と練習する子ども達。
もちろん、楽しむ権利を保障してあげながら、時には待つことも必要だということ。
こんな二つの側面を、日常の中でちょっと意識づけてあげることが、今後モンテッソーリの平和教育へと繋がっていくのかもしれません。
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今朝の1冊は、こちら。
敷居の高いモンテッソーリ教育を、心温まるマンガで紹介してくださるあべようこ先生のこの1冊。
乳幼児コースを受講中の母には、バイブル本です♡
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