もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ -10ページ目

私の防災・その490 個別避難計画


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元々は娘の子育て中の記録として始めたブログですが、現在は主に障害児(者)家族の防災ブログとなってます


「災害時要支援者リスト」「個別避難計画」と言う言葉をご存知でしょうか。


どちらも高齢者や障害児者、医療的ケア児者等の被災生活や避難行動に支援が必要な人の為に作成されるものです。


「災害時要支援者リスト」は災害時に支援が必要な人の情報を行政や自治会(町内会)等で共有して災害時に支援に役立てるためのもの。


「個別避難計画」は災害時や水害など危険が迫って自宅にとどまれなくなった時にどの様に避難を行うか事前に決めておき、要支援者リスト同様情報を共有しておくと言うものです。


いわゆる災害弱者を支援するための仕組みですね。


個別避難計画作成が努力義務となってから四年、実際はどうなっているかと言うと


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250621/k10014840411000.html


ほぼ一割😱

我が家は先天性難病&重度知的障害者のもえもえがいるため東日本大震災の前に災害時要支援者リストに登録しました。

ところがその後一切自治体や自治会(町内会)、消防等の支援する側からは「その時」「誰が」「どの様な形で」支援してくれるのかと言った情報が出されることはなく、実態が全くわからない状況が続いています。

そして、先日我が家含む要支援者リスト登録者宛に個別避難計画を新たに作成して提出してくださいと言う書類が届きました。



今回わかったことですが、要支援者リスト登録の際に避難行動や避難生活で必要とする支援内容などを細かく書いた部分が私たちの住む自治体では「個別避難計画」と見なされていたそうです。

そして、今回新たに作成するよう求めた理由が「国が定める個別避難計画には避難経路の地図が必要だから」だそうです。

そして、その地図を「手描き」で書き込むためのスペースを作るために必要な支援を細かく書いた部分を大幅に削ってありました。

そもそも、個別避難計画とは自力での避難行動に課題がある人が安全に避難するための計画です。

それなのに、自分で避難行動を支援してくれる人を探して避難する場所も避難する方法も考えて記入して提出するってハードルが高すぎるのではないでしょうか。

そして、たかだか避難の地図を手描きで書き込むために本来支援するのに必要な情報を書き込むスペースを削るってどうなんでしょう。

そして地図を手描きさせる意味がわかりません。

絵が苦手な人も多いでしょうし、手描きしたことでかえってわかりにくくなったり、道や方角を間違っていた場合はどうするのか。

地図をプリントして赤線でも引けば良いと思うのですが。

また、浸水被害の事前避難と地震が起きた後の避難では避難経路や避難場所も異なる筈です。

実際、我が家も地震の時は近くの小学校へ、水害の時は少し遠いですが高台にあるもえもえが通う福祉施設に避難させてもらうつもりでいます。
勿論、施設側にも水害の時は頼らせてもらうと了承を得ています。

ちなみに施設は福祉避難所に指定されていますが、あくまでも自治体の要請を受けてから福祉避難所として開設するので、利用者の安全を守るための事前避難や福祉避難所として開設する迄の避難には出来るだけ対応する方針と保護者会でお聞きしました。

我が家のように2つの離れた場所への避難を考えている場合、1枚の手描きの地図に納めるのは難しいと思います。

支援内容と避難のための地図の両方をペラ1枚に無理矢理まとめた物で本当に適切な支援が出来ると思っているのでしょうか。

一応、今回の書類に関して地図や欄に収まらない情報は別紙で出しても良いかと問い合わせたところ、それは問題ないとの回答はいただいています。

本当はこの書類を受け取った時は嬉しかったんです。


以前防災講習会(詳細こちら)上矢印で講師を勤めてくれた市の職員さんに要支援者リスト登録の後何年も放置状態で、更新もされなければ一度もどの様な支援が受けられるのか具体的な内容が知らされていないことをお伝えしました。

障害者や高齢者の状況はちょっと間が開けば必要な支援内容も変わりますし、施設に入居したりして住居も変わっているかもしれませんし、場合によっては亡くなっていることもありえます。

支援に必要な情報は常に新しいものに更新していなければ使えません。

せめて1年に一回は変更点はないかの確認だけでもするべきではとお話ししたのです。

登録した内容が変更された場合はお知らせくださいとは書いて有りますが、状況が変わった時に要支援者リストのことまで思い出すのは難しいと思います。

それを受けての今回の書類かと思ったのですが、蓋を開けてみたら期待していたものとはかけ離れていました。

最初に書きましたが我が家が最初に要支援者リスト登録したのは東日本大震災の前です。

東日本大震災の時にはリストをもとに自治会の役員のおじいさんが訪ねてきてくれましたが、それも地震が起きた翌日だったか翌々日だったか…随分時間が開いてからだったと記憶しています。
「私1人で回ってるから遅くなっちゃったけど、ここのお宅は大丈夫かな?」と聞かれて大丈夫ですと答えたものの、これでは大丈夫じゃなかったとしても頼れないと思ったものです。

また、自分の所属している自治会(町内会)が要支援者リストの情報共有に協力してくれているかどうか、登録する側から問い合わせなければわかりません。

あくまでも「要支援者側からの情報共有に同意します」と言う書類
で、
自治会(支援者)側にはそれを確実に共有して役立てる責任はない
からです。

その後、自治体が要支援者リストの形式を見直すとのことで再登録をすすめる書類が届いて改めて提出したのが平成30年。

そして、その後は今回の個別避難計画の書類が届くまで何のアクションもありませんでした。

更に付け加えるなら先日行われた娘が通う福祉施設の保護者会でこの個別避難計画の書類に水害の時の避難先として施設名を出して大丈夫か確認した際に、個別避難計画や要支援者リストを知っていた保護者は少数派でした。

成人の施設のため高齢の保護者が多いので、自ら情報を取りに行くことが難しいのでしょう。

また、今回の個別避難計画の書類が届いたのは以前要支援者リスト登録していた人だけです。

防災は自助、つまり自ら動く必要があることは承知していますが、自ら知識を得ることも行動することも困難な障害児者や高齢者の場合は支援する自治体側から手を差し伸べなければ動けない人も多いと思います。

足腰が弱くて身近に助けてくれそうな知り合いがいない人は今回の個別避難計画の書類を記入することも出来ないと思います。

行政は障害手帳所持者や高齢者のみの家庭などを把握できる筈です。

せめてその人達に要支援者リスト登録の呼び掛けをして、自力での作成が困難な人には手助けをして欲しいと願うのは欲張りでしょうか。

今回問い合わせた時電話対応してくださった方も申し訳なさそうに「やはり自助が基本となりますので、この書類を作成することで今一度ご自身の備えを見直していただくと言うことが大切かと」とおっしゃっていましたが、それが出来る人ばかりではないと思うのです。

要支援者リストも個別避難計画も作って終わりではなくていざと言う時に役立つものに常にアップデートしながら管理するものだと思います。

個別避難計画を作成していない自治体が多い中で要支援者リスト&個別避難計画を作成しているだけでもましな方だとは思いますが、これでは本当に災害が起きた時に作っておいて良かったねとはならない気がします。

「誰も取り残さない防災」などと言うは易し行うは難し。

災害弱者は自分で自分を守れないから災害弱者なのです。

もう少し踏み込んで寄り添った防災を国や行政にはお願いしたいのが本音です。



非常時の備えしてくださいね!

特に災害弱者と呼ばれる方ほど備えは必要です。


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暑かったけど圧巻の花火大会!


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昨晩は無事に花火大会を屋上から堪能いたしました🎆😄🎇


昨年は所用で出掛けていて観られなかったので、久々の花火大会にもえもえには少々刺激が強かったようで、興奮状態になっちゃいました。

興奮状態でジタバタしながらも目は大輪の花火に釘付けなのが可愛かったです←親バカ

屋上から観られるのでもえもえが大声あげようがジタバタしようが、突然の「トイレ!」にも慌てずに済みます。

一年に一度のこの日の為だけでも屋上を作ったメリットは大きかったなと改めて思いました。

もえもえの夕食は早めに済ませて私と旦那は花火を楽しみながらのんびりと食べました。

メインは花火ですから目は花火に向けつつ手で持って食べられる物が良いので、お握り🍙と非常食の焼き鳥缶詰&唐揚げ缶詰と家庭菜園のミニトマトと冷蔵庫に残っていた胡瓜(一口大にカット)を竹串に刺して簡単MIX焼き鳥串にしてみました。

会場付近の屋台であれこれ買ってくることも考えたのですが、暑いし、ちょうど賞味期限が近い缶詰類があったこともあって試してみたのですが、思っていたより良い感じでした。

プラカップを使って椅子のコップホルダーに入れられるようにしたのもあって食べやすく、食べた後の串の始末にも困りませんでした爆笑グッ

何より安上がりですしねてへぺろ

私の腕が悪いので花火の魅力が半減以下ですが花火の写真載せておきます。





今の家を建ててから20年近くなりますが、花火は年々色鮮やかに色数も豊富になってきています。

例えるなら最初の頃は豆電球を使っていたのがLEDに変わった位光の強さも鮮やかさも変わったと思います。

演出も工夫されてますし、日本の花火職人さんの腕はすごいですね。

コロナの頃はこの様な盛大な花火大会を開くことも出来ず大変な思いをなさったと思いますが、その間も技術を磨き続けてこられたのだろうと思うと頭が下がる思いがします。

これからも毎年花火が楽しめる日本であって欲しいですね。


非常時の備えしてくださいね!

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私の防災・番外編 台風一過の花火大会!暑さ対策はしっかりと!


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関東に接近していた台風9号は夜の間に海上を通過し、既に私達の住む辺りは晴れてます。


雨の少ない東北地方にはもう少し雨を降らせてくれても…と思いもしますが、とりあえず被害がなかったことは良かったと思います。


そして、台風一過と喜びたいところですが


全然涼しくなってない❗


むしろ湿度が高くて嫌なタイプの猛暑🥵


そんな中、本日開催予定されていた花火大会は海岸付近の大会は延期や中止するようですが私達の住む辺りの
花火大会は無事に開催が決まりました🎆


我が家の屋上は花火大会を観るのにとても良い場所なので場所取りなどには無縁なのがありがたいところです。

車を受け取りに行った(カーエアコン直りました😄)ついでに会場付近を様子見してきた旦那情報によると開催が決まったことを受けてこの蒸し暑い中でも場所取りは始まっているようです。

暑いですから、その場に居座っての場所取りではなくシートを広げて場所をキープしておこうとしていた人が大半のようです。

ただ、早々に場所取りを頑張っている方には気の毒ですが、事前場所取り禁止なのでおそらく開催時間までに何度かパトロールが来てシートは全て撤去されるはず。

花火大会によってルールは異なりますので場所取りは大会ホームページ等で確認してからなさった方が良いと思います。

居座っての場所取りも花火が良く見える場所=日当たり抜群なので、熱中症まっしぐらとなりますのでやめておいた方が良いでしょう。

台風一過で涼風が吹く中での花火鑑賞となれば最高だったのですが、この暑さは少々予想外。

良い場所をキープしても熱中症になってしまっては綺麗な花火を楽しむどころじゃありませんし、混雑の中で体調を崩しては搬送してもらうのも困難だと思われます。

花火が始まってからも夜の屋外とはいえ暑さは残りますのでどうぞ暑さ対策は万全にお出掛けください。

  • モバイルファン
  • クールタオル
  • クールネックリング
  • 保冷剤や叩けば冷える瞬間冷却剤
  • 冷却ウェットタオル
  • 冷たい飲み物
  • アイススラリー等

そうそう、花火大会会場付近は通信状態がとても悪くなります。

電話もメールもLINE等のSNSもほぼ繋がらないと思っていた方が良いでしょう。

はぐれた時に落ち合う場所を細かく決めておかないと連絡を取ろうとしても取れませんので、特にお子さんと一緒に花火を見に行く方はご注意ください。

出来る限りの対策をして、元気に綺麗な花火の思い出だけをお持ち帰りくださいね❗


非常時の備えしてくださいね!

特に災害弱者と呼ばれる方ほど備えは必要です。


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