フランスでは夫婦間のときめきとスキンシップはとても大切です。
もちろん、結婚生活が長くなっていくと、空気みたいになっていく感じはないでもないですが、60代の義両親を見ていても、喧嘩していても、お休み前のビズなどは欠かしませんし、義父からの義母へのちょっとしたプレゼントなど、相手を思う気持ちが変わっていないことを伝えることに労力を惜しまないように感じています。
もちろん、国籍よりも個人差の方が多いと思うので、フランス人だから、日本人だからというカテゴリー分けはできませんが、小さい頃から、言葉やビズなどで愛を分かち合う両親を見て育った人は、愛する妻や夫に、好きという気もちを伝えることがナチュラルにできているように思うのです。
こちらの記事で書きましたが、離婚が当たり前でなかった戦前生まれの世代の方にとっては、スキンシップや愛の言葉を交わすことがなくても、それでもなんとか夫婦の形を保ち、家族愛という絆で添い遂げられているのだと思いますが、戦後生まれの我々の世代も、そのような親世代に育てられてきているので、結婚して家族になってから、特に子供が生まれてからのカップルとしてのセクシュアリティを軽んじる傾向があるように思えます。
セクシュアリティと言っても、この場合は広義の意味で、日常の軽いスキンシップなどを含んだ、お互いを大切に思っていることを言葉や態度で示して、愛を確認し合う習慣みたいなことです。
真面目と称される日本人に、意外と不倫やダブル不倫をされている方が多いのも、家族となったカップルに甘い時間が少ないということが関係しているのかもしれません。
子供が生まれて父と母になったとしても、男性として女性として見られることがなくなると、誰でも寂しさが募ってくるものだと思います。
その心の隙間を埋めるために、家庭の外に何かぬくもりのようなものを探してしまうのかもしれませんね。
心と体のセクシュアリティの大切さ|ミカリュス @Miccalus|note(ノート) https://t.co/LKXgSeaiyc
— Miccalus Vulgaris (@Miccalus) 2018年3月14日
なんだか日本は、結婚を愛の延長ではなく、安定や世間体のため、子供を産むため、親を安心させるため、嫌な仕事をやめるため、老後のため、など、いろいろなしがらみや迷いや諦めの中ですることもあるような気がします。
もちろん、世代によっても違うし、地方都市と東京などの大都会でも考え方や家族のあり方には違いはあるでしょう。
フランスでは、純粋に好きだから一緒にいたくて同居を始めるのですが、結婚という形をとるかとらないかはまた別の話で、結婚しないまま子供を3人も4人も一緒に育てているカップルもたくさんいます。
フランスもパリと地方都市では多少の違いはあるかもしれませんが、少なくとも、パリのカップルは結婚という契約を結んでいない人がすごく多いです。
それに、結婚であっても、同居であっても、二人の間に愛がなくなれば友達に戻るというのが普通です。
仮面夫婦とかないです。
仮面になる前に別れちゃいますから。
フランスと日本、どちらがいいという問題ではないのですが、外で誰かを探さないといけない結婚生活は、ちょっと寂しいなって思うのですがいかがでしょうか。
実際は外で不倫などをしている人は少数だとは思いますが、女同士で温泉に行ったりランチを食べたり、夫といるよりも女友達と一緒の方が楽しいっている人も多そうですよね。
でもきっとそうは言っても本当は、日本女性も愛のある暮らしを求めていると思うのです。
婚活中の方は、結婚相手にいろいろ希望はあるとは思いますが、年収や職業よりも、大好きと思える人で、自分のことを大切にしてくれる人と結婚されるのが一番ではないかなと思うのです。
ここまで書いていて思ったのですが、20代前半までの方は別として(たぶん)、日本では目標が結婚で、そのために恋愛をするという感じもするのですが、フランスでは、恋愛があって、その延長上に結婚がある(またはしないで一生同居)という形なので、順番が違うのですよね。
少なくともフランスと日本では、恋愛の動機に結婚という文字があるかないかの違いを感じます。
サルコジ元大統領夫人だったセシリアさんみたいに、たとえ夫が大統領になっても、愛がなくなれば、他の男性と駆け落ちしちゃうようなお国柄ですので、フランス人はやっぱり条件より愛があるかどうかで相手を選ぶ人が多いのかもしれません。
女性も仕事を持っていて経済力があるっていうのも、愛に生きる理由のひとつなのかもしれませんね。
我が家のスーパー主夫が作った天ぷらです。
息子は本物の日本食がいつでも食べれるから、パリのエセ日本食は食べたくないと言っているのに、良かれと思って作ってくれたエセ天麩羅です。
うそうそ、美味しかったです。
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