女性が一番幸福な年齢とは | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

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辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。

私は、この本をまだ読んだことがないのですが、小林麻耶さんのブログによると、この本の冒頭に、フランスでは

 

 

 

◆ 現代の「年寄り」とは90歳のことであって、70歳でも、ましてや60歳でもない

 

 

◆少なくとも私が生まれた国フランスでは、女性がいちばん幸福なのは65歳から70歳だと言われている

 

 

ということが書かれているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

本を読んでいないので、本の他の内容はわかりませんが、上記2点は、あながち大げさというわけではないと思います。

 

 

 

フランスに住み始めて驚いたのは、テレビなどで40歳の女性は『jeune femme(若い女性)』と紹介されていることでした。

 

 

日本人の感覚だと、若い女性というと、20代の女性を想像するのではないでしょうか。

 

40歳になったら大人の女性という表現になると思います。

 

 

 

フランスでは、実際の年齢ではなく、見た目の年齢で判断されることが多く、50歳で若々しいと美魔女と魔女扱いされる日本と違って、実際の年齢よりもその女性が今、どれだけ輝いているか、ハツラツとしているか、幸せそうにしているかという『今、ココにある』魅力を重んじる傾向があると感じています。

 

 

 

日本で暮らしている20代の女性の方は、40歳で独身というと、もう結婚できないかもしれないとか、恋愛は難しいと思っていらっしゃる方がいるかもしれませんが、フランスでは40代の女性が一番モテます。

 

 

美しい40歳の女性なら、20代の青年から憧れられ、同年代の男性からは求婚され、もっと年上の男性からは、大切に娘のように扱ってもらえるでしょう。

 

 

 

美しいと表現しましたが、それは顔の造形が美人がどうかという意味ではなく、その女性が輝いているかどうか、その輝きが表情や立ち振る舞いに表れているかどうかが、フランスでは大切なのです。

 

 

 

日本女性が望む毛穴の全く見えないシミやソバカスひとつない陶器のような肌は、人形のように美しくはありますが、だからと言って恋に落ちる条件にはなりません。

 

 

 

笑い皺があっても、頰にソバカスがいっぱいあっても、笑顔でハツラツと人生を謳歌している女性には、あらゆる年代の人を惹きつける魅力があります。

 

 

 

 

 

 

そしてもちろん、40歳ならではの人生経験と知性を持って、相手を見抜く目があることが条件です。

 

 

20代の女性ではなく40代の女性を選ぶ男性が求めているのは、その人生経験と包容力だったりしますので、40歳になったら可愛いだけじゃダメなのです。

 

 

すごく歳の離れたおじいさんと結婚されるのなら、可愛いだけの40歳でもアリかもしれませんが、おじいさんが亡くなった後は、異国の地で一人で生きていかねばなりません。

 

 

ここフランスで、おじいさんに頼りきりだった日本女性で、おじいさんが亡くなった後、日本に帰って行ったという噂も何度か聞いております。

 

 

資産家のお嬢さんで、自分が50歳を過ぎてから日本に帰っても住む家や、最期のときまで生活していける資産がある方はそれでもいいのかもしれませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では、いまだに、何も知らない深窓のお嬢さんが、結婚相手として好まれる風潮があるのかもしれませんが、年齢なりの経験を経て、酸いも甘いも受け入れて培ってきた包容力や、何があっても彼女となら乗り越えていけそうな芯の強さを、こちらの男性は求めています。

 

 

 

20代でフランスに留学していた女友達がよくぼやいていました。

 

いいなって思ったフランス人の男性が夢中になってるのは、40歳くらいの女性で、自分がどんなアプローチしても友達止まりで、恋してもらえないと。

 

 

 

 

もちろん、若い日仏カップルがあちこちで誕生していて、同年代の国際結婚が多いのは事実ですが、結婚まで行くカップルは、年齢に関わらず、女の子がとてもしっかりしていて、頼れる存在であることが多いのです。

 

 

 

 

 

 

 

この本の冒頭にあります

 

 

◆ 現代の「年寄り」とは90歳のことであって、70歳でも、ましてや60歳でもない

 

 

◆少なくとも私が生まれた国フランスでは、女性がいちばん幸福なのは65歳から70歳だと言われている

 

 

についてですが、

 

 

 

これは私なりの見解ですが、フランス女性のほとんどがキャリアを持って定年までしっかり働いているという理由があると思います。

 

 

フランス女性は65歳くらいまで仕事をしてきて、定年後は、故郷の田舎に帰って今までやりたかった田園暮らしを始めたり、趣味に没頭したり、第二の人生を始める人が多いのです。

 

 

独身でもダブルインカムでも、しっかり働いてきた彼女たちは、それなりの資産も築いてきているので、生活に余裕があり、その頃には子供たちも独立して生計を営んでいることが多いので、趣味やボランティア活動に没頭したり、経済的な心配をせず好きなことをして暮らすことができるということもあると思います。

 

 

フランス人というとラテン体質で先のことを考えないでその日暮らしをしている人が多いイメージがあるかもしれませんが、フランス人の貯蓄率はかなりのもので、投資用の不動産や安定した利回りの出る保険など、中流の家庭でも確実にお金を貯めている人が多いです。

 

 

社会保険も充実しておりますので、フランス人の老後の暮らしは、若い頃からきちんと計画立てて資産を形成してきた人にとっては、健康でさえあれば薔薇色と言えるかもしれません。

 


 

Amazon.co.jp: フランス人の40歳からの生きる姿勢 単行本 – 2016/1/24

ミレイユ・ジュリアーノ(著), 倉田真木 (翻訳)

 

 

 

 

 

 

いずれにせよ、今現在、何歳であっても、これからのあなたの人生の中で『今が一番若い』のです。

 

 

今、40歳の人は、30歳になったときのことを思い出してみてください。

 

今、50歳の人は、40歳になったときのことを、60歳の人は50歳になったときの気持ちを思い出してみてください。

 

 

 

もう30歳になっちゃったとか40歳になっちゃったって思いませんでしたか?

 

 

でも、10年後の今から振り返ってみると、10年前の自分は今よりずっと若かったのです。

 

 

もっといろんなことにチャレンジできたし、何かを始めるのに歳を取り過ぎていたわけではなかったのです。

 

 

 

 

今度は、今から10年後の自分になって、今を振り返ってみてください。

 

 

 

今、50歳のあなたは、60歳のあなたから見るとまだまだ若くて何でもできるように見えませんか?

 

 

 

そう思うと、今、一瞬一瞬を大切にせずに暮らすのがどんなにもったいないことがわかると思います。

 

 

 

 

 

 

これからの人生で一番若い『今』をしっかり慈しんで、今あるもの感謝しながら、毎日の暮らしを丁寧に、そして前向きに、優しい気持ちで過ごしていきましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

幸せな60代のフランスマダムの義母と一緒に、ブルターニュの別荘のサロンから見た夕焼けです。

 

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雲の動きがまるで、大空を飛び交う鳥のようで、二人で一緒に見とれてしまいました。

 

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