家族の「気」というものは、おへその下の「丹田」(たんでん)を通して一本でつながっているそうです。
私のように高齢の両親と1万キロも離れて暮らしていると、いざという時にすぐに駆けつけてあげれない負い目もあり、数日、メールやスカイプなどで連絡がないと、どうしているんだろうととても心配になります。
もちろん、我が子のことになると、居ても立っても居られなくなり、連絡が取れるまで何も手につかなくなったりします。
家族が健康に暮らしているときでもこんな気持ちになるのに、もし大切なご家族が病気や人間関係の悩みなどで苦しんでいるとしたら、自分だけ、何不自由なく暮らしていることに罪悪感を感じてしまって、自分自身の幸せにOKを出せなくなってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に母・娘の関係は複雑になりがちで、時には親友であり、時には無意識のレベルでライバル関係でもあったりして、お母さんが幸せそうでないと娘の私も幸せになってはいけないような、そんな呪縛にかかってしまっている人も少なくないと思います。
またお子さんのことになると、もう心配で心配でという気持ちになって、「今抱えている問題 」が解決しない限りは、お母さん自身がどよ〜んと暗い気持ちになってしまいますよね。
でもね。
「こころの世界」で見ると、家族はみんなで魂を学び合うグループなのだそうです。
なので、ひとりの「気」がつまればその影響を受けてみんなつまってしまい、誰かひとりが良くなれば、みんなも次々とつまりがとれていくそうです。
私と母の関係で言えば、母は旅行やお出かけやショッピングが大好きで、よくお友達と出かけているのですが、帰ってくると「あー疲れた、気を使って大変だった。」とか言うんですよね。
でも、顔が生き生きしてるんです。
母からすると、私が小さい頃からおうち大好きで、友人ともあまり出かけないので、自分だけが楽しんでいることに多少の罪悪感があったのかもしれません。
でも、私は、母がお出かけして機嫌がいい方が嬉しかったんです。
母は、私が、大人になって家を出てからも、よくお友達と温泉旅行に行ったりしていたのですが、なぜか私に内緒にしておきたいみたいで、偶然、電話していなくて父から旅行に行っていることを聞いたりすると後で言い訳の電話がかかってきたり。(笑)
きっとストイックに頑張る真面目タイプの娘が怖かったんでしょうね。
そんな私もパリで暮らし始めてから、少しずつゆるんでいって、自分が幸せを感じることにOKを出せるようになりました。
私が幸せでいることで、遠くで暮らしている家族に『幸せの波動』が伝わって、家族みんなが遠慮することなく自分の幸せにOKを出せるようになるんだってことがわかってきたのです。
これはもちろん一緒に暮らしている家族なら尚更で、家族の誰かが何かの問題に直面しているときは、どうしてもそのことが頭から離れなくなり、頭の中が堂々めぐりになりがちですが、少しの時間でもやりくりして、自分を労わってあげたり喜ばせてあげることってとても大切なことのようです。
そのとき感じたほっとする気持ちや、嬉しいな、幸せだなっていう気持ちが、見えないエネルギーとなって、大切な家族の誰かが抱えていた痛みやトラブルが、その瞬間になくなってしまったり、気づきのキッカケになったりするのです。
田宮陽子さんのこちらのブログに小林正観さんのお話が出てきます。
(以下、リブログさせていただいた記事からの抜粋です。)
家族というのは、
離れていても…
細胞レベルの見えないエネルギーが
とても濃くつながっているですよ。
家族の中の誰かひとりが
幸せを、強く強く感じることで、
見えない“幸せエネルギー”が伝達して…
他の家族の方が
抱えていた痛みやトラブルが
その瞬間に、なくなってしまうこともある。
だから、まず
あなたご自身が幸せになることが
とても大切なんですよ。
夫が会社帰りに買ってきてくれたシクラメンの鉢植え。
もう2ヶ月以上、何度も花を咲かせてくれています。
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